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接敵そして....
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「なんか人多いですね」
「うちの学校全員と他校も来てるみたい。あと、罪人や奴隷も戦わされるみたいだよ」
「え、最前列罪人たちしかいないんだけど?」
「カイラ、いいやつだったよ」
「勝手に殺すな!」
「もう時間みたいですよ、2人ともご無事で」
衛兵の案内の元位置につき待機した。待機していると衛兵が魔力のない人に何かを配っており、俺の元にも配られた。
「なんだこれ?チョーカー?」
「戦闘中はそれをつけておくように」
なんだか嫌な予感がする。付けたふりをしておこう。
しばらく待機してると国王らしき人物が挨拶を始めた。
「此度の救援誠に感謝する。先にも伝えてある通り、魔物の数が尋常ではなくて、兵だけじゃとても対処しきれないのだ。それと、我が国のサモナーの実力も見てみたいと思っておったのだ。皆の頑張り期待しておる。最後に最前列に攻撃が当たってもかまわぬ。魔力無しなど使い捨ての道具に過ぎないのだからな」
この扱いが常識と言え、周りの人も何一つ疑問に思わないのは異様だろ。
「間も無く進軍を開始する!接敵後は持ち場にて好きに戦ってもらって構わない!」
好きにって、ショートソードで魔物とチャンバラとかほんといい趣味してんな。
進軍を開始して直ぐ魔物の大群と戦闘が始まった。
ものすごい量だな、この量じゃ援軍を求めたくもなる。それにしてもこの魔物たちなんか普通と違う?
(主人様やちょっとええか)
どうした?最近見ないと思ってたけど
(ちょっと調べ物してたんや。それより主人様の考え多分正しいで。こいつら魔力から見て野生とちゃう、使い魔や)
コンさん?いつのまにか魔力が分かるようになったんですかね?
(そんなん主人様の魔力食べてからやで)
あー、なるほどね。そんなことより、こいつら全部使い魔ってことは裏にサモナーがいるってことだよな?
(いる、いるのは確かやけど全部同じ魔力やねこれ。)
同じだって?1人のサモナーがこれを?
(そーゆーことやね。ただの人間がここまで出来るとは思わんけど。可能性があるとしたら、術者は魔族みたいな人間か、自分の体を糧に召喚しまくってるのどちらかやね)
糧ってなんだよ
(自分の命と引き換えっちゅうことや)
そこまでして王国を恨んでる奴がいるってことか。
(さー、私には人間の考えは理解できんからな。どちらにせよ、なんらかの目的があるっちゅうことははっきりしてるな。じゃあ、伝えたいこと伝えたし私はもう少し調べ物しとくから。終わり次第合流するし、それまで死なんといてや)
ちょっ!調べ物って!遮断しやがった
コンって一応俺の使い魔だよな?自由すぎないか?
戦闘開始から数時間は経っているが魔物の勢いは衰えることがなかった。それどころか、負傷者、死傷者合わせてこちの戦力が徐々に減りつつあった。
「死んでるのは全員魔力無しか、予想はしてたがな」
すると大きな爆発音が鳴り響いた。
「なんだ!」
そして俺の嫌な予感は的中していたことがわかった。
「嘘だろ....チョーカーが爆発した!?」
爆発音の正体は、魔力無しの死体に付いているチョーカーが爆発した音だった。
それを目撃していた罪人、奴隷たちが一斉逃げ出し、戦地を離れた瞬間逃げ出した人のチョーカーも爆発し始めた。
「これが人のすることかよ....どこまで腐ってるんだこの国」
俺はチョーカーを魔物目掛け投げ捨て、爆発させた。
「うちの学校全員と他校も来てるみたい。あと、罪人や奴隷も戦わされるみたいだよ」
「え、最前列罪人たちしかいないんだけど?」
「カイラ、いいやつだったよ」
「勝手に殺すな!」
「もう時間みたいですよ、2人ともご無事で」
衛兵の案内の元位置につき待機した。待機していると衛兵が魔力のない人に何かを配っており、俺の元にも配られた。
「なんだこれ?チョーカー?」
「戦闘中はそれをつけておくように」
なんだか嫌な予感がする。付けたふりをしておこう。
しばらく待機してると国王らしき人物が挨拶を始めた。
「此度の救援誠に感謝する。先にも伝えてある通り、魔物の数が尋常ではなくて、兵だけじゃとても対処しきれないのだ。それと、我が国のサモナーの実力も見てみたいと思っておったのだ。皆の頑張り期待しておる。最後に最前列に攻撃が当たってもかまわぬ。魔力無しなど使い捨ての道具に過ぎないのだからな」
この扱いが常識と言え、周りの人も何一つ疑問に思わないのは異様だろ。
「間も無く進軍を開始する!接敵後は持ち場にて好きに戦ってもらって構わない!」
好きにって、ショートソードで魔物とチャンバラとかほんといい趣味してんな。
進軍を開始して直ぐ魔物の大群と戦闘が始まった。
ものすごい量だな、この量じゃ援軍を求めたくもなる。それにしてもこの魔物たちなんか普通と違う?
(主人様やちょっとええか)
どうした?最近見ないと思ってたけど
(ちょっと調べ物してたんや。それより主人様の考え多分正しいで。こいつら魔力から見て野生とちゃう、使い魔や)
コンさん?いつのまにか魔力が分かるようになったんですかね?
(そんなん主人様の魔力食べてからやで)
あー、なるほどね。そんなことより、こいつら全部使い魔ってことは裏にサモナーがいるってことだよな?
(いる、いるのは確かやけど全部同じ魔力やねこれ。)
同じだって?1人のサモナーがこれを?
(そーゆーことやね。ただの人間がここまで出来るとは思わんけど。可能性があるとしたら、術者は魔族みたいな人間か、自分の体を糧に召喚しまくってるのどちらかやね)
糧ってなんだよ
(自分の命と引き換えっちゅうことや)
そこまでして王国を恨んでる奴がいるってことか。
(さー、私には人間の考えは理解できんからな。どちらにせよ、なんらかの目的があるっちゅうことははっきりしてるな。じゃあ、伝えたいこと伝えたし私はもう少し調べ物しとくから。終わり次第合流するし、それまで死なんといてや)
ちょっ!調べ物って!遮断しやがった
コンって一応俺の使い魔だよな?自由すぎないか?
戦闘開始から数時間は経っているが魔物の勢いは衰えることがなかった。それどころか、負傷者、死傷者合わせてこちの戦力が徐々に減りつつあった。
「死んでるのは全員魔力無しか、予想はしてたがな」
すると大きな爆発音が鳴り響いた。
「なんだ!」
そして俺の嫌な予感は的中していたことがわかった。
「嘘だろ....チョーカーが爆発した!?」
爆発音の正体は、魔力無しの死体に付いているチョーカーが爆発した音だった。
それを目撃していた罪人、奴隷たちが一斉逃げ出し、戦地を離れた瞬間逃げ出した人のチョーカーも爆発し始めた。
「これが人のすることかよ....どこまで腐ってるんだこの国」
俺はチョーカーを魔物目掛け投げ捨て、爆発させた。
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