140 / 149
私
140
しおりを挟む
「もう少しこのままでいい?」
「別にいいですけど…」
突然病室にやって来たかと思えば、お喋りをし、ベッドに入り込んできては一緒に動画を観て、挙句の果てに眠り込んでしまう。
何て常識外れの人間なんだろう。
そう思われても仕方ない。
でも、私はこうしていたかった。
「・・・・・」
「・・・・・」
しばらくの間、私と彼は横になったまま静かに天井を見上げていた。
「また明日も来ていい?」
「別にいいですけど…」
「何か歯切れの悪い言い方ね」
「だって…」
「嫌かどうか教えて」
「嫌ではないです」
「だったらまた明日来るから」
「そうですか…」
「じゃあ、今日は帰るね。バイバイ!」
「別にいいですけど…」
突然病室にやって来たかと思えば、お喋りをし、ベッドに入り込んできては一緒に動画を観て、挙句の果てに眠り込んでしまう。
何て常識外れの人間なんだろう。
そう思われても仕方ない。
でも、私はこうしていたかった。
「・・・・・」
「・・・・・」
しばらくの間、私と彼は横になったまま静かに天井を見上げていた。
「また明日も来ていい?」
「別にいいですけど…」
「何か歯切れの悪い言い方ね」
「だって…」
「嫌かどうか教えて」
「嫌ではないです」
「だったらまた明日来るから」
「そうですか…」
「じゃあ、今日は帰るね。バイバイ!」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる