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「あの『組織』って何の組織ですか?」
何となくフィリッポとイッポリートが関係してるのだろうなとは分かるが、解決の糸口になるかもしれないから聞いておこう。
「『グンナー』っていう組織だよ。昔、フィリッポさんが属していた組織で憲兵とは異なった方法で国を守るために作られた組織なんだよね、フィリッポさん」
「まぁ、そんなもんか。実際はそんな綺麗なもんじゃねぇけどな。ちなみにイッポリートはその組織に属していて、今は幹部クラスだったはずだぜ」
その組織に属すと強くなるのか。
ん?
まさか、憲兵とは異なった方法で国を守るって………拳で殴り合いとかじゃないよな。
「でもよ、イッポリートは現役だから分かるが、組織を抜けて随分経った俺にまで襲撃が来るなんざ、意味が分からねぇな」
「そうだな…」
ロジェはそう言い、ホワイトボードに時系列に起きた出来事を書き込み、登場人物を書き並べた。
こうして書き並べて見ても、今日新たに起こった事件以外に新たに得た情報はほとんどないな。
俺としてはフィリッポさんとイッポリートのことが多少分かったくらいで、解決には至りそうにない。
「そういや、お前ら憲兵のファイルのことはまだ調べてねぇよな」
「うん。調べてないよ」
「だと思って調べておいたぜ。ほんの少しだけどな」
そう言ってフィリッポは笑った。
襲撃に合いながらもファイルのことを調べてくれたなんて、頼りになるな。
何となくフィリッポとイッポリートが関係してるのだろうなとは分かるが、解決の糸口になるかもしれないから聞いておこう。
「『グンナー』っていう組織だよ。昔、フィリッポさんが属していた組織で憲兵とは異なった方法で国を守るために作られた組織なんだよね、フィリッポさん」
「まぁ、そんなもんか。実際はそんな綺麗なもんじゃねぇけどな。ちなみにイッポリートはその組織に属していて、今は幹部クラスだったはずだぜ」
その組織に属すと強くなるのか。
ん?
まさか、憲兵とは異なった方法で国を守るって………拳で殴り合いとかじゃないよな。
「でもよ、イッポリートは現役だから分かるが、組織を抜けて随分経った俺にまで襲撃が来るなんざ、意味が分からねぇな」
「そうだな…」
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こうして書き並べて見ても、今日新たに起こった事件以外に新たに得た情報はほとんどないな。
俺としてはフィリッポさんとイッポリートのことが多少分かったくらいで、解決には至りそうにない。
「そういや、お前ら憲兵のファイルのことはまだ調べてねぇよな」
「うん。調べてないよ」
「だと思って調べておいたぜ。ほんの少しだけどな」
そう言ってフィリッポは笑った。
襲撃に合いながらもファイルのことを調べてくれたなんて、頼りになるな。
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