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新たな風
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「うん、おにいさんといっしょにひながんばる!
またおにいちゃんとおはなしせたいし、あたまなでなでしてもらいたい!」
本人不在の中で扉の奥の二人がオレと仲良くなる為に頑張ろうって話をしている。
何て喜ばしい話なんだ。
想像の風景でしかないけど、絶対直視出来ないほど綺麗な光景だと思う。
これを境に二人が苦手なもの(オレ)を克服していきながら愛を深めるんだよな。
それを思うと複雑な部分もあるけど、それを上回る喜びもある。
それに宮永の苦手なものがオレのような男だったとしても、結果的に克服するために役立てられるなら充分だ。
「おう、その勢いでやっていこうぜ。今日のところは挨拶だけにしておくが、定期的に来るつもりだ。そのときに課題を取り込んで貰う。その課題をこなす事に出来ることを増やして行くぞ」
「うん!」
その会話を聞いた後、オレは床を這いつくばりながら扉から離れた。
宮永に話を聞いていた、とかバレたら折角日夏の為に来てくれたのにオレのせいで来てくれなくなりそうだ。
それに苦手な男が更に嫌いになりそうだ。
にしても、男が苦手って大変だよな。
女性が苦手なら男子校に行けば良いけど、同性を苦手な場合、逃げようもないもんな。
女子校に行くわけにいかないし。
通信教育という手段もあるけど、宮永はそれを選ばなかったんだな。
オレだったらどうするんだろう。
オレのような男が苦手…。
確実に峯岸は恐怖の対象になること間違えなし。
杉本は大丈夫な気がする。
宮永は…絶対に大丈夫そう。
見た目的な問題とオレの気持ち的問題で大丈夫だろ。
でも、宮永はどうか分からないけれど、日夏と幸輝がいたら、苦手だったとしても平静を装って過ごしていたかもしれないな。
二人に情けない姿を見られたくないし。
あぁ、これは別に宮永が情けない姿を晒してるとかでは間違ってもないからな!
宮永はいつも宗方の隣で凛とした姿で居るからってオレ誰に弁解してるんだろうか。
「玖蕗栖、今日はこれで帰るな」
「お、おう!気を付けて帰れよ」
気づけば玄関で既に靴を履いていた宮永の姿が。
いつの間にそこに居たんだ。
またおにいちゃんとおはなしせたいし、あたまなでなでしてもらいたい!」
本人不在の中で扉の奥の二人がオレと仲良くなる為に頑張ろうって話をしている。
何て喜ばしい話なんだ。
想像の風景でしかないけど、絶対直視出来ないほど綺麗な光景だと思う。
これを境に二人が苦手なもの(オレ)を克服していきながら愛を深めるんだよな。
それを思うと複雑な部分もあるけど、それを上回る喜びもある。
それに宮永の苦手なものがオレのような男だったとしても、結果的に克服するために役立てられるなら充分だ。
「おう、その勢いでやっていこうぜ。今日のところは挨拶だけにしておくが、定期的に来るつもりだ。そのときに課題を取り込んで貰う。その課題をこなす事に出来ることを増やして行くぞ」
「うん!」
その会話を聞いた後、オレは床を這いつくばりながら扉から離れた。
宮永に話を聞いていた、とかバレたら折角日夏の為に来てくれたのにオレのせいで来てくれなくなりそうだ。
それに苦手な男が更に嫌いになりそうだ。
にしても、男が苦手って大変だよな。
女性が苦手なら男子校に行けば良いけど、同性を苦手な場合、逃げようもないもんな。
女子校に行くわけにいかないし。
通信教育という手段もあるけど、宮永はそれを選ばなかったんだな。
オレだったらどうするんだろう。
オレのような男が苦手…。
確実に峯岸は恐怖の対象になること間違えなし。
杉本は大丈夫な気がする。
宮永は…絶対に大丈夫そう。
見た目的な問題とオレの気持ち的問題で大丈夫だろ。
でも、宮永はどうか分からないけれど、日夏と幸輝がいたら、苦手だったとしても平静を装って過ごしていたかもしれないな。
二人に情けない姿を見られたくないし。
あぁ、これは別に宮永が情けない姿を晒してるとかでは間違ってもないからな!
宮永はいつも宗方の隣で凛とした姿で居るからってオレ誰に弁解してるんだろうか。
「玖蕗栖、今日はこれで帰るな」
「お、おう!気を付けて帰れよ」
気づけば玄関で既に靴を履いていた宮永の姿が。
いつの間にそこに居たんだ。
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