83 / 138
83
しおりを挟む
まぁ、特にこれに関しては何も言わなくてもいいか。
それよりも外見が幼くなったからとか関係なく俺のこと分かっていなさそうなセヴランの反応に俺はどこかホッとしつつ、返答に答えることにした。
「ううん、閉じ込められたんだ。知らない人たちに」
事実だし。
あの人たちのこと知らないし。
「え、閉じ込められたの?」
「うん」
それも故意にな。
わざとセヴランのいる部屋に閉じ込めたのは、何かの企みがあるのだろう。
例えば、俺のことを忘れ去っているセヴランに会って俺を絶望させるためとか。
残念ながら絶望なんてしないけど。
「それは怖かったよね。もう大丈夫だから…って言っても俺も閉じ込められた身だから何とも言えないけど、ほら、端末が手元にあるし、この後、来客の予定も入ってるから俺がいないって誰かしら気付くと思うから大丈夫だよ」
その来客って俺やロジェたちのことじゃないか?
だとしたら大丈夫じゃないと思うんだけど。
でも、俺は兎も角としてセヴランのことを危険な環境には絶対に置かないはず。
だって、アナクレトはセヴランに好意を抱いてるはずだし、それにセヴランは忘れているとはいえ、元恋人と密室で、それも長時間二人っきりって状況はにアナクレトにとったら良いとは言えない状況だろうし。
それよりも外見が幼くなったからとか関係なく俺のこと分かっていなさそうなセヴランの反応に俺はどこかホッとしつつ、返答に答えることにした。
「ううん、閉じ込められたんだ。知らない人たちに」
事実だし。
あの人たちのこと知らないし。
「え、閉じ込められたの?」
「うん」
それも故意にな。
わざとセヴランのいる部屋に閉じ込めたのは、何かの企みがあるのだろう。
例えば、俺のことを忘れ去っているセヴランに会って俺を絶望させるためとか。
残念ながら絶望なんてしないけど。
「それは怖かったよね。もう大丈夫だから…って言っても俺も閉じ込められた身だから何とも言えないけど、ほら、端末が手元にあるし、この後、来客の予定も入ってるから俺がいないって誰かしら気付くと思うから大丈夫だよ」
その来客って俺やロジェたちのことじゃないか?
だとしたら大丈夫じゃないと思うんだけど。
でも、俺は兎も角としてセヴランのことを危険な環境には絶対に置かないはず。
だって、アナクレトはセヴランに好意を抱いてるはずだし、それにセヴランは忘れているとはいえ、元恋人と密室で、それも長時間二人っきりって状況はにアナクレトにとったら良いとは言えない状況だろうし。
95
お気に入りに追加
450
あなたにおすすめの小説
心からの愛してる
マツユキ
BL
転入生が来た事により一人になってしまった結良。仕事に追われる日々が続く中、ついに体力の限界で倒れてしまう。過労がたたり数日入院している間にリコールされてしまい、あろうことか仕事をしていなかったのは結良だと噂で学園中に広まってしまっていた。
全寮制男子校
嫌われから固定で溺愛目指して頑張ります
※話の内容は全てフィクションになります。現実世界ではありえない設定等ありますのでご了承ください
この愛のすべて
高嗣水清太
BL
「妊娠しています」
そう言われた瞬間、冗談だろう?と思った。
俺はどこからどう見ても男だ。そりゃ恋人も男で、俺が受け身で、ヤることやってたけど。いきなり両性具有でした、なんて言われても困る。どうすればいいんだ――。
※この話は2014年にpixivで連載、2015年に再録発行した二次小説をオリジナルとして少し改稿してリメイクしたものになります。
両性具有や生理、妊娠、中絶等、描写はないもののそういった表現がある地雷が多い話になってます。少し生々しいと感じるかもしれません。加えて私は医学を学んだわけではありませんので、独学で調べはしましたが、両性具有者についての正しい知識は無いに等しいと思います。完全フィクションと捉えて下さいますよう、お願いします。
転生貧乏貴族は王子様のお気に入り!実はフリだったってわかったのでもう放してください!
音無野ウサギ
BL
ある日僕は前世を思い出した。下級貴族とはいえ王子様のお気に入りとして毎日楽しく過ごしてたのに。前世の記憶が僕のことを駄目だしする。わがまま駄目貴族だなんて気づきたくなかった。王子様が優しくしてくれてたのも実は裏があったなんて気づきたくなかった。品行方正になるぞって思ったのに!
え?王子様なんでそんなに優しくしてくるんですか?ちょっとパーソナルスペース!!
調子に乗ってた貧乏貴族の主人公が慎ましくても確実な幸せを手に入れようとジタバタするお話です。
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
【完結】欠陥品と呼ばれていた伯爵令息だけど、なぜか年下の公爵様に溺愛される
ゆう
BL
アーデン伯爵家に双子として生まれてきたカインとテイト。
瓜二つの2人だが、テイトはアーデン伯爵家の欠陥品と呼ばれていた。その訳は、テイトには生まれつき右腕がなかったから。
国教で体の障害は前世の行いが悪かった罰だと信じられているため、テイトに対する人々の風当たりは強く、次第にやさぐれていき・・・
もう全てがどうでもいい、そう思って生きていた頃、年下の公爵が現れなぜか溺愛されて・・・?
※設定はふわふわです
※差別的なシーンがあります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる