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翌日。
「しっ‥しお…りん…きょう…はど…こか…いく…の?」
朝食を食べていると、隣に座っているいずみんが滅多に聞かないような質問を投げかけてきた。
「どこにも行かないけど、何で?」
「きっ‥きに…なった…から…きい…た…だけ…」
「家でグウたらする予定」
「そっ‥そう…」
何か気になることがあるというのだろうか?
私の様子がおかしいことに疑惑を抱いているのかもしれない。
それから朝食を食べ終えたいずみんは支度を終えると、「いっ‥いって…きま…す」と言って玄関を飛び出した。
料理の出来ない私は朝食の後片付けが担当になっていたので食器を手洗いしてから病院に行く準備をした。
そして戸締まりをしてから外に出て駐輪場に停めてある原付きにまたがりエンジンをつけた。
その瞬間…誰かが私のうしろに座った。
「ちょっと誰!えっ…」
怖いけど思い切ってうしろを振り返りながら声を荒らげて言うと、そこには学校に行ったはずのいずみんが何故かいた。
「いずみん、何してるの?学校は?」
「わっ‥わた…しの…ことは…いい…の…しお…りん…こそ…どこに…いく…の?」
「私?私は………ちょっと原付きでドライブしようかなと思って…」
「だっ‥だった…ら…わた…しも…いく」
「いいよ来なくて。いずみんが行くようなところじゃないから」
「いっ‥いっ…しょに…いく…」
こうなってしまうと、私が首を縦に振るまではいずみんは意地でも動かない。
いずみんは意外にも昔から頑固なところがあった。
「わかった。振り落とされないように、ちゃんと捕まっててよ」
「うっ‥うん」
ここまで来たら隠しておけない。
薄々だけど、いずみんは何かに気づき始めているみたいだ。
だから今がいずみんに伝える絶好のタイミングなのかもしれない。
それにもし、お母さんの病気を知ったいずみんがショックを受けて絶望したとしても私の全てでいずみんを支えようと覚悟した。
私は目的地を告げないまま、原チャで2ケツして病院に向かった。
「いずみん、着いたよ」
「こっ‥ここ…って…」
「病院だよ。お母さんが入院してる」
「おっ‥おか…あさん…が?」
「2日前に職場で倒れて病院に搬送されたの。隠しててゴメン」
「おっ‥おかあ…さんっ」
「いずみんっ」
突然慌てて走り出したいずみんを追いかけて腕を掴んで制止した。
「しっ‥しお…りん…きょう…はど…こか…いく…の?」
朝食を食べていると、隣に座っているいずみんが滅多に聞かないような質問を投げかけてきた。
「どこにも行かないけど、何で?」
「きっ‥きに…なった…から…きい…た…だけ…」
「家でグウたらする予定」
「そっ‥そう…」
何か気になることがあるというのだろうか?
私の様子がおかしいことに疑惑を抱いているのかもしれない。
それから朝食を食べ終えたいずみんは支度を終えると、「いっ‥いって…きま…す」と言って玄関を飛び出した。
料理の出来ない私は朝食の後片付けが担当になっていたので食器を手洗いしてから病院に行く準備をした。
そして戸締まりをしてから外に出て駐輪場に停めてある原付きにまたがりエンジンをつけた。
その瞬間…誰かが私のうしろに座った。
「ちょっと誰!えっ…」
怖いけど思い切ってうしろを振り返りながら声を荒らげて言うと、そこには学校に行ったはずのいずみんが何故かいた。
「いずみん、何してるの?学校は?」
「わっ‥わた…しの…ことは…いい…の…しお…りん…こそ…どこに…いく…の?」
「私?私は………ちょっと原付きでドライブしようかなと思って…」
「だっ‥だった…ら…わた…しも…いく」
「いいよ来なくて。いずみんが行くようなところじゃないから」
「いっ‥いっ…しょに…いく…」
こうなってしまうと、私が首を縦に振るまではいずみんは意地でも動かない。
いずみんは意外にも昔から頑固なところがあった。
「わかった。振り落とされないように、ちゃんと捕まっててよ」
「うっ‥うん」
ここまで来たら隠しておけない。
薄々だけど、いずみんは何かに気づき始めているみたいだ。
だから今がいずみんに伝える絶好のタイミングなのかもしれない。
それにもし、お母さんの病気を知ったいずみんがショックを受けて絶望したとしても私の全てでいずみんを支えようと覚悟した。
私は目的地を告げないまま、原チャで2ケツして病院に向かった。
「いずみん、着いたよ」
「こっ‥ここ…って…」
「病院だよ。お母さんが入院してる」
「おっ‥おか…あさん…が?」
「2日前に職場で倒れて病院に搬送されたの。隠しててゴメン」
「おっ‥おかあ…さんっ」
「いずみんっ」
突然慌てて走り出したいずみんを追いかけて腕を掴んで制止した。
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