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原因は分からないが、体調不良を訴える隊員たちが増え、ついには俺までもが体調を崩した。
俺の場合、かなり危険な状態だったとフェブリーから聞かされた。
後にその体調不良の原因がシャルル陛下が使用した薬剤によるものだと聞いたときにはやはりあの人は信用ならない、早くこの場を脱却しなければと思ったものだ。
その状態から救い出して下さったのが、俺が探していたルナ様だというから驚いた。
まさかこんな遠方に逃げていたとは思わなかったし、『フレイヤ』様のいる学園に通わず店を開いていたことにも驚いた。
あのときとは全く異なる行動を見せたルナ様は俺の知るルナ様なのか分からなかったが、一度お礼をしたいとフェブリーに伝えた所、リーシャ様と『フレイヤ』様にも伝わったようで3人でお店に伺えることになった。
そこで見たルナ様は記憶にある姿ではなく、魔法で姿を変え、女性から男性の姿になっていた。
そうまでして逃げていたのは権力争いから逃げていたからというのもあったのだろうが、リーシャ様と『フレイヤ』様からも距離を取りたかったのかもしれないと2人との接し方を見てそう思った。
そして。
ルナ様の視線は真っ直ぐと『フレイヤ』様の愛剣に注がれており、その瞳は酷く怯えているように見えた。
それが俺の知るルナ様だと思ったきっかけであった。
俺の場合、かなり危険な状態だったとフェブリーから聞かされた。
後にその体調不良の原因がシャルル陛下が使用した薬剤によるものだと聞いたときにはやはりあの人は信用ならない、早くこの場を脱却しなければと思ったものだ。
その状態から救い出して下さったのが、俺が探していたルナ様だというから驚いた。
まさかこんな遠方に逃げていたとは思わなかったし、『フレイヤ』様のいる学園に通わず店を開いていたことにも驚いた。
あのときとは全く異なる行動を見せたルナ様は俺の知るルナ様なのか分からなかったが、一度お礼をしたいとフェブリーに伝えた所、リーシャ様と『フレイヤ』様にも伝わったようで3人でお店に伺えることになった。
そこで見たルナ様は記憶にある姿ではなく、魔法で姿を変え、女性から男性の姿になっていた。
そうまでして逃げていたのは権力争いから逃げていたからというのもあったのだろうが、リーシャ様と『フレイヤ』様からも距離を取りたかったのかもしれないと2人との接し方を見てそう思った。
そして。
ルナ様の視線は真っ直ぐと『フレイヤ』様の愛剣に注がれており、その瞳は酷く怯えているように見えた。
それが俺の知るルナ様だと思ったきっかけであった。
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