36 / 126
聖女を追放した国の物語
第34話 理由 A
しおりを挟む
聖女の軍勢が自滅して、五日が過ぎた。
降伏した敵兵の処遇や、近隣の地方領主に対して、こちらに付くように促す使者を送ったり、けが人の手当てや物資の補充と整理に、時間を費やしていた。
邪竜王の呪いは……今のところは大丈夫だ。
封呪の包帯で押さえられている。
とはいえ――
あの聖女とダルフォルネのことは、一刻も早く始末したい気持ちに変わりはない。
それに、ダルフォルネ陣営に聖女がいると知れ渡れば、そちらに付く貴族も出てきかねない。味方を増やして、軍を揃えている暇はない。
俺一人でも先行して、あの聖女を始末するか?
そう考えていたところに、偽聖女の公開処刑日時が報告された。
行方が明確ではなかったローゼリアの居場所も、同時に報告される。
「三日後か――」
俺が今すぐ動かせる兵士は、この砦の五百人だ。
敵の城を攻めるには、数が全然足りない。
そのことは敵側も、解っているだろう。
だとすると――
ソフィの処刑は、俺をおびき寄せる為のエサだったはずだ。しかし、その日程だとこちらの準備が到底間に合わない。
偽聖女の処刑自体に、敵の目的が変わったとみるべきか――
まあ、相手の思惑がどうだろうと、俺はそれを止める立場であることに変わりは無い。
ここから処刑場までは、馬を飛ばしても二日はかかる。
全軍で向かっていては、到底間に合わない。
騎馬隊だけを率いていくにしても、数が多ければそれだけ補給に時間を取られる。
加えて広場の処刑場には、大勢の民衆が集まることになる。
そんなところに騎馬隊で突っ込めば、どんなパニックになるかわからない。
邪竜王の呪いもあるしな――
あの黒い炎は、味方の近くでは出さない方が良いだろう。
俺一人で行って処刑を中止させ、ダルフォルネとローゼリアを討伐する。
やることは明確だが、細密な計画を立て実行する時間などない。
とにかく行って、状況を見てから何とかするしかない――
方針と呼ぶことが憚られるような、行き当たりばったりの計画を側近たちに伝えて、今後の指示を出してから旅の準備を整える。
それで一日を費やした。
処刑まで、残り二日。
――ギリギリ間に合うだろう。
俺は反対意見を押し切り、馬を走らせて処刑場を目指した。
*************************
私は聖女の部下の人から渡された、でっかい本を抱えて前へと歩く。
この本は聖女が言うような神様から力を貰える本ではなく、悪魔を召喚する為の魔導書だということは、ディーから貰った力で、人の心を読める私には分かっている。
「困ったわ。どうすればいいのかしら?」
私を処刑する為に作られた舞台の、その最前列にある断頭台の真横で、私は悪魔を召喚する為の魔導書を抱えながら途方に暮れていた。
私の足元の、更に十メートルくらい下には――
私の首が飛ぶ様子を、見物しに来た人たちがひしめいている。
十万人くらいは、いるらしい。
聖女の人は、この人たちを殺せと言うし、ディーも人を沢山殺せる力を与えると言って私を唆す。
私は聖女ではなかったし、この国の皆も私のことを嫌っている。
冥界神の誘いを断る理由は、無いのだが――
私は人を……殺したいとは思わなかった。
では、どうしたいのかと言うと――
聖女が殺そうとしているこの人たちを、逃がしたいと思った。
それが私のやりたいことだった。
私は大声を出すのが得意ではないので、どれだけの人に届くか分からないけれど、私の警告を聞いた人が周りにも伝えてくれれば、みんな逃げてくれるだろう。
私は目の前の、なるべく多くの人に聞こえるように、祈りながら声を出す。
「あの、みなさん! 聖女はとっても嫌な人です。――ひどい悪口を、沢山言ってくる人なんです。悪者です。逃げて下さい!!」
私が喋り終えると、それまで喧騒に包まれていた広間はシン、と静まり返った。
ふぅ、言ってやったわ。
私の声がどれだけ届くのか不安だったけれど、みんなに聞こえたようだ。
あの聖女の人は、私のことを馬鹿にしていたけれど――
私だって、やるときはやるのだ。
私は大勢の人に向かってしゃべるのが苦手だ。
まだ心臓がドキドキしてしている。
こういうことは苦手なのだ。
だが、あの嫌なことを言ってくる人を、出し抜いてやったという達成感があった。
早くみんな自分の家に逃げてくれないかなと、思っていると――
私の呼びかけに対して、返ってきたのは罵詈雑言だった。
『死ね』とか、『早く殺されろ』とか、『聖女様を悪く言うな』とか、『詐欺師』だとかそんなことを沢山、言われた。
死ねと殺されろは、酷いと思う。
ただ、『意味の分からないことを言うな』と言われて、私はハッとなる。
確かに私は、肝心なことを言っていない。
私の訴えは、意味不明だったと思う。
伝えなければいけないことを、ちゃんと言えていなかった。
「聞いてください。聖女の人は、私に悪魔を召喚して、皆を殺せって言うんです。ですから、危ないので家に、帰って下さい!! それと国の偉い人に伝えて下さい。聖女はこの国に、加護を与える気は無いんです」
今度はちゃんと言えたと思うのだけれど、またしても返ってきたのは罵詈雑言だった。『何が悪魔だ』『悪魔はお前だろう』『聖女様を愚弄するな』『死ね』
ああ、そうだ。
私は昔から――
私は人と話すことや、何かを説明することが苦手なのだ。
私の言葉には、人を動かす力はない。
――どうしよう?
