記憶屋

卯月青澄

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「それより、その相良くんなんどけど、ずっと部活に出てなかったよね。辞めちゃったのかな? 真理、何か知ってる?」

「えっ…本気で言ってるの?」

「何で? この顔見てよ! ふざけてるようには見えないでしょ?」

「城西病院、305号室に行ってみなよ。答えはそこにあると思う」

「私はあなたたち、とってもお似合いの2人だと思ってたわよ」

真理はそれだけ言うと黙り込んでしまった。

城西病院…そこに何があると言うのだろう?
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