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アルタリア王国へ
新しい子②(改稿済み)
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翌日、ルイとひろは新しい子に会うため、港に来ていた
ーー 海に行けば会えるよ ーー
なんて、ハイネ様のヒントは漠然とし過ぎていて掴み所がなさすぎるが、とりあえず行ってみて「おーい!誰かいますか~!」なんて大声を張り上げるのもアリかもしれないなどと思っているひろである
おーい!誰かいますか~!なんて結構痛い人だと思うのだが、本人は至って真面目である
今日はここ数ヶ月で成人期にまで成長した魔狼の三兄弟も一緒だ
大人になって、初めてその本来の実力を発揮できる場ができたと、朝から張り切りまくっているのだ
移動も、もう途中でへばって誰かの背に乗ることもなくなり、とにかく嬉しさのあまり跳び回っているのだ
それにもともと、ひろの護衛として従魔にした経緯がある
そう、これが初護衛なのだ。張り切るのも当然だといえるが、三頭の気持ちを思うと微笑ましくもある
「それで、ひろ、どうやって探すつもりだ?」
「それなんだよね~。海に行ってみたらわかるっていうヒントしかないんだよね~。行ってみてわからなかったら、大声張り上げようかなとか思ってるんだけど」
「お、おおごえ?わ~、一国の王妃が大声ねぇ。世の中広しといえど、港で大声張り上げる王妃なんて、ひろぐらいじゃないか?」
ルイはそういうと、吹き出してお腹を抱えて笑っている
腹を立てたひろはルイの頬をつねった
「ルイ君、これで笑いは治るよね~!」
「いたたたたた………悪かった!悪かったって!謝るから!ごめん……ごめんってば!」
ひろはあらゆる面で強くなった
とりあえず、国王御一行は港に着いた
そこは目的毎にエリアが三つに分かれていた
一つは漁船が主に停泊し魚を仕分けする建物が乱立するエリア、もう一つは貨物船が停泊し倉庫が建ち並ぶエリア、そしてもう一つは旅客船が着くエリアの三つである
特に旅客船が着くエリアは大型船、小型船に分かれている
とにかく全体を見れば大規模な港の中でも群を抜く、ものすごい港というよりそれは基地だった
ここがアルタリアに攻め込まれたら、その損害は計り知れない
出来ればアルタリア軍が港内に入る前に叩いておきたいところだ
そうなれば活動域が陸のみに限られる従魔は、今回はあまり出番はなさそうだ
今回はバーストとジャックに主に頑張ってもらわねばならないだろう
しかし、新しい子にはどこで会えるのかな?
「ねえ、ルイ。漁船を一艘借りられないかなあ?それで沖まで出て探してみようかなぁなんて思ってるんだけど」
「ああ、それなら何とかなりそうだぞ。昨日漁船の船長と仲良くなってな。いつでも乗せてやるって言ってたから、訪ねていけばなんとかなりそうな気がするぞ」
「ダメもとで行ってみる?」
「だな⁈取りあえず漁船エリアに行ってみるか?」
国王御一行は、漁船エリアに移動していく
そこは、今入港した漁船から降ろした魚の仕分けでごった返していた
「昨日会ったっていう漁師さんの顔わかる?この中にいるかな?」
「ああ~~、ちょっとこれじゃぁなぁ~、人が多すぎるよ~」
「すみませ~ん!!あの~昨日辺境伯邸に行った人居ませんかぁ?!!」
予告通りひろは拡声器の魔道具を使って大声を張りあげていた
ひろの張り上げた声のお陰で、無事に漁師の親方に会うことができた
「こりゃあ参ったなぁ!王妃様の大声を聞けるタァ長生きするもんだぁなぁ!?ガハハハ!」
ひろは穴があったら入りたくなった
ルイは肩を震わせて笑っている
後で、またつねってやる!と密かに思ったひろだった
今、漁船には船長のほかに、ルイ、ひろ、人型のバーストが乗り込んでいる
魔狼の兄弟は岸でお留守番である
ジャックは空から護衛をしている
岸が遥か遠くに小さく見えるくらい沖まで進んできた漁船は、そこに錨を降ろして停泊する
ひろはとりあえず海上まできたが、これからどうすべきか、全く思い浮かばなかった
ーー どうすればいいんだろう?海面を覗いて見ようか?それとも、また大声をあげるか?ハイネ様にちゃんと聞いておけばよかったなぁ ーー
反省しきりのひろだったが、もうヤケクソである
破れかぶれで、まず海面を覗いて見ることにした
ひろは体をグッと船から乗り出して海面を覗いた
何かいる!!思わずひろは顔を上げて、無意識に独り言と言う名の絶叫をしている
「今何かいた!!」
ひろは先ほどよりも、もっと船から身を乗り出して海面を見始める
「ひろ!危ない!」
ルイがひろの体をぐいっと引き寄せたせいで、ひろの体は後ろにひっくり返り尻餅をついてしまう
