記憶屋2

卯月青澄

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生徒会長

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仕方なく私も階段を使った。

もう少しで階段を登り切るところまで来ていた。

えっ!

誰かに後ろから襟元を引っ張られた。

「うわぁぁぁぁ」

バランスを崩した私は後ろに倒れ、そのまま階段から転げ落ちた。

ゴンッ!
ガッ!
バゴッ!
グニャッ!

頭や肩や腰を何度も何度も強く打ちつけた。

何が何だかわからなくなっていった。

意識が…遠のいていった。

「会長…しっかり…して下さい」

誰かに声をかけられた。

目を開けても視界が歪んで何も見えなかった。

体も言うことを聞かなかった。

ピーポーピーポー…
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