記憶屋

卯月青澄

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まーくんは私が小学4年生の時にペットショップで出会った赤色のトイ・プードル。

いつでもどこでもどんな時も一緒だった。

家にいる時は私にベッタリだった。

ご飯も一緒に食べたし、お風呂も一緒に入った。

毎日私の布団で一緒に寝た。

散歩もかかさず朝晩30分は歩いた。

そんなまーくんが病気になったのは1年前。

突然立ち上がれなくなった。

医者から言われたのは余命半年。

いつも一緒にいたのに気付いてあげられなかった。

早く気付いてあげられれば、もっと長く生きられたはずなのに…

ごめんね、まーくん…

病気になってからも、まーくんは私と私の家族と一緒に生活した。

最期の最期まで家族と一緒に過ごした。

余命半年と言われていたけど、まーくんは頑張って1年も生きた。

まーくんは、みんなに愛された。

まーくんが幸せだったかは今となってはわからない。

でも、まーくんはみんなを幸せにした。

みんなを笑顔にしてくれた。

まーくん、本当にありがとう。

私の大切なまーくん。

私の愛するまーくん。
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