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外伝 ロブドの戦い
第47話 戦いの拡大 2
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謀反を起こして、自分が王になるというパーシュアの野望には、リアリティがない。この領地の兵士を総動員しても、相手の方が数が多い。
勝ち目のない戦いだ。
たとえ勝ち目のない戦いでも、戦わなければいけないような場合もあるだろう。
勝てないとわかっていても、命がけで戦うだけの意義のある戦いもあるだろう。
だが今回の、パーシュアの計画はどうだ?
戦う必要も、意義もない。
自分が王になるための戦い――
だが、王になってどうする?
何のために王になる――?
パーシュアは財政破綻という自分の失敗を、戦争という博打で誤魔化そうとしているだけだ。
――そうジェイドは言っていた。
このまま無理筋な計画を推し進めれば、パーシュアだけではなく、このゾポンドート領自体が、王家と決定的に対立する。
そういった事態を危惧する貴族たちが、それを避けようと、バーナルドを盟主にして暗躍している。
ゾポンドート領内から、軍が出ない様に足を引っ張っているのだ。
ついでに、敵対派閥の力を削ぐことにもなる。
俺は最初期から『悪辣眼鏡』の、手駒として工作活動に参加している。
だからこの『反乱軍』は、パーシュアを王都へ向かわせないための道具だと分っている。貴族同士の権力闘争の片棒を、担いでいるに過ぎない。
反乱軍の仲間の皆は、理想と使命感に燃えているが――
俺達は、権力闘争の駒だ。
商人たち協力を得て、反乱軍の装備も充実することになった。
とはいっても、俺達に正規軍とまともにやり合える練度は無い。
森の中に潜み、行軍中の正規軍に矢を放ち、即座に逃げ出す。
崖の上から岩を落とす。
――などのゲリラ戦を展開して、暴動鎮圧部隊が現地に向かう途中に、攻撃して逃げるので精一杯だ。
それでも俺たちの攻撃は、敵軍を相当悩ませているらしい。
パーシュアが本格的に暴動鎮圧を指揮して兵士を差し向けてくるが、俺たちは何とか持ちこたえている。
そんな俺達に正規軍の暴動鎮圧部隊と、正面から戦えという指令が入った。
敵の数は、二百らしい。
広範囲で起こっている暴動を制圧する為に、振り分けられた部隊の一つだ。
反乱軍は武装しているとはいえ、素人に毛が生えた集団でしかない。
勝てるかは不安だ。
だが――
悪辣眼鏡からの指令だ。
俺に拒否権はない。
まあ、敵の数は二百だ。
武器も大量に仕入れた。
やれないことは、ないだろう。
正規軍二百を、まずは奇襲で攻撃する。
行軍中の敵に、崖の上から別動隊が岩を落として混乱させる。
武装農民三百の本体が、正面からぶつかり――
後ろから、伏兵二百で挟んだ。
かなりの犠牲を払ったが、なんとか勝つことが出来た。
正規軍を打ち破ったという情報が広がると、暴動を起こす集落が自然と増えた。
その中にはバーナルド派の貴族の領地もあったが、反乱の規模が大きくなれば、そういった事態も起こりうる。
――仕方がない。
大勢の人間が、勢いで動いている。
コントロールが出来ない。
俺は、怖くなってきた。
戦うことが、ではなく――
反乱を制御できない事が……。
悪辣眼鏡はどうやって、この混乱を終わらせる気なのだろうか?
数週間後――
暴動参加者は、三万を超えた。
募集に応じて、反乱軍に加わった人数は五千人を超える。
数は力だ。
俺たちは、パーシュア・ゾポンドートにとって――
十分な脅威になった。
パーシェア・ゾポンドートが七千の兵を率いて、農民の反乱軍を鎮圧する為に
城を出た。
これまでのように、暴動鎮圧に少数部隊が各地に派遣されるのではなく、反乱軍を叩くために――
そんな情報が、反乱軍の偵察隊から入った。
ジェイドからではなく、偵察隊から――
……ジェイドは、姿を見せなくなった。
バーナルド派の貴族連中は――
悪辣眼鏡は、どうやってこの事態を収束させるつもりなんだ?
ひょっとして――
この反乱は、俺たち反乱軍が領主軍に討伐されることで――
それで、終わりなのか?
たしかに、『反乱軍』という暴動の象徴が瓦解すれば、それでこの騒ぎは沈静化していくだろう…………。
反乱軍の規模は、大きくなった。
逆に、パーシュアの軍を打ち破れないだろうか?
――いや
少数の暴動鎮圧部隊とは、何度も戦闘を繰り広げた。
しかし、それでも七千の正規軍と戦って、勝てるとは思えない。
俺たちは、ちゃんとした軍隊ではない。
各地から兵士を募集して、軍隊らしきものは作った。
しかしそれは、五千人規模の武装集団でしかない。
これ以上人を集めても、装備や物資が不足している。
集めようと思えば三万は動員できるが、戦力にならないような子供や老人を集めたところで、足手まといと犠牲を増やすだけだ。
仮に物資があり、反乱軍を一万人規模にしたところで、正規軍七千には勝てないだろう。あっさり蹴散らされて終わりだ。
訓練された軍隊に本腰を入れられれば、太刀打ちできない。
俺達はここで、使い捨てにされて終る。
それなら、せめて――
レイミーだけでも、どこかに逃がせないか……
俺が絶望の中で、事態の打開策を考えていると――
目の前に、ジェイドが現れた。
「よう、元気だったか?」
そう言って、ジェイドは片目パチンと瞑る。
この非常時にウインクとかするなよ、ムカつくな。
「……もう、ここには来ないと、思ってましたよ。お別れでも、言いに来てくれたんですか?」
「いや、俺は指令を伝えに来たんだが、なんだ――? 自分が切り捨てられたとでも思ってたのか――?」
……反乱軍はまだ、切り捨てられてはいないのか?
いや、それよりもジェイドがここに来たということは――
悪辣眼鏡には、この状況をひっくり返す策があるのか?
反乱軍が、敵を打倒する策が――
まあ、それがどんな策だろうと、俺に拒否権は無い。
俺はレイミーの顔を、思い浮かべる。
――彼女との未来を守るためには、戦うしかない。
ここで戦いを、止めるわけにはいかない。
勝ち目のない戦いだ。
たとえ勝ち目のない戦いでも、戦わなければいけないような場合もあるだろう。
勝てないとわかっていても、命がけで戦うだけの意義のある戦いもあるだろう。
だが今回の、パーシュアの計画はどうだ?
戦う必要も、意義もない。
自分が王になるための戦い――
だが、王になってどうする?
何のために王になる――?
パーシュアは財政破綻という自分の失敗を、戦争という博打で誤魔化そうとしているだけだ。
――そうジェイドは言っていた。
このまま無理筋な計画を推し進めれば、パーシュアだけではなく、このゾポンドート領自体が、王家と決定的に対立する。
そういった事態を危惧する貴族たちが、それを避けようと、バーナルドを盟主にして暗躍している。
ゾポンドート領内から、軍が出ない様に足を引っ張っているのだ。
ついでに、敵対派閥の力を削ぐことにもなる。
俺は最初期から『悪辣眼鏡』の、手駒として工作活動に参加している。
だからこの『反乱軍』は、パーシュアを王都へ向かわせないための道具だと分っている。貴族同士の権力闘争の片棒を、担いでいるに過ぎない。
反乱軍の仲間の皆は、理想と使命感に燃えているが――
俺達は、権力闘争の駒だ。
商人たち協力を得て、反乱軍の装備も充実することになった。
とはいっても、俺達に正規軍とまともにやり合える練度は無い。
森の中に潜み、行軍中の正規軍に矢を放ち、即座に逃げ出す。
崖の上から岩を落とす。
――などのゲリラ戦を展開して、暴動鎮圧部隊が現地に向かう途中に、攻撃して逃げるので精一杯だ。
それでも俺たちの攻撃は、敵軍を相当悩ませているらしい。
パーシュアが本格的に暴動鎮圧を指揮して兵士を差し向けてくるが、俺たちは何とか持ちこたえている。
そんな俺達に正規軍の暴動鎮圧部隊と、正面から戦えという指令が入った。
敵の数は、二百らしい。
広範囲で起こっている暴動を制圧する為に、振り分けられた部隊の一つだ。
反乱軍は武装しているとはいえ、素人に毛が生えた集団でしかない。
勝てるかは不安だ。
だが――
悪辣眼鏡からの指令だ。
俺に拒否権はない。
まあ、敵の数は二百だ。
武器も大量に仕入れた。
やれないことは、ないだろう。
正規軍二百を、まずは奇襲で攻撃する。
行軍中の敵に、崖の上から別動隊が岩を落として混乱させる。
武装農民三百の本体が、正面からぶつかり――
後ろから、伏兵二百で挟んだ。
かなりの犠牲を払ったが、なんとか勝つことが出来た。
正規軍を打ち破ったという情報が広がると、暴動を起こす集落が自然と増えた。
その中にはバーナルド派の貴族の領地もあったが、反乱の規模が大きくなれば、そういった事態も起こりうる。
――仕方がない。
大勢の人間が、勢いで動いている。
コントロールが出来ない。
俺は、怖くなってきた。
戦うことが、ではなく――
反乱を制御できない事が……。
悪辣眼鏡はどうやって、この混乱を終わらせる気なのだろうか?
数週間後――
暴動参加者は、三万を超えた。
募集に応じて、反乱軍に加わった人数は五千人を超える。
数は力だ。
俺たちは、パーシュア・ゾポンドートにとって――
十分な脅威になった。
パーシェア・ゾポンドートが七千の兵を率いて、農民の反乱軍を鎮圧する為に
城を出た。
これまでのように、暴動鎮圧に少数部隊が各地に派遣されるのではなく、反乱軍を叩くために――
そんな情報が、反乱軍の偵察隊から入った。
ジェイドからではなく、偵察隊から――
……ジェイドは、姿を見せなくなった。
バーナルド派の貴族連中は――
悪辣眼鏡は、どうやってこの事態を収束させるつもりなんだ?
ひょっとして――
この反乱は、俺たち反乱軍が領主軍に討伐されることで――
それで、終わりなのか?
たしかに、『反乱軍』という暴動の象徴が瓦解すれば、それでこの騒ぎは沈静化していくだろう…………。
反乱軍の規模は、大きくなった。
逆に、パーシュアの軍を打ち破れないだろうか?
――いや
少数の暴動鎮圧部隊とは、何度も戦闘を繰り広げた。
しかし、それでも七千の正規軍と戦って、勝てるとは思えない。
俺たちは、ちゃんとした軍隊ではない。
各地から兵士を募集して、軍隊らしきものは作った。
しかしそれは、五千人規模の武装集団でしかない。
これ以上人を集めても、装備や物資が不足している。
集めようと思えば三万は動員できるが、戦力にならないような子供や老人を集めたところで、足手まといと犠牲を増やすだけだ。
仮に物資があり、反乱軍を一万人規模にしたところで、正規軍七千には勝てないだろう。あっさり蹴散らされて終わりだ。
訓練された軍隊に本腰を入れられれば、太刀打ちできない。
俺達はここで、使い捨てにされて終る。
それなら、せめて――
レイミーだけでも、どこかに逃がせないか……
俺が絶望の中で、事態の打開策を考えていると――
目の前に、ジェイドが現れた。
「よう、元気だったか?」
そう言って、ジェイドは片目パチンと瞑る。
この非常時にウインクとかするなよ、ムカつくな。
「……もう、ここには来ないと、思ってましたよ。お別れでも、言いに来てくれたんですか?」
「いや、俺は指令を伝えに来たんだが、なんだ――? 自分が切り捨てられたとでも思ってたのか――?」
……反乱軍はまだ、切り捨てられてはいないのか?
いや、それよりもジェイドがここに来たということは――
悪辣眼鏡には、この状況をひっくり返す策があるのか?
反乱軍が、敵を打倒する策が――
まあ、それがどんな策だろうと、俺に拒否権は無い。
俺はレイミーの顔を、思い浮かべる。
――彼女との未来を守るためには、戦うしかない。
ここで戦いを、止めるわけにはいかない。
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