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「試合はどうだった?」
「それは…」
「負けてもうたわ」
「そう…まだ来年があるから」
結菜をガッカリさせて、気を落とさせてしまうと思うと胸が痛かった。
「結菜、今からやりたいことあるから窓の外でも見とってくれるか?」
「なに?」
「ええから外見とってくれや」
「うん」
結菜の眠り続けている姿を見てしまった時、死という言葉が脳裏をよぎってしまった。
その瞬間から気持ちが一気に沈んでしまい、元に戻せなくなっていた。
「早よ準備してまおうで」
「あぁ…」
それからバースデーケーキを箱から取り出してローソクを15本立てて火をつけた。
そして僕がケーキを持ち、月は電気を消した。
「結菜、誕生日おめでとう」
「おめでとさん」
「えっ…今日ってわたしの誕生日なの?」
「自分の誕生日を忘れちゃダメだろ」
「そうやぞ。1年で1番めでたい日ぃ忘れたらいかんで」
「そうだよね…ありがとう」
「結菜、少しの間体を起こせそう?」
「うん」
僕は結菜の体を抱きしめると、上半身をベッドの上で起き上がらせてあげた。
結菜は殆んど食事を摂っていないせいなのか、体に力が入らないようだった。
「ロウソク消せる?」
「うん、ふぅぅぅぅぅ~~」
結菜のローソクを消す力は弱々しかったけど1度で全部消えてくれた。
「それは…」
「負けてもうたわ」
「そう…まだ来年があるから」
結菜をガッカリさせて、気を落とさせてしまうと思うと胸が痛かった。
「結菜、今からやりたいことあるから窓の外でも見とってくれるか?」
「なに?」
「ええから外見とってくれや」
「うん」
結菜の眠り続けている姿を見てしまった時、死という言葉が脳裏をよぎってしまった。
その瞬間から気持ちが一気に沈んでしまい、元に戻せなくなっていた。
「早よ準備してまおうで」
「あぁ…」
それからバースデーケーキを箱から取り出してローソクを15本立てて火をつけた。
そして僕がケーキを持ち、月は電気を消した。
「結菜、誕生日おめでとう」
「おめでとさん」
「えっ…今日ってわたしの誕生日なの?」
「自分の誕生日を忘れちゃダメだろ」
「そうやぞ。1年で1番めでたい日ぃ忘れたらいかんで」
「そうだよね…ありがとう」
「結菜、少しの間体を起こせそう?」
「うん」
僕は結菜の体を抱きしめると、上半身をベッドの上で起き上がらせてあげた。
結菜は殆んど食事を摂っていないせいなのか、体に力が入らないようだった。
「ロウソク消せる?」
「うん、ふぅぅぅぅぅ~~」
結菜のローソクを消す力は弱々しかったけど1度で全部消えてくれた。
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