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【 番外編 】ざまぁ、な話。その後の話。
元第二王子カイウス
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今日はお前か。
扉の前にジッと佇む者を一瞥してボソリと呟く。相手に聞こえているかどうかなんて関係ない。
毎日、俺を監視するように扉の前に入れ替わりに立つ姿に、いつしか『飽きもせずご苦労な事だ。』と思える様になったのは割と早い時期だった。
その姿を見ると苛立ち、目についた物を扉に向かって投げ付けても、顔色一つ変えず、こちらをただジッと見つめ続ける姿に、苛立つ事も馬鹿馬鹿しく、己の振る舞いが滑稽に思えて、俺もただ黙ってやり過ごす事に決めた。
此処に来てからやる事はただ一つ。
術式を施された台座の上に乗せられた水晶にひたすら自分の魔力を流す事。ただひたすらに、魔力が枯渇寸前になるまで流し続けるのだ。
私への罰はたったそれだけの事。
この国の貴族は魔力を持つものが多く、高位貴族は更に魔力を多く保持する者もそれなりにいると聞く。それでも王族の血を継いでいる者には遠く及ばないとも聞いていた。
なるほど。だから俺への罰は、この北の塔への幽閉と水晶への魔力供給だったのか。
俺への処罰内容を聞かされた時は『それだけで良いのか』と、思わず声に出してしまった。
やはり罰なんて形だけのものなのか、と心の中で笑ってしまう程の軽い罰だ。
失敗したという後悔はあれど、反省などしていなかった俺はそう思っていた。
それが全くの思い違いだと気付かされたのは、北の塔へ幽閉されて直ぐの事だった。
北の塔は罪を犯した王族が幽閉される場所として存在している。貴族牢が塔の中に有るようなものだが、貴族牢よりも至れり尽くせりな塔の中には図書室のような部屋さえある。
備え付けのトイレと風呂もあり、自分の事は自分でやらねばならないが、身体を清潔に保ち、王族の食事程ではないが、一般の平民よりも良い食事がしっかりと三食用意される。
そうであるなら、外へ出る事の出来ない不自由さはあれど、王族としての務めも果たす必要もなく、誰にも邪魔されずに彼女と一緒に過ごせるのなら、それはそれで悪くないかもしれない。
そう思っていた。だがー。
『私と一緒に北の塔で暮らさないか?』
私の唯一。最愛の妻ナターシャにそう告げれば考える間もなく断られた。
『何で私が罪人の塔に?
カイウス様の事は愛していたけれど、私は何も罪を犯していないのですよ?
それなのに一生出る事の出来ない北の塔になんか行く訳がありませんわ』
彼女はそれだけ言うと、別れの挨拶もなく踵を返して去って行った。
塔に入る前の最後の面会で会えるのはただ一人だけ。
会いたいと願った私の唯一との別れは、こんなにも呆気ないものだったのか。
呆然として言葉を発する事も出来ない俺に、次から次へと事務的に知らされるガイナード公爵の嘘と真実に心が追いついていかなかった。
公爵の俺に向ける笑顔も暖かい言葉も全ては嘘だったのか?
ザイルたち魔術師と俺の護衛騎士たちが、裏でガイナード公爵と繋がっていた、と聞かされたのはこの塔に入る前だったのか、それとも後の事だったのか。
彼らは俺の言いなりな様でいて、実際はガイナード公爵の指示で動いていた。彼らからすれば、私は実に滑稽な道化であっただろう。
その彼らも今は魔力を封じられて、ガイナード公爵とは別の収容所に収監された、と聞く。
『はぁっ!?アイツらを殺したのかっ?』
『当然です。彼らはカイウス殿下の説得に応じなかったのですから。』
『だがっ、私は" 殺せ!"とまでは命じなかったぞ!』
『ですが、殿下は後処理はお前たちに任せると仰ったではありませんか。』
あの日の彼らとの会話を思い出す。結局、彼らは俺の為に、ではなく公爵の指示で動いただけ。あの二人の死は決められていた事だったのだ。
だが今更だと思った。俺が指示していようが、公爵の指示だったとしても、二人が生き返る事はないのだから。
そのように考えられるようになったのも、塔に入ってから。罰を受けるようになってからなのだから、俺の性根もとことん腐ってしまっていたらしい。
水晶にただ魔力を流し込むだけ。それだけの罰がたった一度の苦痛で、俺の心までを打ちのめす恐ろしい罰だったと思い知ったのは寝台で目覚めた後の事だ。
水晶に一度手を触れると、魔力を枯渇寸前にするまで手が水晶から離れなくさせる術式も台座に組み込まれている。
水晶のある部屋に俺を連れて行った騎士は確かにそう言った。その言葉を鼻で笑ったのは俺だ。
たかが水晶に自分の魔力を流し込むだけ。その程度の事に『態々、台座に術式まで組み込ませるとは魔術師の無駄遣いだ』などと皮肉の一つも言ってやりたいぐらいだった。
しかし、俺の傲慢な態度も考えも水晶に手を置いた瞬間までだった。
手を置いた瞬間に身体に走る激痛に、水晶から手を離し、椅子から離れたくても手は水晶に貼りついたように離れず、身体は思うように動かない。
魔力が勝手に水晶に吸い込まれていくというよりは、身体の内側から何かを無理矢理に引き剥がそうとする様な痛みが全身を覆う。
そして気付いたら寝台の上だった。
様子を見に来た騎士が言うには、何時間も何日も続けられたような気の遠くなるようなあの時間は、一時間にも満たない時間であったらしい。
魔力を大量に吸い取られるという経験の無かった俺は、あっさりと気を失ってしまったそうだ。
そうして知らされたもう一つの事実。俺は三日も目が覚めなかったらしい。
たった一日、罰を受けただけで俺の心は怯え縮こまり、自尊心など木端微塵に砕け散った。
恐怖に怯えながら水晶に手を置き、身体に痛みが走るも気を失わずに済んだ事にホッと息を吐く。" 蝕む "という表現の方が正しく感じるような激しい全身の痛みにも慣れる。
" 魔力が吸い取られる "から " 魔力を流し込む "、という表現に変わるまで約一か月。その頃には日が沈む前には水晶から手が離れるようになっていた。
腐っても王家の血を引く者だからか。
そんな風に考える余裕が出てくると、塔に入った頃の感情と、塔で過ごす日々で生まれた疑問が頭の中に次々と浮かんでくる。
何故、俺がこんな目に遭わなけれならないのか?
