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逃がさない
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「ニア、何する気だ!」
「言ったでしょお前を殺すって」
「あの機械に溜まってた魔力が小娘に注がれとる。とんでもないものを召喚する気やで」
「分かったところでもう遅いわよ[サモン]ヒュドラ」
俺の知ってるヒュドラならやっかいだぞ...
「やるしか無いか、コン行けるか?」
「正直言って怪しいな、今までの奴らと魔力量が段違いで強さが全くわからん」
「でもあれだけの巨大、直ぐ魔力切れを起こすんじゃないか?」
「残念、このヒュドラはありとあらゆる生物から魔力を吸い取るの。つまり、生きているものがいる限り永遠に活動し続けるのよ」
「主人様あの小娘を止めれるか?術者を止めれたら何とかなると思う」
「ヒュドラはどうするんだよ?まさかコンが1人で足止めするとか言うんじゃないよな?」
「流石の私も1人でアレの相手は無理や、やから主人様の妖力と私の魔力と妖力を使って召喚する」
「それで何とかなるんだな?」
「さー、やってみなわからん。うまくいかんかったら終わりやけどな!ほなやるで!」
コンは俺に魔力と妖力を流し込んだ。
「何が出るかわからないけど[召喚]!」
召喚されたのは相手のヒュドラとよく似た生き物だった。
「まさか、神話上の生物ヤマタノオロチが召喚されるとはな。魔力が混じったせいか?まぁええ、これなら何とかなりそうや」
オロチを見たニアは大きく取り乱している
「何よそいつ!何で私のヒュドラと同じ物が召喚できるのよ!ヒュドラ!あの2人を殺しなさい!」
ヒュドラは俺たちに勢いよく襲いかかってきたがコンとオロチがそれを受け止めた。
「主人様こっちは何とか抑えるからはよ行って!」
「分かった、必ず止めて見せる」
俺はニアの元へ到着し、剣を構えた。
「流石はイレギュラー。私の想像をはるかに超えていくのね。でも、アレを止めるには私が解除するか、私を殺すしか無いのよ。解除なんてする気ないから殺すしかないけど、あなたにそれができる?」
そう言い近づいてくるニア。
「本当に殺さないとダメなのか?全部が全部絶望ってわけじゃないだろ?」
「同情なんて無駄よ。私はこの国を滅ぼすって決めたんだから」
後ろで大きな音がし振り返ると、ヒュドラとオロチが絡み合って互角の勝負をしていた。
「オロチって言ったかしら、ヒュドラと互角の勝負をしているけど、長引けば魔力が尽きないヒュドラの方が有利になってくるわよ?」
「そんなことわかってるよ。でも....」
目の前まで来たニアは剣で切り掛かってきた。それを持っていた剣で俺は弾いた
「昔から甘いよね。でも今はその甘さ捨てないとみんな死んじゃうよ?」
ニアと剣を交えていると後ろから大声で名前を呼ばれた。
「カイラー!ニアー!」
「何でマヤがここにいるのよ!?」
その声でニアに隙ができ、ニアの剣を弾き落とした。
「しまっ....」
俺は腹部に剣を当てた。
「もう勝負はついただろ。降参してくれニア」
「言ったでしょ私を殺さない限り止まらないって。」
「殺したくないんだよ!」
「本当甘いんだから.....」
「っ!!!?」
ニアは俺の手を掴み自らを剣で貫いた。
「何やってるんだよニア!何で自分から!」
「これで良いの。これでやっと私復習から解き放たれるから。それに周りがカイラ様をみる目も変わるはずだから」
「だめだ、死ぬなニア!」
「私ね、両親が死んでから地獄だったけど、カイラ様と出会ってか、毎日楽しかったんだよ?」
「後で聞くから、くっそ何で血が止まらないんだよ」
ヒュドラと戦い終えたコンに助けを求めた。
「コンお前の妖力でなんとかならないか?」
「いつもなら何とかできるけど、今の私には残念やけど、どうしようもできひん」
「もういいのよ、どうせ生きてたって国王殺しの大罪人で死刑は逃れられないんだから」
「カイラそこ邪魔!どいて!」
追いついたマヤに突き飛ばされた。
「何でマヤがここに!?」
「説明は後!今はニアを助けることが最優先よ」
「マヤ....私....」
「今は黙って!私だって文句あるんだから」
マヤが治療を開始して1時間、ニアの傷は綺麗に塞がっていた。
「マヤ、君は本当に人なのか?」
「うーん、内緒」
「内緒って、人がそんなことできるわけないだろ...」
「私のことなんかより、ニアをベットまで運ぶよ手伝って」
ニアを抱えて玉座の間を出ようとした。
「行くのはええけど、これなんとかせな、な!」
魔力を吸っていた機械をコンは破壊した。
俺たちはニアを部屋まで運んだ。
「あれ?私生きてる、なんで?」
「私が治したからね」
「マヤがどうして?私は皆んなを殺そうと....」
「死んで逃すわけないでしょ?私だってニアに言いたいこと山ほどあるし」
俺は泣き出しそうなニアを見て部屋を出ようとする。
「カイラ、私はあなたに...」
「いいよ今は、マヤと話終わった頃にまた来るよ」
しばらくしてマヤが部屋から出てきた。
「私は終わったわよ、言いたいことあるんでしょ?」
「あぁ、たっぷり文句言ってくる」
「言ったでしょお前を殺すって」
「あの機械に溜まってた魔力が小娘に注がれとる。とんでもないものを召喚する気やで」
「分かったところでもう遅いわよ[サモン]ヒュドラ」
俺の知ってるヒュドラならやっかいだぞ...
