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猿人類のルイ君と私の日常(回想)
ルイ君と初めてのパンツ(ルイ視点)
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昨日、3日前から川につけていた"のし"からやっと布が出来上がった
その"のし"からできた布で、ヒロがオレにパンツというものを作ってくれるらしい
「パンツって、なに?」
オレはパンツなんて知らないし見たこともないから、ヒロに聞いたんだけど、教えてくれない
ーー 何で教えてくれないんだろう?ーー
「見たらわかるよ」
って、言われた
それからヒロが"採寸"ってヤツをするから「そこに動かず立ってて」って言うんで、オレはさっきから、ずっとここに立っている
ヒロが時々、胴回りが~とか、股上が~、とか言いながら、細く切った"のし"を腰に回したり、股から胴までをその紐で計っているみたいだ
時々、オレのアレにヒロの手が当たって、思わず叫びそうになったけど、オレは頑張って知らぬふりをした。凄く気持ちよくて、顔がだらしなくなっていたと思う
その日は、あれからずっとヒロがチクチクしていて、オレの相手をしてくれないから、オレはヒロを後ろから抱きしめたり、頬ずりをしたりした
だって寂しいし……
そして、やっとパンツが出来上がった
ヒロがどうやって使うのか、教えてくれるらしいので、立って待っていると、ヒロがオレの片足を持ち上げて、パンツの中に入れろって言うから、オレは言われた通りにした
パンツには、大きな穴が一つと小さな穴が二つあるんだな
不思議な感じだ
そして大きな穴から足を入れて、次に小さな穴に足を入れるって言われた
両足共に入れるって言われた
でも、小さい穴の一つだけに両足を入れてはいけないって言われたんだ
小さい穴一つに片足だけいれろってさ
それで両足を入れたら、上の方を持って足のつけねまで持ち上げろって言われたから、そうしたんだけど、パンツの上部が腰の辺りまでくるように、まだもっと上まで上げろって言われた
オレは腰巻きもしてるし、よく意味がわからなかったから
「ヒロ、オレ、よくわからない」
って言ったんだけど、何故かヒロが怒ってしまった
ヒロはぶつぶつ言いながら、パンツの上部を持って上に引き上げて、上部についている紐で腰に縛って落ちないようにしてくれた
「あっ!」
上に引き上げる時に、腰巻きが取れちゃって、ちょっとアレが見えてしまった
ヒロが気まずそうにしている
オレは何でヒロが気まずそうにしているのかわからなくて、ヒロに笑顔でお礼を言った
「ヒロ、ありがとう」
「ドウイタシマシテ」
ヒロが怒ってしまった
オレは悲しくて、オロオロしてしまう
それから、ヒロが
「これからは、このパンツを穿いてからその上に腰巻きをつけてね」
って言ったんだ
オレは、またヒロから怒られたらいけないので
「うん」
って言っておいた
そしたらヒロが笑ってくれたので、オレも嬉しくなった
オレはヒロが笑うと凄く嬉しい
ヒロ、大好きだよ
~*~*~*~*~*~
そういえばあの頃は、まだヒロと出会ってから間もなかったし、俺も中々話すことに慣れないしで、ひろが口を聞いてくれなくなることもしばしばあったな
でも、あの頃からずっと俺のひろを好きだって気持ちは変わらない
そうだ!
ひろと結婚してからハイネ様のところに二人で行った時に、何故"のし"って名前なのか、聞いてみたら
「あれはのして食べると美味しいんですよ」
と言っていた
ーー ああ、そっちの"のし"ね ーー
俺はひろと顔を見合わせて笑った
その"のし"からできた布で、ヒロがオレにパンツというものを作ってくれるらしい
「パンツって、なに?」
オレはパンツなんて知らないし見たこともないから、ヒロに聞いたんだけど、教えてくれない
ーー 何で教えてくれないんだろう?ーー
「見たらわかるよ」
って、言われた
それからヒロが"採寸"ってヤツをするから「そこに動かず立ってて」って言うんで、オレはさっきから、ずっとここに立っている
ヒロが時々、胴回りが~とか、股上が~、とか言いながら、細く切った"のし"を腰に回したり、股から胴までをその紐で計っているみたいだ
時々、オレのアレにヒロの手が当たって、思わず叫びそうになったけど、オレは頑張って知らぬふりをした。凄く気持ちよくて、顔がだらしなくなっていたと思う
その日は、あれからずっとヒロがチクチクしていて、オレの相手をしてくれないから、オレはヒロを後ろから抱きしめたり、頬ずりをしたりした
だって寂しいし……
そして、やっとパンツが出来上がった
ヒロがどうやって使うのか、教えてくれるらしいので、立って待っていると、ヒロがオレの片足を持ち上げて、パンツの中に入れろって言うから、オレは言われた通りにした
パンツには、大きな穴が一つと小さな穴が二つあるんだな
不思議な感じだ
そして大きな穴から足を入れて、次に小さな穴に足を入れるって言われた
両足共に入れるって言われた
でも、小さい穴の一つだけに両足を入れてはいけないって言われたんだ
小さい穴一つに片足だけいれろってさ
それで両足を入れたら、上の方を持って足のつけねまで持ち上げろって言われたから、そうしたんだけど、パンツの上部が腰の辺りまでくるように、まだもっと上まで上げろって言われた
オレは腰巻きもしてるし、よく意味がわからなかったから
「ヒロ、オレ、よくわからない」
って言ったんだけど、何故かヒロが怒ってしまった
ヒロはぶつぶつ言いながら、パンツの上部を持って上に引き上げて、上部についている紐で腰に縛って落ちないようにしてくれた
「あっ!」
上に引き上げる時に、腰巻きが取れちゃって、ちょっとアレが見えてしまった
ヒロが気まずそうにしている
オレは何でヒロが気まずそうにしているのかわからなくて、ヒロに笑顔でお礼を言った
「ヒロ、ありがとう」
「ドウイタシマシテ」
ヒロが怒ってしまった
オレは悲しくて、オロオロしてしまう
それから、ヒロが
「これからは、このパンツを穿いてからその上に腰巻きをつけてね」
って言ったんだ
オレは、またヒロから怒られたらいけないので
「うん」
って言っておいた
そしたらヒロが笑ってくれたので、オレも嬉しくなった
オレはヒロが笑うと凄く嬉しい
ヒロ、大好きだよ
~*~*~*~*~*~
そういえばあの頃は、まだヒロと出会ってから間もなかったし、俺も中々話すことに慣れないしで、ひろが口を聞いてくれなくなることもしばしばあったな
でも、あの頃からずっと俺のひろを好きだって気持ちは変わらない
そうだ!
ひろと結婚してからハイネ様のところに二人で行った時に、何故"のし"って名前なのか、聞いてみたら
「あれはのして食べると美味しいんですよ」
と言っていた
ーー ああ、そっちの"のし"ね ーー
俺はひろと顔を見合わせて笑った
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