13 / 16
まてまてまて
しおりを挟む
それから1週間、大学にいる間は宝生が側におりバイトで勤務している間は宝生と宝生の彼氏が近辺で周囲を見張るという生活を送った。
ちなみに家までは3人で仲良く帰りました。
2人の貴重な時間を取ってしまって申し訳ないという思いで、2人にちょこちょこお礼を渡していたが、あんなお礼と称したお菓子で満足したのか謎だ。
肝心な真宮はというと、大学には現れていないがバイト先には訪れていたようで入店する前に毎回2人が止めてくれていたのだとか。
「………俺のせいですまん」
目の前で疲れ果てている宝生に頭を下げる。
宝生も自分の生活がある上でやってくれてるんだもんな。
後で栄養がつく何か買ってきてやろう。
「孝介が謝ることはないさ。ただ、思った以上に真宮がしつこくてな……。異なる話をいくら振っても孝介のことをやたらと聞いてくるし、俺たちを振り切ってでも店の中に入ろうとするし、何なのだ一体」
そうまでして俺に会いに来てくれるなんて、まさか本当に俺のこと好きだったりするのか。
いやいやいや、待て待て。
すぐに信用するのは良くないよな。
まだ経過を見ている段階だし。
だけど、いつまでもこんなことしていたら宝生にも宝生の彼氏にも悪いからどうにかしないとまずいよな。
そう思っていたとき、宝生の携帯に宝生の携帯から連絡が入った。
「ついに本性出しやがったぜ、真宮の奴」
と。
俺が動く前にまさか、真宮が動き出すとは。
ちなみに家までは3人で仲良く帰りました。
2人の貴重な時間を取ってしまって申し訳ないという思いで、2人にちょこちょこお礼を渡していたが、あんなお礼と称したお菓子で満足したのか謎だ。
肝心な真宮はというと、大学には現れていないがバイト先には訪れていたようで入店する前に毎回2人が止めてくれていたのだとか。
「………俺のせいですまん」
目の前で疲れ果てている宝生に頭を下げる。
宝生も自分の生活がある上でやってくれてるんだもんな。
後で栄養がつく何か買ってきてやろう。
「孝介が謝ることはないさ。ただ、思った以上に真宮がしつこくてな……。異なる話をいくら振っても孝介のことをやたらと聞いてくるし、俺たちを振り切ってでも店の中に入ろうとするし、何なのだ一体」
そうまでして俺に会いに来てくれるなんて、まさか本当に俺のこと好きだったりするのか。
いやいやいや、待て待て。
すぐに信用するのは良くないよな。
まだ経過を見ている段階だし。
だけど、いつまでもこんなことしていたら宝生にも宝生の彼氏にも悪いからどうにかしないとまずいよな。
そう思っていたとき、宝生の携帯に宝生の携帯から連絡が入った。
「ついに本性出しやがったぜ、真宮の奴」
と。
俺が動く前にまさか、真宮が動き出すとは。
16
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。

罰ゲームって楽しいね♪
あああ
BL
「好きだ…付き合ってくれ。」
おれ七海 直也(ななみ なおや)は
告白された。
クールでかっこいいと言われている
鈴木 海(すずき かい)に、告白、
さ、れ、た。さ、れ、た!のだ。
なのにブスッと不機嫌な顔をしておれの
告白の答えを待つ…。
おれは、わかっていた────これは
罰ゲームだ。
きっと罰ゲームで『男に告白しろ』
とでも言われたのだろう…。
いいよ、なら──楽しんでやろう!!
てめぇの嫌そうなゴミを見ている顔が
こっちは好みなんだよ!どーだ、キモイだろ!
ひょんなことで海とつき合ったおれ…。
だが、それが…とんでもないことになる。
────あぁ、罰ゲームって楽しいね♪
この作品はpixivにも記載されています。
シロツメクサの指輪
川崎葵
BL
「おおきくなったら、ぼくとけっこんしてくれる?」
男も女も意識したことないぐらいの幼い頃の約束。
大きくなるにつれその約束を忘れ、俺たちは疎遠になった。
しかし、大人になり、ある時偶然再会を果たす。
止まっていた俺たちの時間が動き出した。


憧れていた天然色
きりか
BL
母という名ばかりの女と、継父に虐げられていた、オメガの僕。ある日、新しい女のもとに継父が出ていき、火災で母を亡くしたところ、憧れの色を纏っていたアルファの同情心を煽り…。
オメガバースですが、活かしきれていなくて申し訳ないです。

火傷の跡と見えない孤独
リコ井
BL
顔に火傷の跡があるユナは人目を避けて、山奥でひとり暮らしていた。ある日、崖下で遭難者のヤナギを見つける。ヤナギは怪我のショックで一時的に目が見なくなっていた。ユナはヤナギを献身的に看病するが、二人の距離が近づくにつれ、もしヤナギが目が見えるようになり顔の火傷の跡を忌み嫌われたらどうしようとユナは怯えていた。

とある冒険者達の話
灯倉日鈴(合歓鈴)
BL
平凡な魔法使いのハーシュと、美形天才剣士のサンフォードは幼馴染。
ある日、ハーシュは冒険者パーティから追放されることになって……。
ほのぼの執着な短いお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる