記憶屋2

卯月青澄

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いじめられっ子

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その後は公園に寄ってベンチに座り、何もせず、只々季節の風を感じていた。

木々と草木の良い香りがした。

「もう少しの辛抱だ。よく今まで我慢してきた」

「はい…」

生徒会長はそう言うと、私を抱きしめてくれた。

どういう感情で私を抱きしめてくれているのだろう?

生徒会長として生徒の1人としてだろうか?

それとも女性として見てくれているのだろうか?
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