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「うーん、確か2か月前に急に変わったんだよね」
「そうか」
2ヶ月前に起こったんだな。
あまり他の案件に関わるものをじろじろ見るのも、質問するのは良い気はしないだろうと話を戻そうと口を開けると、何故かエリックはその話を続けてきた。
「その社長さんになってから、社内で問題が多発してるみたいなんだよね」
「そうなのか?」
「うん。社長が関わっているのは確かなんだけど、それに至った原因を突き止めて欲しいって依頼を受けて僕たちが動いてるってわけ。それを受けたのがちょうどルイ君の身体が縮んだ日でね、依頼人の所には僕とロジェさん2人で行って、フィリッポさんは朝早いのが苦手だから行きたくないってごねて行かなかったんだ」
なるほど、自分のアリバイを言いたかったから、包み隠さずに他の依頼内容まで話したのか。
それはそれで良いのか?
子供の身体だからって警戒されていないのか?
まぁ、誰にも話すつもりはないけども。
「依頼人の方やその周辺から情報を聞いたりしてるんだけど、こちらが聴取したい情報がなかなか得られなくて難航してるみたいなんだよね。今日もその案件で出てるけど、どうかな」
「そうか」
2ヶ月前に起こったんだな。
あまり他の案件に関わるものをじろじろ見るのも、質問するのは良い気はしないだろうと話を戻そうと口を開けると、何故かエリックはその話を続けてきた。
「その社長さんになってから、社内で問題が多発してるみたいなんだよね」
「そうなのか?」
「うん。社長が関わっているのは確かなんだけど、それに至った原因を突き止めて欲しいって依頼を受けて僕たちが動いてるってわけ。それを受けたのがちょうどルイ君の身体が縮んだ日でね、依頼人の所には僕とロジェさん2人で行って、フィリッポさんは朝早いのが苦手だから行きたくないってごねて行かなかったんだ」
なるほど、自分のアリバイを言いたかったから、包み隠さずに他の依頼内容まで話したのか。
それはそれで良いのか?
子供の身体だからって警戒されていないのか?
まぁ、誰にも話すつもりはないけども。
「依頼人の方やその周辺から情報を聞いたりしてるんだけど、こちらが聴取したい情報がなかなか得られなくて難航してるみたいなんだよね。今日もその案件で出てるけど、どうかな」
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