メルドリアスの遊戯世界 ~異世界転生ハーレムキャラバン~ 【健全版】

猫野 にくきゅう

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冒険者編

第79話 VS土竜 B

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 トールルを弾き飛ばした土竜の真横──

 右側にイルギット、左からはリリーシアが、それぞれスキルを発動して土竜に切りかかる。
 そして女戦士のミランダが装備した愛用のハンマーで、土竜の左足を強打する。


 スキル『怪力』を使用した一撃は、土竜の足の肉を抉り骨にひびを入れていた。
 ラズとリズが、土竜の左足へと追撃を加える。

 サリシアとレイレルの放った弓矢が、土竜の顔にヒットする。


 土竜は痛みと敵意で身を捻り、尻尾で周囲を薙ぎ払う。

 イルギットとミランダは尻尾で吹き飛ばされて、敵を攻撃しようとしたアカネルも近づけずに後退を余儀なくされる。

 土竜が土魔法を使い、地面が盛り上がって襲いくる。
 ラズとリズはせり上がる地面を、闘気で攻撃して魔法を止めるが、魔法の勢いに押されて吹き飛ばされた。


 リリーシアは土竜の尻尾攻撃に対して、回転しながら跳躍し攻撃を加え、敵の攻撃をやり過ごすと同時に、敵にダメージを与えていた。


 しかし、スキルの効果時間が切れ──
 バランスを崩して、地面に尻もちを搗く。


 土竜はリリーシアに狙いを定めて、踏み潰そうと足を振り上げた。






 俺は土竜に吹き飛ばされた後、アカネルの魔法が土竜に炸裂したのを見て、回復薬を取り出して使用した。

 身体の痛みが引いていく。
 ──これで十全に動けるだろう。


 風陣を再び展開して、グレートソードを装備した。

 土竜に向かって走り出す。

 敵は仲間たちと、交戦中──
 土竜も満身創痍で、かなり手傷を負っていた。
 
 リリーシアが倒れて、土竜が太くどっしりとした足を振り上げる。





 俺は風陣の一筋を使い加速して、もう一筋を剣に纏わせる。

 そして、リリーシアを踏み潰そうと振り上げていた、土竜の足を両断する。
 巨大な土の竜はバランスを崩して、横に倒れる。


 ──腹が、ガラ空きだ。
 俺は残りの風陣を、移動と攻撃に使い土竜の腹を切り裂いた。


 



 これで決まった。
 そう思ったが、敵はまだ動く……。
 
 流石は竜というだけある。
 強引に身を捩って、身体を起き上がらせる。

 片足を失い、もう片方も負傷して使えない。

 身体を伏せた態勢で、土竜は──
 俺に狙いを定めて、魔法を展開する。
 


 自分の周りに創り出した無数の岩石を、俺に向かって撃ち出した。

 俺は全身に闘気を纏い、腕で顔をガードして敵の魔法をひたすら耐えた。




 闘気は魔法の構成を破壊する。

 敵の攻撃魔法は俺にぶつかると、脆くなり崩れ去る。

 しかし、ぶつかっていることに、変わりは無い。
 ここまで飛来した岩石の、スピードと重量が俺にダメージを与え続ける。


 敵の攻撃が止んだ。
 力尽きたのか、と思ったがそうではない。

 土竜は俺の周囲の岩石の欠片と、地面を変形させる。
 そして、変形させた流動する岩を使い、俺の身体を包み込み、押し潰そうと圧迫を加えてきた。

 まるで巨大な岩の巨人が、俺を握り潰そうとしている様だ。
 闘気を身体に纏っているとはいえ、身体がぎしぎしと軋む。


 あいつは残り全ての魔力を、この攻撃に込めている。

 敵の魔力が尽きたのを確認してから──
 俺は空間移動を使って、そこから離脱した。


 それと同時に──
 アカネルがファイアーボールを、土竜の顔面に喰らわせる。

 それが止めとなって、土の竜は力尽きた。
 敵はもう、動かない。


 ──戦いは終了した。
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