記憶屋

卯月青澄

文字の大きさ
上 下
24 / 149

24

しおりを挟む
そして土曜日になった。

駅前のケーキ屋は9時がオープン。

早めに家を出たので15分前には到着した。

ところが店の前には10人近くの客が既に列をなしていた。

9時になると店がオープンして次々と客が店に入って行った。

僕が店に入ったのは、20分後だった。

ショーケースには沢山の種類のケーキが並べられていた。

先輩が食べたいというショートケーを先輩の家族分を含めて5つ買った。

先輩の喜ぶ顔が目に浮かんで嬉しくなった。

それから店を出て先輩の家に向けて歩き始めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

新生活はパスタとともに

矢木羽研
ライト文芸
『日曜の昼は後輩女子にパスタを作る』の続編(第2部)です。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/668119599/55735191 先輩と後輩の関係性も進歩し、4月からの新生活に向けて動き出します。 前作よりちょっと材料や手間に凝ったパスタのレシピとともにお楽しみください。 カクヨムのアニバーサリーイベント(KAC2024)にて、毎回異なるお題に沿って書き下ろした連作短編です。

男女の友人関係は成立する?……無理です。

しゃーりん
恋愛
ローゼマリーには懇意にしている男女の友人がいる。 ローゼマリーと婚約者ロベルト、親友マチルダと婚約者グレッグ。 ある令嬢から、ロベルトとマチルダが二人で一緒にいたと言われても『友人だから』と気に留めなかった。 それでも気にした方がいいと言われたローゼマリーは、母に男女でも友人関係にはなれるよね?と聞いてみたが、母の答えは否定的だった。同性と同じような関係は無理だ、と。 その上、マチルダが親友に相応しくないと母に言われたローゼマリーは腹が立ったが、兄からその理由を説明された。そして父からも20年以上前にあった母の婚約者と友人の裏切りの話を聞くことになるというお話です。

【完結】見返りは、当然求めますわ

楽歩
恋愛
王太子クリストファーが突然告げた言葉に、緊張が走る王太子の私室。 伝統に従い、10歳の頃から正妃候補として選ばれたエルミーヌとシャルロットは、互いに成長を支え合いながらも、その座を争ってきた。しかし、正妃が正式に決定される半年を前に、二人の努力が無視されるかのようなその言葉に、驚きと戸惑いが広がる。 ※誤字脱字、勉強不足、名前間違い、ご都合主義などなど、どうか温かい目で(o_ _)o))

例えば星をつかめるとして

紫月 瑠維
ライト文芸
【宇宙からやってきた君と私のひと夏の記憶】 進路で悩む高校生、澄佳の街に突然隕石が降ってきた。次の日、学校へ行くと『星野叶多(ほしのかなた)』と名乗る見知らぬ男子生徒がいて──。 「遠い惑星だよ。太陽系よりももっと遠い。 そこが、僕が生まれたところ」 自らを隕石だと言う彼の、宇宙へ戻る手伝いをする羽目になった澄佳。彼と過ごした、短くて愛おしい夏の記憶。 「好きになったかもしれない。 君が生まれた、この小さな星のこと」 ──流れ星を繋ぎ止める方法を、私はしらない。 この想いを叫ぶには、星が流れるのは速すぎる── 野いちご/ベリーズカフェで連載していたものを修正して投稿していきます。 第2回ライト文芸大賞エントリー中。 宜しくお願い致します。

女男の世界

キョウキョウ
ライト文芸
 仕事の帰りに通るいつもの道、いつもと同じ時間に歩いてると背後から何かの気配。気づいた時には脇腹を刺されて生涯を閉じてしまった佐藤優。  再び目を開いたとき、彼の身体は何故か若返っていた。学生時代に戻っていた。しかも、記憶にある世界とは違う、極端に男性が少なく女性が多い歪な世界。  男女比が異なる世界で違った常識、全く別の知識に四苦八苦する優。  彼は、この価値観の違うこの世界でどう生きていくだろうか。 ※過去に小説家になろう等で公開していたものと同じ内容です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

ファミリーヒストリア~あなたの家族、書きます~

摂津いの
ライト文芸
「ファミリーヒストリア」それは、依頼者の家族の物語を本に綴るという仕事。 紆余曲折を経て、それを生業とする女性と依頼者や周囲の人たちとの心の交流。 あなたの家族の物語、知りたくありませんか?

観察者たち

崎田毅駿
ライト文芸
 夏休みの半ば、中学一年生の女子・盛川真麻が行方不明となり、やがて遺体となって発見される。程なくして、彼女が直近に電話していた、幼馴染みで同じ学校の同級生男子・保志朝郎もまた行方が分からなくなっていることが判明。一体何が起こったのか?  ――事件からおよそ二年が経過し、探偵の流次郎のもとを一人の男性が訪ねる。盛川真麻の父親だった。彼の依頼は、子供に浴びせられた誹謗中傷をどうにかして晴らして欲しい、というものだった。

旦那と自分と子分と代償と、

雪野鈴竜(ユキノリンリュウ)
ライト文芸
命ある者は、常に“欲”を出し続けている──それは人の子でも妖(あやかし)でもなんでも同じことだ。

処理中です...