109 / 441
109
しおりを挟む
公園で一息ついたあと駅まで一緒に歩いて、駅の改札前で別れた。
その際に、コナンくんように買ったお菓子をお土産に手渡した。
すごく驚いていたし、遠慮していたけど無理矢理に手渡して帰らせた。
最終公演が終わり、翌日から次の舞台の練習が始まった。
午前10時から始まり、夕方の17時くらいまで練習があり、終わるとクタクタになっていた。
それでも練習は楽しかったし、舞台の公開が始まるのを考えただけで胸が弾んだ。
それに練習が終わったあと、毎日ではないけどコナンくんが外で待っていてくれることがあって、それが楽しみになっていた。
コナンくんがいる時は、2人で色んなお店に立ち寄った。
テレビやネットで話題になっているお店に連れて行った。
スイーツも食べたし、たこ焼き、ハットグ、たい焼きなど様々な物を食べた。
ここで1つだけ気をつけなければならないことがある。
コナンくんが飲食をしている時は、決して顔を見ないこと。
コナンくんは顔を見られることに、すごく抵抗があるようで、決して僕には素顔を見せようとしないからだ。
きっと何かコンプレックスがあるのだろう。
僕にだってそういうものはある。
だから気持がわからないでもない。
そういうところを含めてコナンくんを愛しいと思った。
そして知らぬ間に、僕の中でコナンくんは特別な存在になっていたし、彼女を重ねていた部分もあった。
だからと言って、コナンくんを彼女の代わりにしている訳ではない。
どちらも大切な存在でどちらもかけがえのない人であるのは間違いない。
だからコナンくんと一緒にいる時でさえも彼女のことは一時も忘れたことはない。
いつも考えている。
だから訪れた場所や食べた物を写真に撮って彼女にいつも送っていた。
彼女はそれらを見て、【私も食べたい】【私も行きたい】とメールが返ってきた。
だから僕も【是非、今度ご一緒に】と返した。
そんなこと絶対にあり得ないけど…。
また彼女は【誰と食べに行ってるんですか?】【誰と一緒ですか?】と尋ねてきた。
もちろんコナンくんと一緒だなんて言えるはずもなく、【仲の良い友達だよ】と嘘の返信をした。
申し訳ないと思った。
それにいつまでNを演じ続ければいいんだろうと考えるようにもなっていた。
Nでいることがツラく苦しくなっていた。
Nでい続けられる自信がなくなっていた。
その際に、コナンくんように買ったお菓子をお土産に手渡した。
すごく驚いていたし、遠慮していたけど無理矢理に手渡して帰らせた。
最終公演が終わり、翌日から次の舞台の練習が始まった。
午前10時から始まり、夕方の17時くらいまで練習があり、終わるとクタクタになっていた。
それでも練習は楽しかったし、舞台の公開が始まるのを考えただけで胸が弾んだ。
それに練習が終わったあと、毎日ではないけどコナンくんが外で待っていてくれることがあって、それが楽しみになっていた。
コナンくんがいる時は、2人で色んなお店に立ち寄った。
テレビやネットで話題になっているお店に連れて行った。
スイーツも食べたし、たこ焼き、ハットグ、たい焼きなど様々な物を食べた。
ここで1つだけ気をつけなければならないことがある。
コナンくんが飲食をしている時は、決して顔を見ないこと。
コナンくんは顔を見られることに、すごく抵抗があるようで、決して僕には素顔を見せようとしないからだ。
きっと何かコンプレックスがあるのだろう。
僕にだってそういうものはある。
だから気持がわからないでもない。
そういうところを含めてコナンくんを愛しいと思った。
そして知らぬ間に、僕の中でコナンくんは特別な存在になっていたし、彼女を重ねていた部分もあった。
だからと言って、コナンくんを彼女の代わりにしている訳ではない。
どちらも大切な存在でどちらもかけがえのない人であるのは間違いない。
だからコナンくんと一緒にいる時でさえも彼女のことは一時も忘れたことはない。
いつも考えている。
だから訪れた場所や食べた物を写真に撮って彼女にいつも送っていた。
彼女はそれらを見て、【私も食べたい】【私も行きたい】とメールが返ってきた。
だから僕も【是非、今度ご一緒に】と返した。
そんなこと絶対にあり得ないけど…。
また彼女は【誰と食べに行ってるんですか?】【誰と一緒ですか?】と尋ねてきた。
もちろんコナンくんと一緒だなんて言えるはずもなく、【仲の良い友達だよ】と嘘の返信をした。
申し訳ないと思った。
それにいつまでNを演じ続ければいいんだろうと考えるようにもなっていた。
Nでいることがツラく苦しくなっていた。
Nでい続けられる自信がなくなっていた。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
記憶屋
卯月青澄
ライト文芸
僕は風間。
人の記憶(思い出)を消す事の出来る記憶屋。
正しく言うと記憶、思い出を一時的に取り出し、『記憶箱』と呼ばれる小さな木箱に閉まっておく事が出来るというもの。
でも、それはいつかは本人が開けなければならない箱。
僕は依頼のあった人物に会いに行き、記憶を一時的に封印するのが仕事。
そして今日もこれから依頼人に会いに行く。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる