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第3幕 虹色の刀士と悪霊連合編
~~エピローグ~~ 刀を抜く理由
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〔ヒラヒラヒラ・・・ピトッ〕
「ヘッ・・・ハクシュンッ!?」
空から舞い降りた桜の花びらが大の字に倒れて動けない善朗の鼻頭に止まり、善朗はそのくすぐりに耐えられずにくしゃみをする。
桃源郷に来て、何ヶ月が経っただろうか。
善朗は菊の助と食うのも寝る間も惜しんで、朝から晩まで刀を交えて、戦い続けていた。
「・・・おうっ、そうか・・・見つかったか・・・分かった・・・すまねぇなっ。」
善朗が倒れている横で、仁王立ちする菊の助がスマホで誰かと話をしている。
倒れている善朗を見ながら、なにやらニヤニヤしている菊の助。
「おい、善朗っ・・・闘々丸が見つかったみてぇだっ・・・俺たちも切り上げるとするぜッ。」
菊の助が善朗の元に近寄り、しゃがみ込んで、バン桃を善朗の胸の上において、ニッコリと笑う。
「はははっ・・・やっと終わったんですね・・・。」
善朗は闘々丸が見つかった事よりも、菊の助のシゴキが終わった事に安堵した。
「主よっ・・・よう頑張ったなっ!」
善朗の隣で腕組みをしたまま、アグラをかいている大前がニコリと笑みを零して、善朗を讃える。
「・・・霊って、身体ボロボロで痛みとかなくても、しっかり手足がキシンで動かなくなるのって・・・本当に不思議ですね・・・。」
善朗は恥ずかしさを苦笑いで隠しつつ、胸に置かれたバン桃に右手を必死に伸ばす。伸ばすが、霊力が残り僅かなのか、ワナワナと震えながら重く動かない。
「仕方ない主様じゃのぉ~・・・。」
見かねた大前が、バン桃を取って、善朗の口に持って行き、善朗にかじらせる。
大前が食べさせると言う他人には見せられない恥ずかしい光景だが、ここに来て、何度もしているので今更善朗に羞恥心はなかった。
「モグモグ・・・助かるよっ、大前・・・。」
善朗も当然のように、風邪の時に母親にリンゴを食べさせてもらうように、バン桃を頬張りながらお礼を大前に言う。
「どうでぃ、善朗・・・自分とは向き合えたかい?」
菊の助が柔らかな微笑で善朗にそう尋ねる。
「・・・・・・。」
善朗はバン桃ですっかり動かせるようになった全身を使って、スッと正座になり、しっかりと背筋を伸ばして、菊の助にきちんと対面する。
それは、桃源郷に来て、稽古を始める前だった。
「・・・善朗・・・自分の中で、折り合いがつかない感情はあるかい?」
桜と桃の花びらが柔らかく舞う桃源郷の空の下、菊の助が正座で善朗と向き合い、腕組みをして、ジッと善朗の目を見ている。
「・・・・・・。」
善朗は菊の助の言葉に胸を見透かされた思いがして、言葉が何一つ喉から出て行かない。
黙る善朗に優しい眼差しを向ける菊の助。
「・・・俺が人を初めて殺めたのは、15になってまもなくだったよ・・・。」
菊の助が腕組をしていた両腕を解き、正座をした太ももに両手を乗せて、さらにきちんと姿勢を正して、善朗に揺るぎなくまっすぐ向き合う。
菊の助は善朗の目をジッと見て、話を続ける。
「戦国時代だ・・・人を殺さなきゃ、自分が死ぬ時代だ・・・お前の中に生まれた感情なんて、俺たちの時代からしたら、持ってて当然のもんだったぜ・・・佐乃は、えらく心配してたがな・・・。」
菊の助が善朗の中に芽生えたその感情について、淡々と話す。
その感情について、善朗はどう向き合うか戸惑っていた。
「人を殺めた時に、心の奥底で湧き上がる征服感・・・強者と弱者を分ける決定的な優越感・・・自分の強さに酔いしれる高揚感・・・善朗・・・それは何も悪い事じゃないんだぜ?」
「ッ?!」
菊の助の淡々とした、それでいて善朗の中にある複雑な感情をズバリ言い当てる的確な言葉に善朗はハッとする。
「今の時代には確かにそぐわない・・・佐乃もそうだ・・・俺からしてみたら、戦場に出たこともない甘ちゃんだ・・・だがな、それも悪いと責めるものでもない・・・難しいよなぁ・・・。」
菊の助はそこまで言うと、頬を緩める。
「でもよぉ・・・佐乃はともかく、お前はちがう・・・お前はしっかりと戦場にいるんだぜ・・・。」
菊の助の目がギラリと光る。
「・・・戦場に?」
善朗は菊の助の目を真っ直ぐ見て、言葉を零す。
「・・・弱きを守るために、お前は戦場に身を置く事を選んだんだろ?悪霊が話の通じない輩だなんて、今更お前に教えることでもないわな?」
菊の助も真っ直ぐ善朗の目を見て、言葉を投げかける。
「・・・はい・・・。」
善朗はしっかり菊の助の一言一言をかみ締めていく。
「今まで、力で相手を屈服させた事がない優しいお前は、人をジュウリンすると言う優越感に嫌悪感を抱いている・・・優しさから見たら、それは全うな心だ・・・だが、戦場では違う・・・命の取り合いに相手に向ける優しさはためらわない事なんだぜ・・・。」
菊の助は静かに目を閉じて、言葉を続けていく。
「そもそも、命の取り合いをする中で、大事なのは感情じゃねぇ・・・そこじゃねぇんだよ・・・大事なのは、その一刀を振りぬく意志だ・・・何のために刀を振り、何のために相手を退けるのか・・・お前の中には、しっかり答えがあるはずだぜ・・・。」
菊の助が静かに目を開けて、善朗を見据える。
(・・・俺が刀を振るう理由・・・。)
善朗は菊の助の目を真っ直ぐ見る中で、その答えを己の中で探す。
しかし、その答えを見つけるのにそう時間は掛からなかった。
善朗の答えを示すように、善朗の頭の中で、あの子達の微笑みが輝いていく。
そして、菊の助の過酷な修行を終えた今、
「しっかり、向き合えました・・・。」
あの時と同じように正座をして、姿勢を正し、頭を静かに下げながら善朗はスッと言葉を菊の助に届ける。
菊の助は頭を下げて、静かに上げ、自分を見る善朗の目をしっかりと見ている。
「そうかぃ・・・良い目だぁ・・・その目に曇りはねぇなぁ・・・。」
菊の助は善朗の目を見て、満面の笑みを返す。
「主よっ・・・ワシが刀となって、その想いに答えようっ・・・どんな敵が現れたとしてもだっ・・・。」
大前が善朗の隣で、いつの間にか同じように正座をして、ニコリと笑う。
「うん・・・頼んだよ・・大前っ・・・。」
善朗も大前に笑みを持って答える。
血の匂いが充満する若者達がタムロしていた空き地という戦場で刀を交え、にらみ合う者二人。
〔ガキリリリリッ〕
善朗と若者が、大前と闘々丸を合わせた状態で睨み合う。
大前と闘々丸との間に小さな火花が舞う。
「さぁっ・・・始めようか・・・姉上っ・・・。」
若者の口から、聡明な女性の声が吐き出された。
今ここに、二振りの姉妹刀の雌雄を決する死闘が始まろうとしていた。
「ヘッ・・・ハクシュンッ!?」
空から舞い降りた桜の花びらが大の字に倒れて動けない善朗の鼻頭に止まり、善朗はそのくすぐりに耐えられずにくしゃみをする。
桃源郷に来て、何ヶ月が経っただろうか。
善朗は菊の助と食うのも寝る間も惜しんで、朝から晩まで刀を交えて、戦い続けていた。
「・・・おうっ、そうか・・・見つかったか・・・分かった・・・すまねぇなっ。」
善朗が倒れている横で、仁王立ちする菊の助がスマホで誰かと話をしている。
倒れている善朗を見ながら、なにやらニヤニヤしている菊の助。
「おい、善朗っ・・・闘々丸が見つかったみてぇだっ・・・俺たちも切り上げるとするぜッ。」
菊の助が善朗の元に近寄り、しゃがみ込んで、バン桃を善朗の胸の上において、ニッコリと笑う。
「はははっ・・・やっと終わったんですね・・・。」
善朗は闘々丸が見つかった事よりも、菊の助のシゴキが終わった事に安堵した。
「主よっ・・・よう頑張ったなっ!」
善朗の隣で腕組みをしたまま、アグラをかいている大前がニコリと笑みを零して、善朗を讃える。
「・・・霊って、身体ボロボロで痛みとかなくても、しっかり手足がキシンで動かなくなるのって・・・本当に不思議ですね・・・。」
善朗は恥ずかしさを苦笑いで隠しつつ、胸に置かれたバン桃に右手を必死に伸ばす。伸ばすが、霊力が残り僅かなのか、ワナワナと震えながら重く動かない。
「仕方ない主様じゃのぉ~・・・。」
見かねた大前が、バン桃を取って、善朗の口に持って行き、善朗にかじらせる。
大前が食べさせると言う他人には見せられない恥ずかしい光景だが、ここに来て、何度もしているので今更善朗に羞恥心はなかった。
「モグモグ・・・助かるよっ、大前・・・。」
善朗も当然のように、風邪の時に母親にリンゴを食べさせてもらうように、バン桃を頬張りながらお礼を大前に言う。
「どうでぃ、善朗・・・自分とは向き合えたかい?」
菊の助が柔らかな微笑で善朗にそう尋ねる。
「・・・・・・。」
善朗はバン桃ですっかり動かせるようになった全身を使って、スッと正座になり、しっかりと背筋を伸ばして、菊の助にきちんと対面する。