するとその直後、大きな影がもの凄い速さで漁船のかなり近いところまで近寄ってきたと思うと、それが急に海面から飛び出して跳ね上がる
その衝撃で大波が立ち、海面が渦巻く
「「ギャアアアアアアア!!!!」」
「くっ!ひろ!船から手を離すな!ま、魔法で船をまもってくれ!このままでは、波に呑まれる!」
「あ、あい!か、風よ!お願い私達を守って!」
小さな漁船は波にのまれ、今にも沈没しそうだったが、ルイが声をかけたことで、ひろが正気に戻り、とっさに船の周りを風魔法で包んで海面から少し船を浮かせると辛うじて転覆を免れた
荒波も落ち着き、漸く顔を上げて周囲の様子を見られるようになってきた
静かになった波の間から何かとてつもなく大きいものがガバァッと立ち上がると、それがこちらを見ているような気がする
ーー 目があってしまった ーー
ーー これが新しい子?ーー
「あの………ハイネ様から何か聞いてる?」
ギャオオオオオオオ
それが吼えた。しかし、ひろにはそれが返事であるように聞こえた
新しい子の正体、それは海の悪魔、リヴァイアサン
悪魔のはずが、なぜか大人しくひろを見つめている
ーー う~~ん、どこからどう見ても、子なんてつきそうにないけどなぁ。ハイネ様と根本的に感覚が違うよね ーー
「私はひろ。ハイネ様から何か聞いてる、よね?もしよかったら私と契約してくれる?」
ギャオオオオオ
リヴァイアサンが頭を下げて契約の仕草をする
「あなたは別名シードラゴンだから、あなたの名前はシーラ!」
リヴァイアサン改めシーラの体が光に包まれる
光がおさまると、ひろと意識が繋がった
《我が名はシーラ!ハイネ様の命を受け参りました!良い名をありがとう!感謝します!》
《うん、こちらこそよろしくね。早速だけど、今、こちらにアルタリアから軍隊が船で向かってるの。私は被害が陸に及ばないよう、この海での決戦を望んでる。それに対してこちらは空から炎龍のバーストとグリフィンのジャック、そして海からはシーラにお願いしたいと思ってるんだけどだめかな?》
《承知致しました。おやすいご用です。荒波をたて全てを呑み込めばいいだけのこと。造作もありません。私だけでも十分かと》
超強力な新人が加入しました
ーー アルタリアめ!来るならきてみろ!返り討ちにしてやる!ーー
「ルイ!無事に従魔にできたよ!後はジャックに偵察を任せて帰ろ?」
「おう!無事にすんだか?じゃぁ、戻るか⁈親方!船を出してくれ!」
そこにはあまりの出来事に、呆けて反応のない親方がいました
ーー 海に行けば会えるよ ーー
なんて、ハイネ様のヒントは漠然とし過ぎていて掴み所がなさすぎるが、とりあえず行ってみて「おーい!誰かいますか~!」なんて大声を張り上げるのもアリかもしれないなどと思っているひろである
おーい!誰かいますか~!なんて結構痛い人だと思うのだが、本人は至って真面目である
今日はここ数ヶ月で成人期にまで成長した魔狼の三兄弟も一緒だ
大人になって、初めてその本来の実力を発揮できる場ができたと、朝から張り切りまくっているのだ
移動も、もう途中でへばって誰かの背に乗ることもなくなり、とにかく嬉しさのあまり跳び回っているのだ
それにもともと、ひろの護衛として従魔にした経緯がある
そう、これが初護衛なのだ。張り切るのも当然だといえるが、三頭の気持ちを思うと微笑ましくもある
「それで、ひろ、どうやって探すつもりだ?」
「それなんだよね~。海に行ってみたらわかるっていうヒントしかないんだよね~。行ってみてわからなかったら、大声張り上げようかなとか思ってるんだけど」
「お、おおごえ?わ~、一国の王妃が大声ねぇ。世の中広しといえど、港で大声張り上げる王妃なんて、ひろぐらいじゃないか?」
ルイはそういうと、吹き出してお腹を抱えて笑っている
腹を立てたひろはルイの頬をつねった
「ルイ君、これで笑いは治るよね~!」
「いたたたたた………悪かった!悪かったって!謝るから!ごめん……ごめんってば!」
ひろはあらゆる面で強くなった
とりあえず、国王御一行は港に着いた
そこは目的毎にエリアが三つに分かれていた
一つは漁船が主に停泊し魚を仕分けする建物が乱立するエリア、もう一つは貨物船が停泊し倉庫が建ち並ぶエリア、そしてもう一つは旅客船が着くエリアの三つである
特に旅客船が着くエリアは大型船、小型船に分かれている
とにかく全体を見れば大規模な港の中でも群を抜く、ものすごい港というよりそれは基地だった
ここがアルタリアに攻め込まれたら、その損害は計り知れない
出来ればアルタリア軍が港内に入る前に叩いておきたいところだ
そうなれば活動域が陸のみに限られる従魔は、今回はあまり出番はなさそうだ
今回はバーストとジャックに主に頑張ってもらわねばならないだろう
しかし、新しい子にはどこで会えるのかな?
「ねえ、ルイ。漁船を一艘借りられないかなあ?それで沖まで出て探してみようかなぁなんて思ってるんだけど」
「ああ、それなら何とかなりそうだぞ。昨日漁船の船長と仲良くなってな。いつでも乗せてやるって言ってたから、訪ねていけばなんとかなりそうな気がするぞ」
「ダメもとで行ってみる?」
「だな⁈取りあえず漁船エリアに行ってみるか?」
国王御一行は、漁船エリアに移動していく
そこは、今入港した漁船から降ろした魚の仕分けでごった返していた
「昨日会ったっていう漁師さんの顔わかる?この中にいるかな?」
「ああ~~、ちょっとこれじゃぁなぁ~、人が多すぎるよ~」
「すみませ~ん!!あの~昨日辺境伯邸に行った人居ませんかぁ?!!」
予告通りひろは拡声器の魔道具を使って大声を張りあげていた
ひろの張り上げた声のお陰で、無事に漁師の親方に会うことができた
「こりゃあ参ったなぁ!王妃様の大声を聞けるタァ長生きするもんだぁなぁ!?ガハハハ!」
ひろは穴があったら入りたくなった
ルイは肩を震わせて笑っている
後で、またつねってやる!と密かに思ったひろだった
今、漁船には船長のほかに、ルイ、ひろ、人型のバーストが乗り込んでいる
魔狼の兄弟は岸でお留守番である
ジャックは空から護衛をしている
岸が遥か遠くに小さく見えるくらい沖まで進んできた漁船は、そこに錨を降ろして停泊する
ひろはとりあえず海上まできたが、これからどうすべきか、全く思い浮かばなかった
ーー どうすればいいんだろう?海面を覗いて見ようか?それとも、また大声をあげるか?ハイネ様にちゃんと聞いておけばよかったなぁ ーー
反省しきりのひろだったが、もうヤケクソである
破れかぶれで、まず海面を覗いて見ることにした
ひろは体をグッと船から乗り出して海面を覗いた
何かいる!!思わずひろは顔を上げて、無意識に独り言と言う名の絶叫をしている
「今何かいた!!」
ひろは先ほどよりも、もっと船から身を乗り出して海面を見始める
「ひろ!危ない!」
ルイがひろの体をぐいっと引き寄せたせいで、ひろの体は後ろにひっくり返り尻餅をついてしまう
するとその直後、大きな影がもの凄い速さで漁船のかなり近いところまで近寄ってきたと思うと、それが急に海面から飛び出して跳ね上がる
その衝撃で大波が立ち、海面が渦巻く
「「ギャアアアアアアア!!!!」」
「くっ!ひろ!船から手を離すな!ま、魔法で船をまもってくれ!このままでは、波に呑まれる!」
「あ、あい!か、風よ!お願い私達を守って!」
小さな漁船は波にのまれ、今にも沈没しそうだったが、ルイが声をかけたことで、ひろが正気に戻り、とっさに船の周りを風魔法で包んで海面から少し船を浮かせると辛うじて転覆を免れた
荒波も落ち着き、漸く顔を上げて周囲の様子を見られるようになってきた
静かになった波の間から何かとてつもなく大きいものがガバァッと立ち上がると、それがこちらを見ているような気がする
ーー 目があってしまった ーー
ーー これが新しい子?ーー
「あの………ハイネ様から何か聞いてる?」
ギャオオオオオオオ
それが吼えた。しかし、ひろにはそれが返事であるように聞こえた
新しい子の正体、それは海の悪魔、リヴァイアサン
悪魔のはずが、なぜか大人しくひろを見つめている
ーー う~~ん、どこからどう見ても、子なんてつきそうにないけどなぁ。ハイネ様と根本的に感覚が違うよね ーー
「私はひろ。ハイネ様から何か聞いてる、よね?もしよかったら私と契約してくれる?」
ギャオオオオオ
リヴァイアサンが頭を下げて契約の仕草をする
「あなたは別名シードラゴンだから、あなたの名前はシーラ!」
リヴァイアサン改めシーラの体が光に包まれる
光がおさまると、ひろと意識が繋がった
《我が名はシーラ!ハイネ様の命を受け参りました!良い名をありがとう!感謝します!》
《うん、こちらこそよろしくね。早速だけど、今、こちらにアルタリアから軍隊が船で向かってるの。私は被害が陸に及ばないよう、この海での決戦を望んでる。それに対してこちらは空から炎龍のバーストとグリフィンのジャック、そして海からはシーラにお願いしたいと思ってるんだけどだめかな?》
《承知致しました。おやすいご用です。荒波をたて全てを呑み込めばいいだけのこと。造作もありません。私だけでも十分かと》
超強力な新人が加入しました
ーー アルタリアめ!来るならきてみろ!返り討ちにしてやる!ーー
「ルイ!無事に従魔にできたよ!後はジャックに偵察を任せて帰ろ?」
「おう!無事にすんだか?じゃぁ、戻るか⁈親方!船を出してくれ!」
そこにはあまりの出来事に、呆けて反応のない親方がいました
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