いや、俺が間違っていたのか?
俺はいつから間違えてしまったんだ?
何故?何故?何故?
『カイウス殿下。私はどんな時も何があっても貴方様の心ごとお護りします。
貴方様の願いは私が必ず叶えましょう。
貴方様の言葉に耳を貸さず、貴方様のお気持ちを蔑ろにし続ける王など、この国には不要となる日も近いでしょう。
私の持てる力の全てを使い、貴方様を正しき場所へと導きましょう。』
あの幼き日。ナターシャとの婚約を父に反対され涙を溢す俺をそっと抱きしめてくれたガイナード公爵。
あの言葉の本当の意味はー。
あの時、俺を抱きしめた公爵はどんな表情を浮かべていたのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ここまでお読み下さりありがとうございます。
「いいね」やエールでの応援もいつもありがとうございます。
カイウス視点、何故かシリアスモードに、、、。
カイウス視点はあと一話か二話続きます。
扉の前にジッと佇む者を一瞥してボソリと呟く。相手に聞こえているかどうかなんて関係ない。
毎日、俺を監視するように扉の前に入れ替わりに立つ姿に、いつしか『飽きもせずご苦労な事だ。』と思える様になったのは割と早い時期だった。
その姿を見ると苛立ち、目についた物を扉に向かって投げ付けても、顔色一つ変えず、こちらをただジッと見つめ続ける姿に、苛立つ事も馬鹿馬鹿しく、己の振る舞いが滑稽に思えて、俺もただ黙ってやり過ごす事に決めた。
此処に来てからやる事はただ一つ。
術式を施された台座の上に乗せられた水晶にひたすら自分の魔力を流す事。ただひたすらに、魔力が枯渇寸前になるまで流し続けるのだ。
私への罰はたったそれだけの事。
この国の貴族は魔力を持つものが多く、高位貴族は更に魔力を多く保持する者もそれなりにいると聞く。それでも王族の血を継いでいる者には遠く及ばないとも聞いていた。
なるほど。だから俺への罰は、この北の塔への幽閉と水晶への魔力供給だったのか。
俺への処罰内容を聞かされた時は『それだけで良いのか』と、思わず声に出してしまった。
やはり罰なんて形だけのものなのか、と心の中で笑ってしまう程の軽い罰だ。
失敗したという後悔はあれど、反省などしていなかった俺はそう思っていた。
それが全くの思い違いだと気付かされたのは、北の塔へ幽閉されて直ぐの事だった。
北の塔は罪を犯した王族が幽閉される場所として存在している。貴族牢が塔の中に有るようなものだが、貴族牢よりも至れり尽くせりな塔の中には図書室のような部屋さえある。
備え付けのトイレと風呂もあり、自分の事は自分でやらねばならないが、身体を清潔に保ち、王族の食事程ではないが、一般の平民よりも良い食事がしっかりと三食用意される。
そうであるなら、外へ出る事の出来ない不自由さはあれど、王族としての務めも果たす必要もなく、誰にも邪魔されずに彼女と一緒に過ごせるのなら、それはそれで悪くないかもしれない。
そう思っていた。だがー。
『私と一緒に北の塔で暮らさないか?』
私の唯一。最愛の妻ナターシャにそう告げれば考える間もなく断られた。
『何で私が罪人の塔に?
カイウス様の事は愛していたけれど、私は何も罪を犯していないのですよ?
