アスセナ女学院~どうやら私の手は神の手らしい、かわいいお嬢様たちと百合百合できるからよかったです~

四六時夢中

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1年生

3話♢ 呼び出し

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さて、今日は昨日助けていただいた琴宮先輩にお呼ばれしています。
場所は予習したので今回は迷いませんよ。

と、4階の…ここですね。音楽科準備室。
ドアノブにこの学校の校章である白百合をあしらったストラップが掛けてあります。
これは生徒手帳についていたものと一緒ですね、私も昨日もらいました。

琴宮先輩はもう来ているだろうかと少し逡巡していると、周りからひそひそと声がしてきます。
どうやら2、3年生先輩方のようです。通り過ぎぎわにこちらを見て、
クスクスと笑ったり、なにやら囁き合ったりしています。
私になにかおかしなとこでもあるのでしょうか?
まあ、気にせずノックしてみましょう。

「どうぞ。」

どうやら琴宮先輩は先にいたようです。

「失礼します。」

「白百合さん、待っていたわ。」
「昨日はありがとうございました!で、今日はなんの用事でしょうか。合唱部への勧誘とかですか?」
「部活動ね。それもおいおいお話ししたいけど、そうじゃないの…白百合さんは特待生?」
「あ、はい。そうです。わかりますか?」
「なんとなくね。白百合さんはどうしてこの学校に来たの?」
「かわいいお嬢様方がたくさんいると聞いて!しかも色々な制服を着た姿が見られるなんて最高です!」
「あら、それならちょうどよかったわ。じゃあ、かわいい女の子は好き?」
「はい!大好きです!」
「ふふ、私も大好きなの。」
「お仲間ですね!美しいものは見るだけで癒されますよね、心が浄化されるというkっ‼」

琴宮先輩が近づいてきたと思ったら唇をふさがれました。
唇をふさがれた!?
唇で!?
え、今キスされてます。
琴宮先輩とキスしてます!?

琴宮先輩の柔らかい唇が優しく押し付けられています。
思わず目をつぶってしまいましたが、今どうなっているのでしょうか。
何秒たったのでしょうか。自分の鼓動がはやくなっているのがわかります。
これがキス…琴宮先輩の唇やわらかいなぁ
と思っているとぴとっという音がして唇が解放されました。

「あ、あの琴宮先輩、な、なにを」
「白百合さん、あなたが大好きなかわいい女の子に触れてみたいと思ったことはない?」
「い、いや、なくはないですけど、見るだけで満足というか、崇高な存在というか…」
「私達いわゆるお嬢様はね、小学校あるいはその前から女子校という子も多くて、
ずっと女の子に囲まれて生きてきたの。そうすると男性へのあこがれが募る人ももちろんいるけど
こんなにかわいい子達がいるんだから女の子同士で惹かれ合うのも必然。そうは思わない?」
「急にそんなこと言われましても今までそういう目で見たことなくて…」
「あなたには才能がある」
「才能?」
「そう。女の子を気持ちよくさせる才能。昨日絆創膏を貼ってもらった時に気付いたの。
あなたの触り方、力の強弱…磨けばきっとこの学院を支配できるわ」
「支配…」
「もちろん、私のためだけにその才能を使ってくれていいのよ?(周りがほっとかないでしょうけど)
でも、まずは、うぶな白百合さんにお姉さんが教えてあ・げ・る♡」

初キスの衝撃でまだ頭がふわふわしてますが、
どうやらとんでもない学校にきてしまったようです…







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次話からエロ多めの展開にしていきますよー!(皆様お待たせしました、いや、お待たせしすぎg)
ただ、一応学園青春エロ恋愛ものなので学校行事のような青春も書きたいんですよね~
エロと青春の割合は読者の皆様の感覚に合わせたいので
是非、もっとエロ展開増やして!や、もっと細かくイベントの様子を書いて!など
そういったご要望もぜひ感想欄にお寄せください<(_ _)>







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