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3日後

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私達がプライム王国へ行った日から一週間がたった頃、クルトがジークハルト様からの手紙を持って来ました。

ガナドール様は手紙を見ながら、ニヤニヤしています。

「何の手紙でしたの?」

「ジークハルトが3日後にエヴィラールを攻めるから、ここにいる兵士も参加させるように言ってきた」

「え? 3日後ですか?
随分突然すぎません?」

「アニエスに言っていなかっただけでな、我々は着々と作戦を進行させていたのだよ」

なんと、私が知らなかっただけでもうかなり前からジークハルト様とガナドール様の間ではエヴィラールに攻め込むつもりで話し合われていたそうです。

ガナドール様はさっそくドニさんを呼び、準備をするように指示を出します。

その後ガナドール様はサイラス様への手紙を書きクルトに渡してます。

「さぁ、これで準備は出来た。
後は3日後を楽しみにしていよう」

「あの、ドニさんや、サイラス様達に危険はありませんか?」

「攻め込むと言うとこれから戦争でも起きそうだが、エヴィラールの王城の中はもう殆んどこちら側についている者ばかりなのだ。
だから、余計な血が流れる様な事はないだろう」

「それなら、いいのですが…」

「大丈夫だ、精霊たちも皆参加する気満々でな、うちの騎士達に付いて守るつもりらしいぞ。
我も念のため皆に加護を授けるつもりだ」

精霊たちやガナドール様が付いていれば、心配はないでしょう。
私はやっと安心することが出来た。

3日後か…
一体どうなるのかしら…
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