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また、いずみんとは私がこっちに来てからも頻繁に連絡を取っていた。
メールをすることもあったし、電話することも沢山会った。
いつもくだらないお喋りをして笑い転げている私たちだったけど、最近いずみんの様子がおかしかった。
話しを聞いてみると、少し前からいたずら電話が頻繁にかかってくるようになったり、外を歩いていると後ろから誰かにつけられていると言っていた。
舞台俳優の彰さんの熱烈なファンがストーカーになった線を私は考えていた。
彰さんだけでなく、いずみんにも危害が及ぶんではないかと気が気でなかった。
心配せずにはいられなかった。
だから今すぐにでも警察に相談に行くように促した。
実際警察がどこまで動いてくれるかはわからない。
事件が起こらないと警察は動かないと聞いたこともある。
だから警察なんてアテに出来なかった。
それでも、いずみんの身の安全を確保するには警察の助けが必要だった。
それから数日後、いずみんは彰さんと一緒に警察に相談に行っていた。
イタズラ電話に関しては、知らない番号は出ないように言われ、あとをつけられてることに関しては出来るだけ外を歩く時は複数の人で出かけるように言われたようだ。
そんなの警察に言われなくてもわかってるし、そんなことを聞きたくて警察に相談に行ったんじゃない。
もっと真剣に対応して欲しい。
いずみんと彰さんの2人の命がかかってる。
そんな適当な対応じゃ納得出来ない。
冗談じゃない。
そんなある日の午前11時過ぎ、いずみんから電話があった。
今、私は13時からニューヨーク市内のイベントホールで行なわれる大人気バンドグループのボーカルの追悼式でピアノを演奏することになっており、会場で打ち合わせをしていた。
でも、こっちで11時ってことは日本では夜中の1時くらい。
こんな時間にいずみんから電話なんてホントに珍しいことだった。
『もしもし、いずみんどうかした?』
『しっ‥しお…りんの…こえ…が…きき…たく…なって…』
『日本は夜中でしょ?こんな時間に電話してくるなんて何かあった?』
『わっ‥わた…しに…なに…か…あった…ら…なに…か…あった…ら…』
『何かあったらって、何もないから大丈夫だよ。もしかして例のイタズラ電話とかつけられてるって言うの、まだ続いてるの?』
『うっ‥うん』
『うんじゃないよ。警察は?』
『なっ‥なに…も…ない…から…うご…けない…って…いわ…れた…』
『ちょっと何それ?ふざけんなって…私が明日警察に苦情の電話を入れてあげるから。もしそれでも駄目だったら、ボディーガードでも何でも依頼してあげる。絶対にいずみんを危険な目にはあわせないから安心して』
メールをすることもあったし、電話することも沢山会った。
いつもくだらないお喋りをして笑い転げている私たちだったけど、最近いずみんの様子がおかしかった。
話しを聞いてみると、少し前からいたずら電話が頻繁にかかってくるようになったり、外を歩いていると後ろから誰かにつけられていると言っていた。
舞台俳優の彰さんの熱烈なファンがストーカーになった線を私は考えていた。
彰さんだけでなく、いずみんにも危害が及ぶんではないかと気が気でなかった。
心配せずにはいられなかった。
だから今すぐにでも警察に相談に行くように促した。
実際警察がどこまで動いてくれるかはわからない。
事件が起こらないと警察は動かないと聞いたこともある。
だから警察なんてアテに出来なかった。
それでも、いずみんの身の安全を確保するには警察の助けが必要だった。
それから数日後、いずみんは彰さんと一緒に警察に相談に行っていた。
イタズラ電話に関しては、知らない番号は出ないように言われ、あとをつけられてることに関しては出来るだけ外を歩く時は複数の人で出かけるように言われたようだ。
そんなの警察に言われなくてもわかってるし、そんなことを聞きたくて警察に相談に行ったんじゃない。
もっと真剣に対応して欲しい。
いずみんと彰さんの2人の命がかかってる。
そんな適当な対応じゃ納得出来ない。
冗談じゃない。
そんなある日の午前11時過ぎ、いずみんから電話があった。
今、私は13時からニューヨーク市内のイベントホールで行なわれる大人気バンドグループのボーカルの追悼式でピアノを演奏することになっており、会場で打ち合わせをしていた。
でも、こっちで11時ってことは日本では夜中の1時くらい。
こんな時間にいずみんから電話なんてホントに珍しいことだった。
『もしもし、いずみんどうかした?』
『しっ‥しお…りんの…こえ…が…きき…たく…なって…』
『日本は夜中でしょ?こんな時間に電話してくるなんて何かあった?』
『わっ‥わた…しに…なに…か…あった…ら…なに…か…あった…ら…』
『何かあったらって、何もないから大丈夫だよ。もしかして例のイタズラ電話とかつけられてるって言うの、まだ続いてるの?』
『うっ‥うん』
『うんじゃないよ。警察は?』
『なっ‥なに…も…ない…から…うご…けない…って…いわ…れた…』
『ちょっと何それ?ふざけんなって…私が明日警察に苦情の電話を入れてあげるから。もしそれでも駄目だったら、ボディーガードでも何でも依頼してあげる。絶対にいずみんを危険な目にはあわせないから安心して』
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