絶対に間違えないから

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それからというもの3人で遥か彼方にある国へと辿り着き、そこに住まうことにした。
前は隣国に隠れて暮らしていたが、今回はそうはいかない。
出来るだけ彼らと接触しない地を選んだのだ。

それだけではない。
以前とは違い、髪の毛をバッサリと切り、ドレスや持っていた宝石を1つ残らずファミリアを経由して売りさばき、男物の服を着用するようにした。
勿論、売る場所も徹底し、足が残らないように工夫も施した。
これは何がきっかけで私だとバレるか分からないため、念のための対策だ。

妹のリリにも協力を求め、リリの可愛らしいピンクの髪の毛の色を魔法で薄め、青い瞳も黄緑色に見えるような魔法を使った。

名前もルナ・ローズ・ファーブルという名前からただのルナに、リリもリリ・ローズ・ファーブルからただのリリに変更した。

それからというもの、空いてる家を探しだし、そこに住みながら設計を建てるため小さな店を3人で開くことにした。


9年の月日が経った。


アッシュ学園に通う時期を迎えたが、今回は行かないことにした。
もし、ここで私が改心してあの学園に通ったとしてもあの事件が起こらないとは限らない。

前回は彼と再会したいがために入学したけれど、今回はその逆。
会いたくないから通いたくないのだ。