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王都での情報
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急遽1日出発を延期して、王都でのいろんな情報を集める事にしました。
先ずは昨日キムさんに聞いた薬草について、いくつかのお店にに調べに行って貰いましたがどこもヘビノボ草とアモダイ草が不足していて、モンテディオ領にお願いしても入ってくる予定が立たないとか…。
この2つの薬草を使う薬はカロ病と、ジカバレ病だと言うことも分かった。
カロ病は骨が石化して脆くなってしまう病気で、ジカバレ病は皮膚が爛れ腐ってくる病気です。
そしてその原因がどちらも瘴気や魔物の気に当てられる事によって発症するらしいです。
「そうか、この国には聖女がいないから、薬でカロ病を治すんだな」
とカイルが言いました。
パルフィートでも希にこの病気になる人が出るけど、大叔母様の力で治す事が出来るらしい。
それから、鉄鉱石の不足もここ数ヶ月前からひどくなっているらしいです。
そこにも1つの噂が上がって来ました。
ゲルドー領以外の幾つかの鉱山の鉄鉱石もなぜか王都ではなくゲルドー領に運ばれているらしいのです。
ゲルドー領て鉱山の鉱石を外へ出す事を止めたうえ、他の領の鉱石も買い集めていると言うのです。
そしてもう1つ新たな情報が入ってきました。
それはゲルドー領の私兵団への募集が大規模に行われていた事でした。
「私兵を集めている? 何のために? 神獣の森を攻めるためならまだ百歩譲ってわかるが… 下手をすると国に対する反乱じゃないかと疑われるぞ?
どちらも男爵ごときが企てる事にしては大きすぎる様に思うんだよな…」
とカイルが疑問を口にします。
それは私もパドック様も同感です。
それにどちらにせよゲルドー男爵に利がないように思うのです。
あまりにもリスクのが大きすぎる。
やはり、魅了魔法で操られているから… まともな思考ではないのかしら?
私がそれを言うと、
「確かにその可能性が濃厚ですが、だとしても魅了魔法を使っているサリーナと言う女にしても何のメリットがあるのでしょう?
やはりリスクのが大きいはず」
そうですよね。
サリーナの思惑はなんなのか?
とても不気味です。
先ずは昨日キムさんに聞いた薬草について、いくつかのお店にに調べに行って貰いましたがどこもヘビノボ草とアモダイ草が不足していて、モンテディオ領にお願いしても入ってくる予定が立たないとか…。
この2つの薬草を使う薬はカロ病と、ジカバレ病だと言うことも分かった。
カロ病は骨が石化して脆くなってしまう病気で、ジカバレ病は皮膚が爛れ腐ってくる病気です。
そしてその原因がどちらも瘴気や魔物の気に当てられる事によって発症するらしいです。
「そうか、この国には聖女がいないから、薬でカロ病を治すんだな」
とカイルが言いました。
パルフィートでも希にこの病気になる人が出るけど、大叔母様の力で治す事が出来るらしい。
それから、鉄鉱石の不足もここ数ヶ月前からひどくなっているらしいです。
そこにも1つの噂が上がって来ました。
ゲルドー領以外の幾つかの鉱山の鉄鉱石もなぜか王都ではなくゲルドー領に運ばれているらしいのです。
ゲルドー領て鉱山の鉱石を外へ出す事を止めたうえ、他の領の鉱石も買い集めていると言うのです。
そしてもう1つ新たな情報が入ってきました。
それはゲルドー領の私兵団への募集が大規模に行われていた事でした。
「私兵を集めている? 何のために? 神獣の森を攻めるためならまだ百歩譲ってわかるが… 下手をすると国に対する反乱じゃないかと疑われるぞ?
どちらも男爵ごときが企てる事にしては大きすぎる様に思うんだよな…」
とカイルが疑問を口にします。
それは私もパドック様も同感です。
それにどちらにせよゲルドー男爵に利がないように思うのです。
あまりにもリスクのが大きすぎる。
やはり、魅了魔法で操られているから… まともな思考ではないのかしら?
私がそれを言うと、
「確かにその可能性が濃厚ですが、だとしても魅了魔法を使っているサリーナと言う女にしても何のメリットがあるのでしょう?
やはりリスクのが大きいはず」
そうですよね。
サリーナの思惑はなんなのか?
とても不気味です。
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