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シャルル陛下失踪と書かれた記事が配られたのは、翌日のことだった。
地下室で厳重に監視していたのに急に跡形もなく消えていたらしい。
もしかして、私が影から魔力を全て取り除いたことで存在を維持できなくなったのではないだろうか。
「お姉様、これで私たちも少しは自由に動けるようになりましたね」
「そうだね」
リリは嬉しそうにそう言ったのは、ロン君と店の外でも遊びたいからだろうな。
今はフェブリーやシュアもいるし、遠く離れた所でなければ出掛けても良いようにしようか。
でも、シャルル陛下がいなくなっても彼と同じように皇族の血に含まれているものを狙う者はいる筈……って考えていたら、出掛けられなくなるもんね。
「リリ、ロン君と外出するのはいいけど、フェブリーかシュアのどちらかは絶対に連れていくこと、良いね?」
「分かりましたわ」
お姉様ったら心配性なんだから、と笑うリリに心配性で済めば良いんだけど、と想いながら経過を見ること1週間、今のところ何の問題もなく2人は約束通りフェブリーかシュアを連れて外出できている。
ロン君が以前よりもだいぶ強くなっているとシュアから聞いたときは、先生が良いのと、何よりロン君が頑張っている成果なのだろうなと純粋に思った………のは良い。
何故、時間さえあればシュアは私の側に来るようになったのだろう。
地下室で厳重に監視していたのに急に跡形もなく消えていたらしい。
もしかして、私が影から魔力を全て取り除いたことで存在を維持できなくなったのではないだろうか。
「お姉様、これで私たちも少しは自由に動けるようになりましたね」
「そうだね」
リリは嬉しそうにそう言ったのは、ロン君と店の外でも遊びたいからだろうな。
今はフェブリーやシュアもいるし、遠く離れた所でなければ出掛けても良いようにしようか。
でも、シャルル陛下がいなくなっても彼と同じように皇族の血に含まれているものを狙う者はいる筈……って考えていたら、出掛けられなくなるもんね。
「リリ、ロン君と外出するのはいいけど、フェブリーかシュアのどちらかは絶対に連れていくこと、良いね?」
「分かりましたわ」
お姉様ったら心配性なんだから、と笑うリリに心配性で済めば良いんだけど、と想いながら経過を見ること1週間、今のところ何の問題もなく2人は約束通りフェブリーかシュアを連れて外出できている。
ロン君が以前よりもだいぶ強くなっているとシュアから聞いたときは、先生が良いのと、何よりロン君が頑張っている成果なのだろうなと純粋に思った………のは良い。
何故、時間さえあればシュアは私の側に来るようになったのだろう。
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