58 / 87
報告
しおりを挟む
お茶会がお開きになり、私とお姉様は、お父様の執務室へ向かいます。
そこにはお兄様も待っていて、2人とも会場の護衛騎士からの報告を聞いていたようですが…
なぜか随分と嬉しそう。
お妃候補が2人も脱落したのに、なぜ機嫌がいいのだろう?
「大変だったみたいだね?2人とも大まかな話しは伝わってるけど、詳しく教えてくれる?」
ソファーに座るなりお兄様がいいました。
とりあえず、これまで、調べた事から今日の計画までを私が話しました。
魔法に関しては、お兄様とお姉様はアレクサのお陰で私がいろいろ出来るようになっていると思っています。
しかしそれはお父様には言ってないので、ある程度は3人で考えた魔法をお兄様たち2人の魔法で行ったことにしました。
魔道具については、ルカルク様と私が考えて作っていた事にしました。
(それもルカルク様に相談お願い済みです)
ただ、お父様が果たして信じてくれているのか?
国王陛下であるお父様はあまり表情を変えず私の話を聞いているだけです。時折ニヤリと笑うのが怖すぎる
私の話を繋いでお姉様が事の顛末をかたりました。
「と言うことで、レオノーラ様は明日話を聞くために呼び出します。
この後アリシア様からも聞き取りしますけど…」
「なるほどね、彼女の黒い噂は結構有名なんだけど、決定的な証拠がなかったんだよね。
まあ、シルビアの事だけでも、候補からは外せるけど…」
「生ぬるいですわ!お兄様
シルビアに対しての言動以外にもアリシア様に対して魔法攻撃をしたのですよ?」
人に向けての魔法攻撃は厳罰だ。
「そうだった…」
お兄様は顔をしかめます。
その時、お父様が「明日はオルコット侯爵も呼ぼう、今までの事も含めて娘の動向を全く知らなかったとは言えまい?」
確かに、侯爵家も無傷では済まないですよね?
「私からの正式な呼び出し状を作ろう、私も明日は立ち会うよ」
とお父様からの提案です
「それから、カトリーナについては、シルビアに手をあげていますから、王宮に留め置いています」
お姉様もう敬称なしですか…
私が殴られた事を相当根に持ってますね
うれしいですけど…
「そうだな、今日はそのまま貴族用の牢へ入れておけ、フロー伯爵家にも呼び出し状を出すのと、カトリーナが仕出かした事の説明に誰か向かわせる」
とお父様がおっしゃいました。
「全く、どっちの令嬢も貴族院の爺が残したんだ、いつまでも魔力、魔力とイザベラの失敗で懲りてないとは…
あいつらにも立ち会わせる事にしよう」
と言ってため息を吐きました。
その後、私とお姉様は待たせていたアリシア様の所へ向かいました
◇◇◇◇◇◇◇◇
お読み頂きありがとうございます。
新しく
「学院の平和はロイヤルファミリーが守ります」も投稿初めています。
一読頂ければと思います
そこにはお兄様も待っていて、2人とも会場の護衛騎士からの報告を聞いていたようですが…
なぜか随分と嬉しそう。
お妃候補が2人も脱落したのに、なぜ機嫌がいいのだろう?
「大変だったみたいだね?2人とも大まかな話しは伝わってるけど、詳しく教えてくれる?」
ソファーに座るなりお兄様がいいました。
とりあえず、これまで、調べた事から今日の計画までを私が話しました。
魔法に関しては、お兄様とお姉様はアレクサのお陰で私がいろいろ出来るようになっていると思っています。
しかしそれはお父様には言ってないので、ある程度は3人で考えた魔法をお兄様たち2人の魔法で行ったことにしました。
魔道具については、ルカルク様と私が考えて作っていた事にしました。
(それもルカルク様に相談お願い済みです)
ただ、お父様が果たして信じてくれているのか?
国王陛下であるお父様はあまり表情を変えず私の話を聞いているだけです。時折ニヤリと笑うのが怖すぎる
私の話を繋いでお姉様が事の顛末をかたりました。
「と言うことで、レオノーラ様は明日話を聞くために呼び出します。
この後アリシア様からも聞き取りしますけど…」
「なるほどね、彼女の黒い噂は結構有名なんだけど、決定的な証拠がなかったんだよね。
まあ、シルビアの事だけでも、候補からは外せるけど…」
「生ぬるいですわ!お兄様
シルビアに対しての言動以外にもアリシア様に対して魔法攻撃をしたのですよ?」
人に向けての魔法攻撃は厳罰だ。
「そうだった…」
お兄様は顔をしかめます。
その時、お父様が「明日はオルコット侯爵も呼ぼう、今までの事も含めて娘の動向を全く知らなかったとは言えまい?」
確かに、侯爵家も無傷では済まないですよね?
「私からの正式な呼び出し状を作ろう、私も明日は立ち会うよ」
とお父様からの提案です
「それから、カトリーナについては、シルビアに手をあげていますから、王宮に留め置いています」
お姉様もう敬称なしですか…
私が殴られた事を相当根に持ってますね
うれしいですけど…
「そうだな、今日はそのまま貴族用の牢へ入れておけ、フロー伯爵家にも呼び出し状を出すのと、カトリーナが仕出かした事の説明に誰か向かわせる」
とお父様がおっしゃいました。
「全く、どっちの令嬢も貴族院の爺が残したんだ、いつまでも魔力、魔力とイザベラの失敗で懲りてないとは…
あいつらにも立ち会わせる事にしよう」
と言ってため息を吐きました。
その後、私とお姉様は待たせていたアリシア様の所へ向かいました
◇◇◇◇◇◇◇◇
お読み頂きありがとうございます。
新しく
「学院の平和はロイヤルファミリーが守ります」も投稿初めています。
一読頂ければと思います
0
お気に入りに追加
495
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
婚約破棄されたので暗殺される前に国を出ます。
なつめ猫
ファンタジー
公爵家令嬢のアリーシャは、我儘で傲慢な妹のアンネに婚約者であるカイル王太子を寝取られ学院卒業パーティの席で婚約破棄されてしまう。
そして失意の内に王都を去ったアリーシャは行方不明になってしまう。
そんなアリーシャをラッセル王国は、総力を挙げて捜索するが何の成果も得られずに頓挫してしまうのであった。
彼女――、アリーシャには王国の重鎮しか知らない才能があった。
それは、世界でも稀な大魔導士と、世界で唯一の聖女としての力が備わっていた事であった。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる