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パーティーのような会場の中心には英雄である二人が並び立っていた。
その周辺には人集りができており、とても近づけるような状況にない。
私はそのことにホッとしつつ、二人に見つかる前に今度こそ逃げようと試みるもマナ王子に捕まりそれも叶わず。
「王子……私のことは置いておいてご挨拶に向かわれた方がよろしいのでは」
「ひとりじゃ不安なんで一緒に来てください」
「いえ、それは」
と何度も断ろうとしたとき、視界の左側に勢いよくこちらに向かって来る人が見えた。
誰かは分からないが、マナ王子をとりあえず背後に追いやった。
「………え? いきなりどうしたんですか?」
「マナ王子はこういった場は初めてですか?」
「はい……そうですが」
「では、今後のためにも覚えておいてください。こういった場所で不自然な動きをしている方がいたら警戒してください。何を企んでいるか分かりませんから」
その周辺には人集りができており、とても近づけるような状況にない。
私はそのことにホッとしつつ、二人に見つかる前に今度こそ逃げようと試みるもマナ王子に捕まりそれも叶わず。
「王子……私のことは置いておいてご挨拶に向かわれた方がよろしいのでは」
「ひとりじゃ不安なんで一緒に来てください」
「いえ、それは」
と何度も断ろうとしたとき、視界の左側に勢いよくこちらに向かって来る人が見えた。
誰かは分からないが、マナ王子をとりあえず背後に追いやった。
「………え? いきなりどうしたんですか?」
「マナ王子はこういった場は初めてですか?」
「はい……そうですが」
「では、今後のためにも覚えておいてください。こういった場所で不自然な動きをしている方がいたら警戒してください。何を企んでいるか分かりませんから」
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