私はこの広間に集まった、怒り狂った人たちを見渡す。
そうか。
大切なのは――
人が求めているのは『力』なんだ。
作物を育てる力、魔物を防ぐ力、傷を癒す力。
聖女と言うのは、その力のことを言うのであって、心の持ちようではないのだ。
どんな悪辣な人間であっても、力があれば『聖女』であり、力が無ければ『偽聖女』になる。だから私は偽聖女で、この人たちは私を嫌っている。
そこまでは、理解できた。
でも、私は……
自分が嫌われているからと言って、人を殺したくはない。
なんでだろう?
降伏した敵兵の処遇や、近隣の地方領主に対して、こちらに付くように促す使者を送ったり、けが人の手当てや物資の補充と整理に、時間を費やしていた。
邪竜王の呪いは……今のところは大丈夫だ。
封呪の包帯で押さえられている。
とはいえ――
あの聖女とダルフォルネのことは、一刻も早く始末したい気持ちに変わりはない。
それに、ダルフォルネ陣営に聖女がいると知れ渡れば、そちらに付く貴族も出てきかねない。味方を増やして、軍を揃えている暇はない。
俺一人でも先行して、あの聖女を始末するか?
そう考えていたところに、偽聖女の公開処刑日時が報告された。
行方が明確ではなかったローゼリアの居場所も、同時に報告される。
「三日後か――」
俺が今すぐ動かせる兵士は、この砦の五百人だ。
敵の城を攻めるには、数が全然足りない。
そのことは敵側も、解っているだろう。
だとすると――
ソフィの処刑は、俺をおびき寄せる為のエサだったはずだ。しかし、その日程だとこちらの準備が到底間に合わない。
偽聖女の処刑自体に、敵の目的が変わったとみるべきか――
まあ、相手の思惑がどうだろうと、俺はそれを止める立場であることに変わりは無い。
ここから処刑場までは、馬を飛ばしても二日はかかる。
全軍で向かっていては、到底間に合わない。
騎馬隊だけを率いていくにしても、数が多ければそれだけ補給に時間を取られる。
加えて広場の処刑場には、大勢の民衆が集まることになる。
そんなところに騎馬隊で突っ込めば、どんなパニックになるかわからない。
邪竜王の呪いもあるしな――
あの黒い炎は、味方の近くでは出さない方が良いだろう。
俺一人で行って処刑を中止させ、ダルフォルネとローゼリアを討伐する。
やることは明確だが、細密な計画を立て実行する時間などない。
とにかく行って、状況を見てから何とかするしかない――
方針と呼ぶことが憚られるような、行き当たりばったりの計画を側近たちに伝えて、今後の指示を出してから旅の準備を整える。
それで一日を費やした。
処刑まで、残り二日。
――ギリギリ間に合うだろう。
俺は反対意見を押し切り、馬を走らせて処刑場を目指した。
*************************
私は聖女の部下の人から渡された、でっかい本を抱えて前へと歩く。
この本は聖女が言うような神様から力を貰える本ではなく、悪魔を召喚する為の魔導書だということは、ディーから貰った力で、人の心を読める私には分かっている。
「困ったわ。どうすればいいのかしら?」
私を処刑する為に作られた舞台の、その最前列にある断頭台の真横で、私は悪魔を召喚する為の魔導書を抱えながら途方に暮れていた。
私の足元の、更に十メートルくらい下には――
私の首が飛ぶ様子を、見物しに来た人たちがひしめいている。
十万人くらいは、いるらしい。
聖女の人は、この人たちを殺せと言うし、ディーも人を沢山殺せる力を与えると言って私を唆す。
私は聖女ではなかったし、この国の皆も私のことを嫌っている。
冥界神の誘いを断る理由は、無いのだが――
私は人を……殺したいとは思わなかった。
では、どうしたいのかと言うと――
聖女が殺そうとしているこの人たちを、逃がしたいと思った。
それが私のやりたいことだった。
私は大声を出すのが得意ではないので、どれだけの人に届くか分からないけれど、私の警告を聞いた人が周りにも伝えてくれれば、みんな逃げてくれるだろう。
私は目の前の、なるべく多くの人に聞こえるように、祈りながら声を出す。
「あの、みなさん! 聖女はとっても嫌な人です。――ひどい悪口を、沢山言ってくる人なんです。悪者です。逃げて下さい!!」
