記憶屋

卯月青澄

文字の大きさ
上 下
90 / 149

90

しおりを挟む
「生意気言ってすいません」

「なら付き合おうか?」

私は目をこすりながら涙声でそう言った。

彼の優しい言葉に私はある事を思いついた。

イタズラ心に火がついてしまった。

最初はほんのお遊びのつもりだった…

「僕でよければ元カレの代わりでも何でもします」

何はともあれ私と彼は付き合う事に…

もしかしたら、まーくんが結びつけてくれたのかもしれない。


それから毎日、私と彼は部活が終わると一緒に帰った。

そして彼には私が葉月先輩に真似て買った伊達メガネを着けさせ洋服を着させた。

私は彼に葉月先輩になりきらせてしまった。

でも彼は嫌な顔ひとつせずに私に従ってくれた。

私と会う時は必ずメガネをし、洋服を着てくれた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

引きこもり龍人と女傭兵の脱獄マリアージュ

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

言い逃げしました

Rj
恋愛 / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:68

雨が降る 〜連日バージョン〜

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

白菊の歌

歴史・時代 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

聖獣がなつくのは私だけですよ?

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:62,062pt お気に入り:1,981

かくまい重蔵 《第1巻》

歴史・時代 / 連載中 24h.ポイント:349pt お気に入り:1

僕は君が大嫌い

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:9

言いたいことは、それだけかしら?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:781pt お気に入り:1,240

お前以外はダメなんだ

恋愛 / 完結 24h.ポイント:14pt お気に入り:1

処理中です...