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櫻井泉水
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私のだけど私のではない上履きには砂が敷き詰められていて、彼がどういう方法を取ったのかは検討もつかないけど、下駄箱には砂の入った上履きから私の本当の上履きに入れ替えられていた。
また、私の机には【死ね】という文字がマジックペンで落書きがされていた。
それを彼が謎の液体を含んだ雑巾で拭き取ってくれていた。
それは今日に始まったことではないのかもしれない。
そうでなきゃ、彼が謎の液体まで用意してくれてるはずはない。
私が知らないだけで、もっと前から上履きのイタズラや机の落書きがされていて、彼がずっとそれを対処してくれていたに違いない。
自分のことなのに全く気づかず、その上彼に助けてもらっていたなんて…
本当に自分が情けないし、死にたい気持でイッパイになった。
それに私に気付かれないように朝一番で学校に登校してくれていたことに心から感謝してるし、それを言葉で伝えたいと心底思った。
でも、それは彼はきっと望んでいない。
私への嫌がらせを気付かせないのが彼の望むところなのだろうから…。
それともう1つ決して忘れてはならない重要過ぎることがある。
【N】さん…
私は勝手に女子だと決めつけていた。
手紙の文字が女の子っぽいという理由でそう思っていた。
でも、実際は違っていた。
【N】さんはいつも私の1番近くで私を見守っていてくれた。
いつも私の近くで私を見てくれていた。
私の隣の席でいつも私を気にかけてくれていた。
私の大好きな人…西島彰くん。
まさかあなたが【N】さんだったなんて…。
想像もしていなかった。
気付いてあげることさえ出来なかった。
今になって改めて、気付けるチャンスは結構あったと振り返ることが出来た。
彼は私の持ち物に対して「かわいいね、そのディズニーのキャラクター」と言っていた。
【N】さんも彼と同様に手紙の中で「櫻井さんはディズニーが好きなんですよね」と言っていた。
サンリオのキャラクターをディズニーと勘違いする人なんてそうはいないはず。
その時点で彼=【N】さんだと気付くべきだった。
その他にもいくつか彼と【N】さんを結びつけるものはあった。
私のバカっ!
バカ、バカ、バカッ!
でも、どうして彼はそこまでしてくれるのだろう?
友達だと思ってくれてるからだろうか?
それとも担任の先生に面倒をみるよう頼まれていたのだろうか?
そんな理由などわかる訳ないけど、知りたいし、知る必要はあるし、知るのは義務だと思った。
また、私の机には【死ね】という文字がマジックペンで落書きがされていた。
それを彼が謎の液体を含んだ雑巾で拭き取ってくれていた。
それは今日に始まったことではないのかもしれない。
そうでなきゃ、彼が謎の液体まで用意してくれてるはずはない。
私が知らないだけで、もっと前から上履きのイタズラや机の落書きがされていて、彼がずっとそれを対処してくれていたに違いない。
自分のことなのに全く気づかず、その上彼に助けてもらっていたなんて…
本当に自分が情けないし、死にたい気持でイッパイになった。
それに私に気付かれないように朝一番で学校に登校してくれていたことに心から感謝してるし、それを言葉で伝えたいと心底思った。
でも、それは彼はきっと望んでいない。
私への嫌がらせを気付かせないのが彼の望むところなのだろうから…。
それともう1つ決して忘れてはならない重要過ぎることがある。
【N】さん…
私は勝手に女子だと決めつけていた。
手紙の文字が女の子っぽいという理由でそう思っていた。
でも、実際は違っていた。
【N】さんはいつも私の1番近くで私を見守っていてくれた。
いつも私の近くで私を見てくれていた。
私の隣の席でいつも私を気にかけてくれていた。
私の大好きな人…西島彰くん。
まさかあなたが【N】さんだったなんて…。
想像もしていなかった。
気付いてあげることさえ出来なかった。
今になって改めて、気付けるチャンスは結構あったと振り返ることが出来た。
彼は私の持ち物に対して「かわいいね、そのディズニーのキャラクター」と言っていた。
【N】さんも彼と同様に手紙の中で「櫻井さんはディズニーが好きなんですよね」と言っていた。
サンリオのキャラクターをディズニーと勘違いする人なんてそうはいないはず。
その時点で彼=【N】さんだと気付くべきだった。
その他にもいくつか彼と【N】さんを結びつけるものはあった。
私のバカっ!
バカ、バカ、バカッ!
でも、どうして彼はそこまでしてくれるのだろう?
友達だと思ってくれてるからだろうか?
それとも担任の先生に面倒をみるよう頼まれていたのだろうか?
そんな理由などわかる訳ないけど、知りたいし、知る必要はあるし、知るのは義務だと思った。
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