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【 番外編 】ざまぁ、な話。その後の話。
王太子アレクシス 〜 愛しいあなた 〜
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後半に紗夜視点が入ります。
===================
「ク、クリス、尋ねたい事があるのだが、、、。
その、何というか、クリスの居た世界では、何もないままある一定の年齢を越えると嫌がられるというのは、男女ともなのだろうか?」
「えっ?男女とも?
あぁ、男性の場合は、ど、、、何故かチェリーとか言われたりしますね。響きは可愛いですよねぇ。
でもそういうコトって、女性が男性に対して色々言うのはちょっと躊躇われるというか、男性側も言われるのを嫌がるので、本人にはあまり言わない事が多い気がします。
そういえば、創作された物語で、経験が無いまま歳を取った男性が魔法を使えるようになる、なんていう設定があって、その物語が流行った事がありましたよ。」
経験がないまま年を取ると魔法が使えるようになる!?
彼女の言葉の意味が分からず、思わず首を傾げてしまう。
何故、経験が無いと魔法が使えるのだ?
この世界には魔法が使える者はそれなりにいるのだが?
「あっ!作られたお話なので、勿論本当の事ではありません。私が居た世界では元々、魔法も無いし魔法使いも居ません。なので私たちの世界では魔法は憧れの対象になるのですよねぇ。
まぁ、そういった経験の有無みたいなのは、実は男性も経験が無い事を揶揄われたりする事もあるみたいです。
でも女性でも男性でも価値観なんて人それぞれで、『経験が無いからって、だからそれがどうした!』って話でしょう?
他人の価値観で色々言われて悩んだり恥かしく思う人も多いけれど、競い合って経験値を増やすのも可笑しな話ですよねぇ。」
そう言って苦笑する彼女は、私が何故、そのような事を尋ねたのか、には気付いていないらしい。
今までそういった経験が無い事を焦る事も、恥ずかしいとも思った事も無い。そういう欲が無いのか、といえば無い訳でもない。聖女サーヤに出会うまでは、愛しいと想える誰かが居なかっただけだ。
聖女サーヤに出会って私は『愛しい』と想う感情を知った。そして一度、知らぬ間に彼女を失った。
たった半年。されどその半年は長く、そして永遠に続くと思われた喪失感は、幸運な事に彼女が再召喚された事で終わりを告げたのだ。そして今、私の婚約者として目の前に座っている。
その事実に頬が緩むのを感じる。例え実際は、表情筋がピクリとも動いていなかったとしても。
彼女の" 初めて "が私ではない事は悔しいと思う。私以外の者が彼女の全てを見た事も彼女の体に触れたと考えると、その者たちの目も、触れた手も、彼女との記憶も全て奪い取ってやりたい。
過去の事だと理解していても、嫉妬してしまったのも事実。
それから何の経験も無い自分は、その者たちと比べられやしないか、と臆する気持ちもあったのも事実。
比べられてガッカリされたら?
やはり元婚約者の方が良いと言われたら?
だけど、そんな事よりも、、、そんなこと?
あぁ、そうだ。私のつまらない嫉妬も、芽生えた劣等感も、聖女サーヤでも一般人のクリスだったとしても、彼女を愛しているという事実の前では、所詮は些細な事なのだ。
「クリス。正直に言えば、この国でもまだ伴侶に純潔である事を求める者も居るだろう。
だが私は、私の婚約者が貴女であるか、そうでない別の女性なのか、ということの方が重要だ。
私は貴女がいい。貴女だけしか欲しくない。
それが一番大事な事だと思う。だから大丈夫だ。私が貴女を必ず守る。
私は聖女サーヤも、元の世界で十年を過ごし、また私の目の前にクリスとして現れた貴女も愛している。これからもずっとだ。」
( 紗夜 視点 )
私の告白、と言っても懺悔に近い告白?、いや、確認事項の確認、なのかな?
私の話を聞いて、最初は驚き固まって、その後、アレクシス殿下の顔から表情が消えた。元々、無表情だった彼の顔から更に表情が消えるって、、、怖いを通り越していたと思う。だって護衛騎士さんや侍女さんたちが怯えて動揺していたのを見てしまった。
私に騙された、ともの凄く怒っているのか、と思ったけれど、その後に元の世界の常識?を尋ねられた。少しだけ答えにくい質問であったけれど、思った事を答えたら、何故か、アレクシス殿下はソワソワと挙動不審に。
一体、どうしたのかと思っていたら、何かに気付いたような顔をした後に真っ直ぐに私を見つめて愛の告白が始まった!
