6 / 14
魔法使いに・・・
しおりを挟む文「ね、魔法が使えるとしたら何がいい?」
絵「魔法か・・・空が飛べるとか?」
文「いいね、どんな魔法になると思う?」
絵「どんな?」
文「例えば」
・体が浮く→重力から解放される
・行きたい方向に体が動く→空気を流す
文「かな」
絵「なるほど・・・めんどくさいな」
文「魔法のほうきの理屈が知りたくならない?」
絵「理屈が通用しないのが魔法でしょう?」
文「そう?」
絵「なら、火を使うのは?」
文「そうだな」
・着火
・燃焼燃やすエネルギーが必要
・目標物まで火を送る魔法
・対象物をさらに燃やす
文「めんどくさいな」
絵「でしょう?・・・周辺の酸素ないと燃えないし、自分が酸素ないとだめでしょう?」
文「魔法の石から火をだせば解決か?・・・一酸化炭素中毒で倒れそう」
絵「なんでもそうだね、氷の人は水を持ち歩くの?」
文「ん?」
・温度を下げる
・水を凍らせて投げつける
・目標物まで氷を飛ばす
文「むりかな?」
絵「川か海・・・雨の日じゃないとダメじゃない?」
文「なるほど」
絵「それで行くと風は?」
文「風は・・・」
・空気を圧縮して送る
絵「送り続けないと圧がないな・・・空気に当たりながら進むから・・・ん?分散するか・・・」
文「扇風機みたいな子」
絵「夏に会いたいね」
文「雷は・・・」
絵「目に見える電気って自分が危なくないの?」
文「・・・」
絵「光がまともかな?」
文「?」
絵「光をレーザー兵器くらいにして照射できそう」
文「なるほど」
絵「闇は防げるけど・・・くらいだけか」
文「だめだ、夢がない」
絵「だから最初に言ったでしょう?」
文「予知とか」
絵「10秒後の未来を見るのに9秒かけて魔法を使う」
文「ん?」
絵「冗談、魔女らしくない魔女の絵でも描こうかな・・・」
文「じゃあ、その話を考えてみようかな」
絵「そういえば」
文「?なに」
絵「小説家がメンタルが不安定になって精神科に行ったらしいの」
文「ほう?」
絵「薬を飲んだら、調子はよくなったんだけど、話が全く書けなくなったって」
文「・・・それは」
絵「聞いた時はなるほどって思ったの」
文「たしかにね・・・」
絵「あなたは大丈夫みたいね」
文「そう」
絵「多分ね」
文「今日はどうする?」
絵「ん?泊まっていこうかな・・・お酒もらうね」
文「うん・・・もうちょっと付き合って」
絵「ん?」
文「魔法の話」
絵「あなたの話にはまともな魔法使いは出てきそうにないね」
文「・・・へへへ」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
大学寮の偽夫婦~住居のために偽装結婚はじめました~
石田空
現代文学
かつては最年少大賞受賞、コミカライズ、アニメ化まで決めた人気作家「だった」黒林亮太は、デビュー作が終了してからというもの、次の企画が全く通らず、デビュー作の印税だけでカツカツの生活のままどうにか食いつないでいた。
さらに区画整理に巻き込まれて、このままだと職なし住所なしにまで転がっていってしまう危機のさなかで偶然見つけた、大学寮の管理人の仕事。三食住居付きの夢のような仕事だが、条件は「夫婦住み込み」の文字。
困り果てていたところで、面接に行きたい白羽素子もまた、リストラに住居なしの危機に陥って困り果てていた。
利害が一致したふたりは、結婚して大学寮の管理人としてリスタートをはじめるのだった。
しかし初めての男女同棲に、個性的な寮生たちに、舞い込んでくるトラブル。
この状況で亮太は新作を書くことができるのか。そして素子との偽装結婚の行方は。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大人への門
相良武有
現代文学
思春期から大人へと向かう青春の一時期、それは驟雨の如くに激しく、強く、そして、短い。
が、男であれ女であれ、人はその時期に大人への確たる何かを、成熟した人生を送るのに無くてはならないものを掴む為に、喪失をも含めて、獲ち得るのである。人は人生の新しい局面を切り拓いて行くチャレンジャブルな大人への階段を、時には激しく、時には沈静して、昇降する。それは、驟雨の如く、強烈で、然も短く、将に人生の時の瞬なのである。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる