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目を輝かせながら二人のいる方向を見つめる青年に、私も喜びを感じる。
昔の二人はこんな純粋な憧れを向ける人々ばかりではなかったから。
「君もあんな風に英雄になりたいのか?」
「はい!あの二人みたいに格好よくて強くなりたいです!でも、俺、体力ないし、優れた力も何もなくて……」
昔のアレットも似たようなことを言っていた。
自分は男ではないから、体力は少ないし、王女ではあるけれど、特別な力は何もないのだと。
けれど、こうして力を手に入れることが出来たのだ。
「諦めなければ君にだって可能性はあるさ。少し頑張ってみる価値はあると思うぞ」
ポンッと肩に手を置くと、青年は晴れやかに微笑んだ。
「ありがとうございます!頑張ってみようと思います!」
そうこうしている間に、二人はこの国の置くにある城へと向かったようだ。
きっと、国王様へ今までの功績を報告しに行ったのだろう。
……とそのときは呑気に思っていた。
「そうだ、お姉さん。少しお時間よろしいですか?」
「何だ?」
「俺が英雄になる為の第一歩として、少しだけお力を貸していただけませんか?」
昔の二人はこんな純粋な憧れを向ける人々ばかりではなかったから。
「君もあんな風に英雄になりたいのか?」
「はい!あの二人みたいに格好よくて強くなりたいです!でも、俺、体力ないし、優れた力も何もなくて……」
昔のアレットも似たようなことを言っていた。
自分は男ではないから、体力は少ないし、王女ではあるけれど、特別な力は何もないのだと。
けれど、こうして力を手に入れることが出来たのだ。
「諦めなければ君にだって可能性はあるさ。少し頑張ってみる価値はあると思うぞ」
ポンッと肩に手を置くと、青年は晴れやかに微笑んだ。
「ありがとうございます!頑張ってみようと思います!」
そうこうしている間に、二人はこの国の置くにある城へと向かったようだ。
きっと、国王様へ今までの功績を報告しに行ったのだろう。
……とそのときは呑気に思っていた。
「そうだ、お姉さん。少しお時間よろしいですか?」
「何だ?」
「俺が英雄になる為の第一歩として、少しだけお力を貸していただけませんか?」
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