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生のニコラス様を見るのはこれが初めてだったりする。
いつもいつも画面上でしか見ることが出来なかったし、グッズも公式サイトから購入していてコンサートとライブ、舞台といったニコラス様がお立ちになる場所へは一切行ったことがない。
行きたいと何度も思ったのだけれど、チケットの購入はどれも抽選で当たった試しがなかったりする。
ダニエルに頼めば?と周りによく言われるけれど、そういうやり方で入手するのは良くないと思い頼まなかったのだ。
結果的におこぼれを頂戴してしまってる時点でどうかとは自分でも思うけど、これを逃せば二度と味わえないのだから今回だけは許して欲しい。
もう二度とやりませんから。
「ナサニエルさん、着きましたよ」
電車で会場へ行くのだと思っていたのだけれど、まさかのダニエルの運転する車にお世話になってしまった。
「ありがとう!ダニエル!今度、絶対にお礼するからな!」
「良いんですよ。私の方がいつもお世話になっていますからね。ほら、行きますよ」
会場の地下駐車場に停め、上に向かうエレベーターに乗れば、何故かスタッフ専用口へたどり着き、ダニエルは迷わずに中へと入ろうとする。
「え、ダニエル?!そっちはスタッフ口じゃ」
「はい?そうですが、何か」
「ダニエルはまだしも、俺、スタッフじゃないぞ?!」
「ん?あぁ、そういうことでしたか。今のナサニエルさんは私の関係者としての扱いなので入っていただいて大丈夫ですよ」
ダニエルの関係者として?
それは学友としてじゃなくて、仕事関係者ってことか?
全く仕事とは関係してないのだが、本当に良いのだろうか。
でも、ここで一人残されても何処にいれば良いか分からないし、ここはダニエルについていくことにしよう。
いつもいつも画面上でしか見ることが出来なかったし、グッズも公式サイトから購入していてコンサートとライブ、舞台といったニコラス様がお立ちになる場所へは一切行ったことがない。
行きたいと何度も思ったのだけれど、チケットの購入はどれも抽選で当たった試しがなかったりする。
ダニエルに頼めば?と周りによく言われるけれど、そういうやり方で入手するのは良くないと思い頼まなかったのだ。
結果的におこぼれを頂戴してしまってる時点でどうかとは自分でも思うけど、これを逃せば二度と味わえないのだから今回だけは許して欲しい。
もう二度とやりませんから。
「ナサニエルさん、着きましたよ」
電車で会場へ行くのだと思っていたのだけれど、まさかのダニエルの運転する車にお世話になってしまった。
「ありがとう!ダニエル!今度、絶対にお礼するからな!」
「良いんですよ。私の方がいつもお世話になっていますからね。ほら、行きますよ」
会場の地下駐車場に停め、上に向かうエレベーターに乗れば、何故かスタッフ専用口へたどり着き、ダニエルは迷わずに中へと入ろうとする。
「え、ダニエル?!そっちはスタッフ口じゃ」
「はい?そうですが、何か」
「ダニエルはまだしも、俺、スタッフじゃないぞ?!」
「ん?あぁ、そういうことでしたか。今のナサニエルさんは私の関係者としての扱いなので入っていただいて大丈夫ですよ」
ダニエルの関係者として?
それは学友としてじゃなくて、仕事関係者ってことか?
全く仕事とは関係してないのだが、本当に良いのだろうか。
でも、ここで一人残されても何処にいれば良いか分からないし、ここはダニエルについていくことにしよう。
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