それは、桃源郷に来て、稽古を始める前だった。
「・・・善朗・・・自分の中で、折り合いがつかない感情はあるかい?」
桜と桃の花びらが柔らかく舞う桃源郷の空の下、菊の助が正座で善朗と向き合い、腕組みをして、ジッと善朗の目を見ている。
「・・・・・・。」
善朗は菊の助の言葉に胸を見透かされた思いがして、言葉が何一つ喉から出て行かない。
黙る善朗に優しい眼差しを向ける菊の助。
「・・・俺が人を初めて殺めたのは、15になってまもなくだったよ・・・。」
菊の助が腕組をしていた両腕を解き、正座をした太ももに両手を乗せて、さらにきちんと姿勢を正して、善朗に揺るぎなくまっすぐ向き合う。
菊の助は善朗の目をジッと見て、話を続ける。
「戦国時代だ・・・人を殺さなきゃ、自分が死ぬ時代だ・・・お前の中に生まれた感情なんて、俺たちの時代からしたら、持ってて当然のもんだったぜ・・・佐乃は、えらく心配してたがな・・・。」
菊の助が善朗の中に芽生えたその感情について、淡々と話す。
その感情について、善朗はどう向き合うか戸惑っていた。
「人を殺めた時に、心の奥底で湧き上がる征服感・・・強者と弱者を分ける決定的な優越感・・・自分の強さに酔いしれる高揚感・・・善朗・・・それは何も悪い事じゃないんだぜ?」
「ッ?!」
菊の助の淡々とした、それでいて善朗の中にある複雑な感情をズバリ言い当てる的確な言葉に善朗はハッとする。
「今の時代には確かにそぐわない・・・佐乃もそうだ・・・俺からしてみたら、戦場に出たこともない甘ちゃんだ・・・だがな、それも悪いと責めるものでもない・・・難しいよなぁ・・・。」
菊の助はそこまで言うと、頬を緩める。
「でもよぉ・・・佐乃はともかく、お前はちがう・・・お前はしっかりと戦場にいるんだぜ・・・。」
菊の助の目がギラリと光る。
「・・・戦場に?」
善朗は菊の助の目を真っ直ぐ見て、言葉を零す。
「・・・弱きを守るために、お前は戦場に身を置く事を選んだんだろ?悪霊が話の通じない輩だなんて、今更お前に教えることでもないわな?」
菊の助も真っ直ぐ善朗の目を見て、言葉を投げかける。
「・・・はい・・・。」
善朗はしっかり菊の助の一言一言をかみ締めていく。
「今まで、力で相手を屈服させた事がない優しいお前は、人をジュウリンすると言う優越感に嫌悪感を抱いている・・・優しさから見たら、それは全うな心だ・・・だが、戦場では違う・・・命の取り合いに相手に向ける優しさはためらわない事なんだぜ・・・。」
菊の助は静かに目を閉じて、言葉を続けていく。
「そもそも、命の取り合いをする中で、大事なのは感情じゃねぇ・・・そこじゃねぇんだよ・・・大事なのは、その一刀を振りぬく意志だ・・・何のために刀を振り、何のために相手を退けるのか・・・お前の中には、しっかり答えがあるはずだぜ・・・。」
菊の助が静かに目を開けて、善朗を見据える。
(・・・俺が刀を振るう理由・・・。)
善朗は菊の助の目を真っ直ぐ見る中で、その答えを己の中で探す。
しかし、その答えを見つけるのにそう時間は掛からなかった。
善朗の答えを示すように、善朗の頭の中で、あの子達の微笑みが輝いていく。
そして、菊の助の過酷な修行を終えた今、
「しっかり、向き合えました・・・。」
あの時と同じように正座をして、姿勢を正し、頭を静かに下げながら善朗はスッと言葉を菊の助に届ける。
菊の助は頭を下げて、静かに上げ、自分を見る善朗の目をしっかりと見ている。
「そうかぃ・・・良い目だぁ・・・その目に曇りはねぇなぁ・・・。」
菊の助は善朗の目を見て、満面の笑みを返す。
「主よっ・・・ワシが刀となって、その想いに答えようっ・・・どんな敵が現れたとしてもだっ・・・。」
大前が善朗の隣で、いつの間にか同じように正座をして、ニコリと笑う。
「うん・・・頼んだよ・・大前っ・・・。」
善朗も大前に笑みを持って答える。
血の匂いが充満する若者達がタムロしていた空き地という戦場で刀を交え、にらみ合う者二人。
〔ガキリリリリッ〕
善朗と若者が、大前と闘々丸を合わせた状態で睨み合う。
大前と闘々丸との間に小さな火花が舞う。
「さぁっ・・・始めようか・・・姉上っ・・・。」
若者の口から、聡明な女性の声が吐き出された。
今ここに、二振りの姉妹刀の雌雄を決する死闘が始まろうとしていた。
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