記憶屋

卯月青澄

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5月13日。

帰りのホームルームが終わり、部活へ行く準備をしていると…

ブルブルブル…

スマホがブルってる。

スマホを手に取り電源を入れるとママからLINEが入っていた。

【まーくんが逝きました】

頭が真っ白になり、LINEの内容が頭に入ってこなかった。

何が起こっているのか、自分がどこにいるのかさえもわからなくなった。

「美咲、大丈夫?」

友達にそう言われて、我に返った。

と同時にLINEの言葉の意味をようやく理解する事が出来た。

頭を金づちで殴られたような衝撃が走った。
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