私が喋り終えると、それまで喧騒に包まれていた広間はシン、と静まり返った。
ふぅ、言ってやったわ。
私の声がどれだけ届くのか不安だったけれど、みんなに聞こえたようだ。
あの聖女の人は、私のことを馬鹿にしていたけれど――
私だって、やるときはやるのだ。
私は大勢の人に向かってしゃべるのが苦手だ。
まだ心臓がドキドキしてしている。
こういうことは苦手なのだ。
だが、あの嫌なことを言ってくる人を、出し抜いてやったという達成感があった。
早くみんな自分の家に逃げてくれないかなと、思っていると――
私の呼びかけに対して、返ってきたのは罵詈雑言だった。
『死ね』とか、『早く殺されろ』とか、『聖女様を悪く言うな』とか、『詐欺師』だとかそんなことを沢山、言われた。
死ねと殺されろは、酷いと思う。
ただ、『意味の分からないことを言うな』と言われて、私はハッとなる。
確かに私は、肝心なことを言っていない。
私の訴えは、意味不明だったと思う。
伝えなければいけないことを、ちゃんと言えていなかった。
「聞いてください。聖女の人は、私に悪魔を召喚して、皆を殺せって言うんです。ですから、危ないので家に、帰って下さい!! それと国の偉い人に伝えて下さい。聖女はこの国に、加護を与える気は無いんです」
今度はちゃんと言えたと思うのだけれど、またしても返ってきたのは罵詈雑言だった。『何が悪魔だ』『悪魔はお前だろう』『聖女様を愚弄するな』『死ね』
ああ、そうだ。
私は昔から――
私は人と話すことや、何かを説明することが苦手なのだ。
私の言葉には、人を動かす力はない。
――どうしよう?
私はこの広間に集まった、怒り狂った人たちを見渡す。
そうか。
大切なのは――
人が求めているのは『力』なんだ。
作物を育てる力、魔物を防ぐ力、傷を癒す力。
聖女と言うのは、その力のことを言うのであって、心の持ちようではないのだ。
どんな悪辣な人間であっても、力があれば『聖女』であり、力が無ければ『偽聖女』になる。だから私は偽聖女で、この人たちは私を嫌っている。
そこまでは、理解できた。
でも、私は……
自分が嫌われているからと言って、人を殺したくはない。
なんでだろう?
27
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
悪役令嬢に成り代わったのに、すでに詰みってどういうことですか!?
ぽんぽこ狸
恋愛
仕事帰りのある日、居眠り運転をしていたトラックにはねられて死んでしまった主人公。次に目を覚ますとなにやら暗くジメジメした場所で、自分に仕えているというヴィンスという男の子と二人きり。
彼から話を聞いているうちに、なぜかその話に既視感を覚えて、確認すると昔読んだことのある児童向けの小説『ララの魔法書!』の世界だった。
その中でも悪役令嬢である、クラリスにどうやら成り代わってしまったらしい。
混乱しつつも話をきていくとすでに原作はクラリスが幽閉されることによって終結しているようで愕然としているさなか、クラリスを見限り原作の主人公であるララとくっついた王子ローレンスが、訪ねてきて━━━━?!
原作のさらに奥深くで動いていた思惑、魔法玉(まほうぎょく)の謎、そして原作の男主人公だった完璧な王子様の本性。そのどれもに翻弄されながら、なんとか生きる一手を見出す、学園ファンタジー!
ローレンスの性格が割とやばめですが、それ以外にもダークな要素強めな主人公と恋愛?をする、キャラが二人ほど、登場します。世界観が殺伐としているので重い描写も多いです。読者さまが色々な意味でドキドキしてくれるような作品を目指して頑張りますので、よろしくお願いいたします。
完結しました!最後の一章分は遂行していた分がたまっていたのと、話が込み合っているので一気に二十万文字ぐらい上げました。きちんと納得できる結末にできたと思います。ありがとうございました。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?

【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる