カランコエの咲く所で

mahiro

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俺が逆の立場だったならどうだったのだろうか。
ゲルハルトは、能力の習得など今後役立てられるように努力し実力を得ることが出来た。

能力の全くない俺はどうなのだろう。

どれだけ特訓した所で意味もなく、ただただ無駄に時間を過ごしていたのではないだろうか。


「…………はぁ」


そう考えると、虚しく感じるのは仕方ないことだと思う。
所詮は能力だよな。
能力がなければ何の意味もないもんな。


「溜め息なんてついてどうしたの?イヴ」


「いや、何でもない………」


『転生』が俺だけが持っている能力かもしれないような話があったが、おそらく俺にしか使えないもので、自分でコントロールの効かないものである可能性が高い。
使った記憶など全くないし、何をどうやったら『転生』出来るのか分からない。
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