「やるしか無いか、コン行けるか?」
「正直言って怪しいな、今までの奴らと魔力量が段違いで強さが全くわからん」
「でもあれだけの巨大、直ぐ魔力切れを起こすんじゃないか?」
「残念、このヒュドラはありとあらゆる生物から魔力を吸い取るの。つまり、生きているものがいる限り永遠に活動し続けるのよ」
「主人様あの小娘を止めれるか?術者を止めれたら何とかなると思う」
「ヒュドラはどうするんだよ?まさかコンが1人で足止めするとか言うんじゃないよな?」
「流石の私も1人でアレの相手は無理や、やから主人様の妖力と私の魔力と妖力を使って召喚する」
「それで何とかなるんだな?」
「さー、やってみなわからん。うまくいかんかったら終わりやけどな!ほなやるで!」
コンは俺に魔力と妖力を流し込んだ。
「何が出るかわからないけど[召喚]!」
召喚されたのは相手のヒュドラとよく似た生き物だった。
「まさか、神話上の生物ヤマタノオロチが召喚されるとはな。魔力が混じったせいか?まぁええ、これなら何とかなりそうや」
オロチを見たニアは大きく取り乱している
「何よそいつ!何で私のヒュドラと同じ物が召喚できるのよ!ヒュドラ!あの2人を殺しなさい!」
ヒュドラは俺たちに勢いよく襲いかかってきたがコンとオロチがそれを受け止めた。
「主人様こっちは何とか抑えるからはよ行って!」
「分かった、必ず止めて見せる」
俺はニアの元へ到着し、剣を構えた。
「流石はイレギュラー。私の想像をはるかに超えていくのね。でも、アレを止めるには私が解除するか、私を殺すしか無いのよ。解除なんてする気ないから殺すしかないけど、あなたにそれができる?」
そう言い近づいてくるニア。
「本当に殺さないとダメなのか?全部が全部絶望ってわけじゃないだろ?」
「同情なんて無駄よ。私はこの国を滅ぼすって決めたんだから」
後ろで大きな音がし振り返ると、ヒュドラとオロチが絡み合って互角の勝負をしていた。
「オロチって言ったかしら、ヒュドラと互角の勝負をしているけど、長引けば魔力が尽きないヒュドラの方が有利になってくるわよ?」
「そんなことわかってるよ。でも....」
目の前まで来たニアは剣で切り掛かってきた。それを持っていた剣で俺は弾いた
「昔から甘いよね。でも今はその甘さ捨てないとみんな死んじゃうよ?」
ニアと剣を交えていると後ろから大声で名前を呼ばれた。
「カイラー!ニアー!」
「何でマヤがここにいるのよ!?」
その声でニアに隙ができ、ニアの剣を弾き落とした。
「しまっ....」
俺は腹部に剣を当てた。
「もう勝負はついただろ。降参してくれニア」
「言ったでしょ私を殺さない限り止まらないって。」
「殺したくないんだよ!」
「本当甘いんだから.....」
「っ!!!?」
ニアは俺の手を掴み自らを剣で貫いた。
「何やってるんだよニア!何で自分から!」
「これで良いの。これでやっと私復習から解き放たれるから。それに周りがカイラ様をみる目も変わるはずだから」
「だめだ、死ぬなニア!」
「私ね、両親が死んでから地獄だったけど、カイラ様と出会ってか、毎日楽しかったんだよ?」
「後で聞くから、くっそ何で血が止まらないんだよ」
ヒュドラと戦い終えたコンに助けを求めた。
「コンお前の妖力でなんとかならないか?」
「いつもなら何とかできるけど、今の私には残念やけど、どうしようもできひん」
「もういいのよ、どうせ生きてたって国王殺しの大罪人で死刑は逃れられないんだから」
「カイラそこ邪魔!どいて!」
追いついたマヤに突き飛ばされた。
「何でマヤがここに!?」
「説明は後!今はニアを助けることが最優先よ」
「マヤ....私....」
「今は黙って!私だって文句あるんだから」
マヤが治療を開始して1時間、ニアの傷は綺麗に塞がっていた。
「マヤ、君は本当に人なのか?」
「うーん、内緒」
「内緒って、人がそんなことできるわけないだろ...」
「私のことなんかより、ニアをベットまで運ぶよ手伝って」
ニアを抱えて玉座の間を出ようとした。
「行くのはええけど、これなんとかせな、な!」
魔力を吸っていた機械をコンは破壊した。
俺たちはニアを部屋まで運んだ。
「あれ?私生きてる、なんで?」
「私が治したからね」
「マヤがどうして?私は皆んなを殺そうと....」
「死んで逃すわけないでしょ?私だってニアに言いたいこと山ほどあるし」
俺は泣き出しそうなニアを見て部屋を出ようとする。
「カイラ、私はあなたに...」
「いいよ今は、マヤと話終わった頃にまた来るよ」
しばらくしてマヤが部屋から出てきた。
「私は終わったわよ、言いたいことあるんでしょ?」
「あぁ、たっぷり文句言ってくる」
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