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早いに越したことはない、さっさと憲兵の元へ行ってこいとローカルに背中を押され、アンリとともに憲兵がいる場所へと向かった。
そこは普段から様々な人たちで溢れかえっており、相変わらず今日も人々で溢れかえっていた。
最後尾らしきところに二人して並び、順番が来るのを約30分くらい待ち、ついに順番が来た。
「えーと、今日は何の用で?」
面倒くさそうに問いかける憲兵にアンリは苛立ちを見せたが、俺は服の裾を引っ張って止めた。
「マナの違法使用により、身体が小さくなったので、犯人を捕まえて欲しいんです」
「それは大変だ。で、君、名前は」
心からの言葉ではなく、棒読みでそう返された。
こういうケースは憲兵からしてみたら、よくある事件なのかもしれない。
「ルイ・ベッケル」
「ルイ、ベッケル………?」
それまで大した反応を示さなかったのに、何故か俺の名前には反応を見せた。
「………ちょっと待てよ」
ボソッとそう言うと引き出しの中から一冊のファイルを取り出し、パラパラとそれを見たと思ったら、とある頁を開き眉間を寄せた。
「………聞き込みは以上だ。もし犯人を捕らえたら連絡するから、連絡先だけ書いてってくれ」
「え」
まだ身体が縮んだことと名前しか言っていないと言おうと口を開けば、鋭い視線で睨み付けられた。
まるでそれ以上言うなと言いたげに。
それにはアンリも物申そうとしたが、憲兵は『早く書かないとこの話は聞かなかったことにする』と言い出したため、俺とアンリは納得できないまま、店の連絡先を書いてそこを去ることになった。
それから1ヶ月が経過しても、憲兵からの連絡はなかった。
そこは普段から様々な人たちで溢れかえっており、相変わらず今日も人々で溢れかえっていた。
最後尾らしきところに二人して並び、順番が来るのを約30分くらい待ち、ついに順番が来た。
「えーと、今日は何の用で?」
面倒くさそうに問いかける憲兵にアンリは苛立ちを見せたが、俺は服の裾を引っ張って止めた。
「マナの違法使用により、身体が小さくなったので、犯人を捕まえて欲しいんです」
「それは大変だ。で、君、名前は」
心からの言葉ではなく、棒読みでそう返された。
こういうケースは憲兵からしてみたら、よくある事件なのかもしれない。
「ルイ・ベッケル」
「ルイ、ベッケル………?」
それまで大した反応を示さなかったのに、何故か俺の名前には反応を見せた。
「………ちょっと待てよ」
ボソッとそう言うと引き出しの中から一冊のファイルを取り出し、パラパラとそれを見たと思ったら、とある頁を開き眉間を寄せた。
「………聞き込みは以上だ。もし犯人を捕らえたら連絡するから、連絡先だけ書いてってくれ」
「え」
まだ身体が縮んだことと名前しか言っていないと言おうと口を開けば、鋭い視線で睨み付けられた。
まるでそれ以上言うなと言いたげに。
それにはアンリも物申そうとしたが、憲兵は『早く書かないとこの話は聞かなかったことにする』と言い出したため、俺とアンリは納得できないまま、店の連絡先を書いてそこを去ることになった。
それから1ヶ月が経過しても、憲兵からの連絡はなかった。
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