記憶屋2

卯月青澄

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生徒会長

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目を開けると白い天井が視界に入ってきた。

口には酸素呼吸器がつけられ、ベッドの横に点滴スタンドが置かれている事から腕に点滴をされているのがわかった。

体を動かそうとしたけど、体中のあちこちが痛くて出来なかった。

「誰か…」

声にならない声で誰かを呼んだ。

「誠…目を覚ましたのね」

「母さん…」

「良かった…本当に良かった」

母さんは涙を流して喜んでいた。
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