貴女がいい。貴女だけしか欲しくない。
アレクシス殿下の言葉に、元婚約者と親友に裏切られ、カイウスが私を騙していた事を知った時の気持ちが思い出された。
元婚約者が浮気した事も悲しかったし辛かった。だけどはるかにそれを暴露された時、二人に嘘を吐かれていた事の方がショックだった。あの日まで私は二人の事を信じていた。私を裏切っているなんて素振りは全くなくて、それが余計にショックだった。
なんでもないように平然と私に嘘を吐く二人に、今までの人間関係を全てぶち壊された気がした。
人は平気で嘘を吐く。
その事実を目の当たりにして、もうこの先、心の底から人を信じる事が出来ないかもしれない、とそう思った。
だって二人が私をアッサリと裏切り、平然と嘘を吐いていたように、他の人だって私に対して本心では違う事を思っているのかもと、そんなことを考えるようになってしまったから。
元婚約者をもう心の底から信じる事は出来ず、そのまま結婚する事を迷い続け、結婚する日、また異世界に喚ばれてしまった。それからは色々な事が次々と起こって、私は上辺では今まで通りで、流されるようにアレクシス殿下の求婚を受けた。
そんな私なのに、アレクシス殿下は真っ直ぐに『愛している。』と言ってくれた。今も『貴女だけしか欲しくない。』と言ってくれる。
「ありが、、、とうございます。」
色々な想いが込み上げてきて、やっと私の口から出てきたのは、" ありがとう "の言葉だけ。きっとアレクシス殿下は何の事を言っているのか、意味不明だっただろう。そう思っていたら、彼の慌てた様子に首を傾げてしまう。
「ク、クリス!どうしたんだっ!?
まだ何か不安な事があるのか?それともやはり私の事が嫌になったのか?」
アレクシス殿下はどうしてそんな事を言うのだろう?
彼こそ、やっぱり私を婚約者にした事を後悔しているのでは?
そんな気持ちになりかけた時、大きな音を立てて椅子から立ち上がったアレクシス殿下が私の側に来て、座っている私を中腰姿で抱きしめてきた。彼の胸に顔を埋めるような状態で抱きしめられ、突然の事に頭の中は真っ白に。だけど彼の胸元がジワジワと湿ってきた事で、やっと自分が泣いていたのに気付いた。
「大丈夫。絶対に私が貴女を守るから。
愛しい貴女を傷つけようとする者から絶対に守る。私も貴女を傷つけはしない。
だから泣かないでくれっ!」
頭の上から聞こえる必死な声と、ギュウギュウと私を抱きしめる手に心が温かくなる。私はこの人の事を余計な事を考えずに信じられる気がする。
寡黙で、無表情で、感情が無い。
そんな風に言われているアレクシス殿下は、私の前ではこんなにも真っ直ぐに彼の心の内を伝えてくれる。
アレクシス殿下に好意はあると思う。
言われた言葉も嬉しかったけれど、私の前で見せる意外な姿が可愛いらしくて愛しい、と思った。
彼と同じように『愛している』、という言葉を返す自信はまだない。だけど、きっと近い将来にそんな日が来る予感がした。
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ここまでお読み下さりありがとうございます。
「いいね」やエールでの応援をありがとうございます。
更新に時間が空いてしまい申し訳ありません。次話はカイウス視点の話の予定です。
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「ク、クリス、尋ねたい事があるのだが、、、。
その、何というか、クリスの居た世界では、何もないままある一定の年齢を越えると嫌がられるというのは、男女ともなのだろうか?」
「えっ?男女とも?
あぁ、男性の場合は、ど、、、何故かチェリーとか言われたりしますね。響きは可愛いですよねぇ。
でもそういうコトって、女性が男性に対して色々言うのはちょっと躊躇われるというか、男性側も言われるのを嫌がるので、本人にはあまり言わない事が多い気がします。
そういえば、創作された物語で、経験が無いまま歳を取った男性が魔法を使えるようになる、なんていう設定があって、その物語が流行った事がありましたよ。」
経験がないまま年を取ると魔法が使えるようになる!?
彼女の言葉の意味が分からず、思わず首を傾げてしまう。
何故、経験が無いと魔法が使えるのだ?
この世界には魔法が使える者はそれなりにいるのだが?
「あっ!作られたお話なので、勿論本当の事ではありません。私が居た世界では元々、魔法も無いし魔法使いも居ません。なので私たちの世界では魔法は憧れの対象になるのですよねぇ。
まぁ、そういった経験の有無みたいなのは、実は男性も経験が無い事を揶揄われたりする事もあるみたいです。
でも女性でも男性でも価値観なんて人それぞれで、『経験が無いからって、だからそれがどうした!』って話でしょう?
他人の価値観で色々言われて悩んだり恥かしく思う人も多いけれど、競い合って経験値を増やすのも可笑しな話ですよねぇ。」
そう言って苦笑する彼女は、私が何故、そのような事を尋ねたのか、には気付いていないらしい。
今までそういった経験が無い事を焦る事も、恥ずかしいとも思った事も無い。そういう欲が無いのか、といえば無い訳でもない。聖女サーヤに出会うまでは、愛しいと想える誰かが居なかっただけだ。
聖女サーヤに出会って私は『愛しい』と想う感情を知った。そして一度、知らぬ間に彼女を失った。
たった半年。されどその半年は長く、そして永遠に続くと思われた喪失感は、幸運な事に彼女が再召喚された事で終わりを告げたのだ。そして今、私の婚約者として目の前に座っている。
その事実に頬が緩むのを感じる。例え実際は、表情筋がピクリとも動いていなかったとしても。
彼女の" 初めて "が私ではない事は悔しいと思う。私以外の者が彼女の全てを見た事も彼女の体に触れたと考えると、その者たちの目も、触れた手も、彼女との記憶も全て奪い取ってやりたい。
過去の事だと理解していても、嫉妬してしまったのも事実。
それから何の経験も無い自分は、その者たちと比べられやしないか、と臆する気持ちもあったのも事実。
比べられてガッカリされたら?
