記憶屋2

卯月青澄

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いじめられっ子

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翌日、学校に行くと生徒会長が職員の下駄箱で待っていてくれた。

そして、職員室に連れて行かれた。

お客様用の個室に通されると、担任の柿沼先生と校長先生が待っていた。

「佐藤さん、色々と事情はお聞きしました。ツラかったでしょう? でも、もう大丈夫です。2度といじめは起こさせません。約束します」

校長先生は私の手を取ると、優しく握って下さった。

「佐藤、一体誰にやられたんだ?」

柿沼先生は躊躇する事なく聞いてきた。

「それは…」
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