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アンヌリーブの疑問
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なんなの?
ライアン殿下の相手だから、話してみたいって、どう取ればいいの?
私も好きなのよ的な?
恩人の婚約者だから?
ただの興味本位?
どれどれ?どれが正解?
「あの、意味がよく…」
「そのままですわ、殿下の婚約者ってどんな方なのかしら?って。
殿下に聞いても要領を得なくて…
だから、直接会えば分かると思ったら、同じクラスだって言われて、だったらお近づきになればいろいろお話してどんな方かわかるでしょう?
私まだ婚約者もいませんし、是非お話をお聞きしたいと思いましたの」
すっごい早口で捲し立てられました。
「は、はあーそうなんですか…」
「ええ、それで是非いろいろお話致しましょう」
ニコニコしながら、そう言われても…
私の方は何も話すことないし、殿下の事聞かれても答えられない、そもそも知らないもん。
どうしようただニコニコされてもね。
「あのアンヌリーブ様
もしよろしければ、ここへ来ることになったお話をお聞きしても?」
「もちろんですわ、私の事を知ってもらいたいですし」
アンヌリーブ様の国では、お父様の国王が病気がちで、第1王子のお兄様と王弟の叔父様が次の王位争いを加熱させていた。
そこに、国王の側近らが王弟殿下を押す動きが出てきて、第1王子の取り巻きたちと若い騎士がクーデターまがいの騒ぎを起こした。
その時ちょうど国境の教会に慰問に来ていたアンヌリーブ様を人質に取って自分たちに有利に事を進めようとした王子側の側近たちに追われてわが国に迷い込んだ所をこちら側の国境で訓練していたライアンたちに保護されたという事だった。
アンヌリーブ様たちは数日わが国の国境近くの町で休息を取っているうちに、父王から連絡が入った。
騒動は終息に向かっているが一部がまだ逃亡中なので、万が一を考えて、そのまま同盟国である、わが国に留学と言う事で滞在要請が来たそう。
どうやら、第1王子とアンヌリーブ様にも確執があり今は国にいない方がいいと判断されたらしい。
「あの時、ライアン殿下たちがあの場所で訓練をしていなかったら、追ってに追い付かれて連れ去られていたかもしれないのです。
私は殿下に、とても感謝しておりますの」
なるほど。
でも感謝だけなのかな?
こう言う場合、恋に発展するシチュエーションだと思うんだけど?
「私、少し疑問に思っていますの。
アンジェリーナ様はライアン殿下の婚約者だとお聞きしていますけど、私が王宮に滞在して、学校に通うようになり殿下ともご一緒する機会が多いのですが、その間1度もアンジェリーナ様と殿下がご一緒している所を見た事がありません。
殿下から、アンジェリーナ様の話を聞いたこともなかったのです。」
でしょうね。
私も1回も会った記憶はありませんもん
殿下の頭に私の事がある訳もないから、話しも出ないだろうし
「なので、1度ライアン殿下にお聞きしたのです。
殿下は婚約者がいるのですか? と。
そしたらアンヌリーブ嬢と同じ年ですよと言われました。
しかしどんな方か聞いても、微笑むだけで教えてくれないのです
それで周りの方に聞きますと、アンジェリーナ様と
おっしゃって私と同じクラスですよ
と教えられたのです」
はあー
きっとセルビ様ではないわね
もう1人の側近兼護衛の方、名前は確かジョセフ・バルーアン
彼は遠征も、一緒に行っているからアンヌリーブ様に早い段階から打ち解けているかもしれない
「率直にお聞きしますが本当に殿下の婚約者なのですか?」
ライアン殿下の相手だから、話してみたいって、どう取ればいいの?
私も好きなのよ的な?
恩人の婚約者だから?
ただの興味本位?
どれどれ?どれが正解?
「あの、意味がよく…」
「そのままですわ、殿下の婚約者ってどんな方なのかしら?って。
殿下に聞いても要領を得なくて…
だから、直接会えば分かると思ったら、同じクラスだって言われて、だったらお近づきになればいろいろお話してどんな方かわかるでしょう?
私まだ婚約者もいませんし、是非お話をお聞きしたいと思いましたの」
すっごい早口で捲し立てられました。
「は、はあーそうなんですか…」
「ええ、それで是非いろいろお話致しましょう」
ニコニコしながら、そう言われても…
私の方は何も話すことないし、殿下の事聞かれても答えられない、そもそも知らないもん。
どうしようただニコニコされてもね。
「あのアンヌリーブ様
もしよろしければ、ここへ来ることになったお話をお聞きしても?」
「もちろんですわ、私の事を知ってもらいたいですし」
アンヌリーブ様の国では、お父様の国王が病気がちで、第1王子のお兄様と王弟の叔父様が次の王位争いを加熱させていた。
そこに、国王の側近らが王弟殿下を押す動きが出てきて、第1王子の取り巻きたちと若い騎士がクーデターまがいの騒ぎを起こした。
その時ちょうど国境の教会に慰問に来ていたアンヌリーブ様を人質に取って自分たちに有利に事を進めようとした王子側の側近たちに追われてわが国に迷い込んだ所をこちら側の国境で訓練していたライアンたちに保護されたという事だった。
アンヌリーブ様たちは数日わが国の国境近くの町で休息を取っているうちに、父王から連絡が入った。
騒動は終息に向かっているが一部がまだ逃亡中なので、万が一を考えて、そのまま同盟国である、わが国に留学と言う事で滞在要請が来たそう。
どうやら、第1王子とアンヌリーブ様にも確執があり今は国にいない方がいいと判断されたらしい。
「あの時、ライアン殿下たちがあの場所で訓練をしていなかったら、追ってに追い付かれて連れ去られていたかもしれないのです。
私は殿下に、とても感謝しておりますの」
なるほど。
でも感謝だけなのかな?
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「私、少し疑問に思っていますの。
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