やはり元婚約者の方が良いと言われたら?
だけど、そんな事よりも、、、そんなこと?
あぁ、そうだ。私のつまらない嫉妬も、芽生えた劣等感も、聖女サーヤでも一般人のクリスだったとしても、彼女を愛しているという事実の前では、所詮は些細な事なのだ。
「クリス。正直に言えば、この国でもまだ伴侶に純潔である事を求める者も居るだろう。
だが私は、私の婚約者が貴女であるか、そうでない別の女性なのか、ということの方が重要だ。
私は貴女がいい。貴女だけしか欲しくない。
それが一番大事な事だと思う。だから大丈夫だ。私が貴女を必ず守る。
私は聖女サーヤも、元の世界で十年を過ごし、また私の目の前にクリスとして現れた貴女も愛している。これからもずっとだ。」
( 紗夜 視点 )
私の告白、と言っても懺悔に近い告白?、いや、確認事項の確認、なのかな?
私の話を聞いて、最初は驚き固まって、その後、アレクシス殿下の顔から表情が消えた。元々、無表情だった彼の顔から更に表情が消えるって、、、怖いを通り越していたと思う。だって護衛騎士さんや侍女さんたちが怯えて動揺していたのを見てしまった。
私に騙された、ともの凄く怒っているのか、と思ったけれど、その後に元の世界の常識?を尋ねられた。少しだけ答えにくい質問であったけれど、思った事を答えたら、何故か、アレクシス殿下はソワソワと挙動不審に。
一体、どうしたのかと思っていたら、何かに気付いたような顔をした後に真っ直ぐに私を見つめて愛の告白が始まった!
貴女がいい。貴女だけしか欲しくない。
アレクシス殿下の言葉に、元婚約者と親友に裏切られ、カイウスが私を騙していた事を知った時の気持ちが思い出された。
元婚約者が浮気した事も悲しかったし辛かった。だけどはるかにそれを暴露された時、二人に嘘を吐かれていた事の方がショックだった。あの日まで私は二人の事を信じていた。私を裏切っているなんて素振りは全くなくて、それが余計にショックだった。
なんでもないように平然と私に嘘を吐く二人に、今までの人間関係を全てぶち壊された気がした。
人は平気で嘘を吐く。
その事実を目の当たりにして、もうこの先、心の底から人を信じる事が出来ないかもしれない、とそう思った。
だって二人が私をアッサリと裏切り、平然と嘘を吐いていたように、他の人だって私に対して本心では違う事を思っているのかもと、そんなことを考えるようになってしまったから。
元婚約者をもう心の底から信じる事は出来ず、そのまま結婚する事を迷い続け、結婚する日、また異世界に喚ばれてしまった。それからは色々な事が次々と起こって、私は上辺では今まで通りで、流されるようにアレクシス殿下の求婚を受けた。
そんな私なのに、アレクシス殿下は真っ直ぐに『愛している。』と言ってくれた。今も『貴女だけしか欲しくない。』と言ってくれる。
「ありが、、、とうございます。」
色々な想いが込み上げてきて、やっと私の口から出てきたのは、" ありがとう "の言葉だけ。きっとアレクシス殿下は何の事を言っているのか、意味不明だっただろう。そう思っていたら、彼の慌てた様子に首を傾げてしまう。
「ク、クリス!どうしたんだっ!?
まだ何か不安な事があるのか?それともやはり私の事が嫌になったのか?」
アレクシス殿下はどうしてそんな事を言うのだろう?
彼こそ、やっぱり私を婚約者にした事を後悔しているのでは?
そんな気持ちになりかけた時、大きな音を立てて椅子から立ち上がったアレクシス殿下が私の側に来て、座っている私を中腰姿で抱きしめてきた。彼の胸に顔を埋めるような状態で抱きしめられ、突然の事に頭の中は真っ白に。だけど彼の胸元がジワジワと湿ってきた事で、やっと自分が泣いていたのに気付いた。
「大丈夫。絶対に私が貴女を守るから。
愛しい貴女を傷つけようとする者から絶対に守る。私も貴女を傷つけはしない。
だから泣かないでくれっ!」
頭の上から聞こえる必死な声と、ギュウギュウと私を抱きしめる手に心が温かくなる。私はこの人の事を余計な事を考えずに信じられる気がする。
寡黙で、無表情で、感情が無い。
そんな風に言われているアレクシス殿下は、私の前ではこんなにも真っ直ぐに彼の心の内を伝えてくれる。
アレクシス殿下に好意はあると思う。
言われた言葉も嬉しかったけれど、私の前で見せる意外な姿が可愛いらしくて愛しい、と思った。
彼と同じように『愛している』、という言葉を返す自信はまだない。だけど、きっと近い将来にそんな日が来る予感がした。
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ありがとうございました。