記憶屋2

卯月青澄

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生徒会長

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昼を終えると、森に囲まれた大きな公園に行った。

「せっかくだから、ボートでも乗ろうか?」

「生徒会長、体が…」

「足漕ぎボートなら大丈夫だよ」

それから池まで歩き、アヒルのボートに乗った。

ボートの上から船こぎ場で買った鯉のエサを群がる鯉に与えた。

彼女は楽しそうに笑っていた。

それだけの事なのに不思議と幸せを感じる事が出来た。

「楽しそうだね?」

「はい、初めてボートの上から鯉にエサをあげたので楽しくて…」

「そうか、それは良かった。今日は付き合ってくれてありがとう」
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