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スライムの森

第5話 昼休みの秘密特訓 B

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 学校が終わり自宅に帰った僕は、宿題を終えてからベットに横になって仮眠を取る。────睡眠は小刻みに取っても効果があるらしい。

 夜はまたゲーム世界に行くつもりなので、少しでも回復しておきたい。


 …………。

 ……。


 ドアをノックする音で、目を覚ます。

 寝ていたら、仕事から帰った母に起こされた。





 夕食の準備が出来たので、呼びに来てくれたようだ。

「────なに、寝てたの? 呼んでもなかなか来ないから、心配したのよ」



 今度から仮眠をとるときは、目覚ましをセットしてからにしよう。


 夕食を取り風呂に入ってから、準備を整える。
 準備といっても、ゲーム機のネックレスを、身に付けるだけなんだけど────

 僕はゲーム機のネックレスを見る。
 ネックレスは紐に、水滴のような綺麗な石が付いているだけの代物だ。


 ……。
 
 このゲーム機は電源もいらないし、起動ボタンもない。
 こんなもので、リアルなゲーム世界には入れるなんて……。
 


 今更ながらに、不思議に思う。

「ほんと、どういう原理なんだ、これは……?」


 どこのメーカーが作っているんだろう?
 こんなのが販売されたとか、ニュースで見たことないんだよな。


 ……。

 ……まあ僕は元々ゲームに詳しくない。
 だから知らないだけで、最新のゲーム機はここまで進化していたんだろう。

 技術の進歩は目覚ましい。






 僕はゲーム世界に入る為に、眠りに就いた。


 ────そして、目を覚ます。

 無事にゲーム世界に入れた。
 ここは、宿屋の一室だ。


 まずは、ステータスをチェックしよう……。

 ステータスを見てみると、スキルが沢山追加されていた。

 
 僕の狙いは、当たっていたようだ。



 ────さて、今日はどうしよう?

 冒険者ギルドに行っても、どうせ仲間募集の応募者はいないだろうし────

 村の外に出てみようかな。


 ……。
 
 ……よし、決めた!


 ────僕は装備を整える。

 そして、最初の冒険に出かけることにした。



 *************************

 名前    タナカ ジロウ           
 
 職業      冒険者Lv01 魔法使いLv01                       
 戦闘タイプ     特質系 時空間能力者
 魔力属性        闇  
 

 最大HP       140
 最大MP       670

 膂力         28
 体力        130
 魔力        830
 俊敏         26
 命中         55

 精神力       125
 運          70
 魅力        115       


 装備
 旅人の服 旅人の靴 旅人のマント 冒険者の盾 魔導士の指輪 勇者のネックレス

 スキル
 魔力操作 魔力属性変化 魔力具現化 魔力放出

 魔法
 なし

 特技
 ダークショット

 所持金
 金貨0枚 

 ボーナスポイント
        0

 *************************

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