記憶屋

卯月青澄

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記憶屋

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「早速ですが、本題に入ります」

「はい」

余り余計な事を話して、仲良くなるのは仕事に差し支える。

情に流されてしまうからだ。

記憶屋に感情はいらない。

仕事に徹するだけだ。

「あなたが記憶を消したいのは?」

「恋人の女性です。平野美咲さんです。高校3年生で僕の先輩です」

依頼主本人以外の記憶を消すのは稀に見るケースだ。

けれども出来ない訳じゃない。

ただ問題は…
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