それなのに一生出る事の出来ない北の塔になんか行く訳がありませんわ』
彼女はそれだけ言うと、別れの挨拶もなく踵を返して去って行った。
塔に入る前の最後の面会で会えるのはただ一人だけ。
会いたいと願った私の唯一との別れは、こんなにも呆気ないものだったのか。
呆然として言葉を発する事も出来ない俺に、次から次へと事務的に知らされるガイナード公爵の嘘と真実に心が追いついていかなかった。
公爵の俺に向ける笑顔も暖かい言葉も全ては嘘だったのか?
ザイルたち魔術師と俺の護衛騎士たちが、裏でガイナード公爵と繋がっていた、と聞かされたのはこの塔に入る前だったのか、それとも後の事だったのか。
彼らは俺の言いなりな様でいて、実際はガイナード公爵の指示で動いていた。彼らからすれば、私は実に滑稽な道化であっただろう。
その彼らも今は魔力を封じられて、ガイナード公爵とは別の収容所に収監された、と聞く。
『はぁっ!?アイツらを殺したのかっ?』
『当然です。彼らはカイウス殿下の説得に応じなかったのですから。』
『だがっ、私は" 殺せ!"とまでは命じなかったぞ!』
『ですが、殿下は後処理はお前たちに任せると仰ったではありませんか。』
あの日の彼らとの会話を思い出す。結局、彼らは俺の為に、ではなく公爵の指示で動いただけ。あの二人の死は決められていた事だったのだ。
だが今更だと思った。俺が指示していようが、公爵の指示だったとしても、二人が生き返る事はないのだから。
そのように考えられるようになったのも、塔に入ってから。罰を受けるようになってからなのだから、俺の性根もとことん腐ってしまっていたらしい。
水晶にただ魔力を流し込むだけ。それだけの罰がたった一度の苦痛で、俺の心までを打ちのめす恐ろしい罰だったと思い知ったのは寝台で目覚めた後の事だ。
水晶に一度手を触れると、魔力を枯渇寸前にするまで手が水晶から離れなくさせる術式も台座に組み込まれている。
水晶のある部屋に俺を連れて行った騎士は確かにそう言った。その言葉を鼻で笑ったのは俺だ。
たかが水晶に自分の魔力を流し込むだけ。その程度の事に『態々、台座に術式まで組み込ませるとは魔術師の無駄遣いだ』などと皮肉の一つも言ってやりたいぐらいだった。
しかし、俺の傲慢な態度も考えも水晶に手を置いた瞬間までだった。
手を置いた瞬間に身体に走る激痛に、水晶から手を離し、椅子から離れたくても手は水晶に貼りついたように離れず、身体は思うように動かない。
魔力が勝手に水晶に吸い込まれていくというよりは、身体の内側から何かを無理矢理に引き剥がそうとする様な痛みが全身を覆う。
そして気付いたら寝台の上だった。
様子を見に来た騎士が言うには、何時間も何日も続けられたような気の遠くなるようなあの時間は、一時間にも満たない時間であったらしい。
魔力を大量に吸い取られるという経験の無かった俺は、あっさりと気を失ってしまったそうだ。
そうして知らされたもう一つの事実。俺は三日も目が覚めなかったらしい。
たった一日、罰を受けただけで俺の心は怯え縮こまり、自尊心など木端微塵に砕け散った。
恐怖に怯えながら水晶に手を置き、身体に痛みが走るも気を失わずに済んだ事にホッと息を吐く。" 蝕む "という表現の方が正しく感じるような激しい全身の痛みにも慣れる。
" 魔力が吸い取られる "から " 魔力を流し込む "、という表現に変わるまで約一か月。その頃には日が沈む前には水晶から手が離れるようになっていた。
腐っても王家の血を引く者だからか。
そんな風に考える余裕が出てくると、塔に入った頃の感情と、塔で過ごす日々で生まれた疑問が頭の中に次々と浮かんでくる。
何故、俺がこんな目に遭わなけれならないのか?
いや、俺が間違っていたのか?
俺はいつから間違えてしまったんだ?
何故?何故?何故?
『カイウス殿下。私はどんな時も何があっても貴方様の心ごとお護りします。
貴方様の願いは私が必ず叶えましょう。
貴方様の言葉に耳を貸さず、貴方様のお気持ちを蔑ろにし続ける王など、この国には不要となる日も近いでしょう。
私の持てる力の全てを使い、貴方様を正しき場所へと導きましょう。』
あの幼き日。ナターシャとの婚約を父に反対され涙を溢す俺をそっと抱きしめてくれたガイナード公爵。
あの言葉の本当の意味はー。
あの時、俺を抱きしめた公爵はどんな表情を浮かべていたのだろうか。
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カイウス視点はあと一話か二話続きます。
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番外編も楽しく読ませて頂いています。アレクの魅力が爆発していますが、本編の場面がより細かく表現されて、また読み直しています。
感想をありがとうございます😊
アレク、魅力爆発していますでしょうか?
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番外編は更新が遅くて完結までもう少しかかりそうですが、最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。
感想をありがとうございます♪
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ですがそういう話を書く時には、非常にビビりな私は毎度、背後を気にして何か?に配慮するように書いてました😂
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ありがとうございました。