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49.初夜【2】♡
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「ん、脱がせたいの……?」
彼がかすかに震える指先で俺のジャケットを脱がせてきたので、ふんわり微笑みながら優しく問いかける。
「だって、私だけ裸なのは恥ずかしいし、さみしくて……」
裸でシーツに寝転んでいるエドワードに対して、俺はまだ上着すら脱いでいない。
自分だけ素肌を晒しているのが切ないという彼のために、さっさとシャツを脱いでズボンにも手をかける。
瞬く間に一糸まとわぬ姿になった俺を見上げて、エドワードは切れ長の瞳をうっとりと細めた。
「ん……♡」
背中に腕が回され、ぎゅっと抱きしめられる。素肌で抱き合うのはとても心地よくて、心が深く満たされていくのを感じた。
俺は手のひらで彼のしっかりと引き締まった薄い腹を撫で、すでにゆるく勃ち上がっていたペニスに触れる。
「あっ、あっ……♡や、ん、んっ♡はっ、それ、きもちぃ……♡う、りあむっ……♡」
骨張った分厚い男の手のひらで、まだ育ち切っていないペニスをゆっくりと扱いた。とぷとぷ♡と亀頭からあふれ出した我慢汁を塗り込むように、先端付近をくるくると親指でなぞる。
エドワードは俺の手首を力なく掴みながら、直接的な刺激に腰を反らせて身悶えていた。唇の隙間から零れる吐息は甘く、隠しきれない熱を孕んでいる。
「可愛い。気持ちいいね」
「あっ……♡」
耳元に低く柔らかな声で囁けば、ぴくっと小さく裸の肩が跳ねた。エドワードは耳が弱いらしく、可愛い反応を見せてくれる。
少し意地悪したくなって、俺は彼の耳に艶っぽい吐息を吹き込んだ。舌を伸ばし、ぬろぬろ…♡と耳を優しく舐めてやると、彼は「んにゃっ♡」と猫のような声を出して目を丸くする。
それを見ていたら興奮してしまって、ゆるやかに扱いていた彼のペニスをごしごし♡と少し強めに刺激しながら、しつこく耳を責めた。
「ひゃっ♡や、あっ、あぅっ……♡耳、舐めるのだめっ……♡ん、あん、りあむっ♡あ、うぅっ、きちゃう♡なんか、きちゃうからっ♡ごしごし、しないれっ……♡」
「ふふ。こんなに蕩けて、すごく気持ち良さそうな顔してるのに、ほんとに全部やめちゃっていいの……?」
ちゅっ、と耳たぶにキスをして、激しく動かしていた手を止める。耳元で意地悪に微笑み、思わせぶりな手つきでゆっくりとペニスを撫で上げる。
優しい瞳で俺にじっと見つめられ、エドワードは恥じらいに目元を赤く染めながらおずおずと口を開いた。
「や、やめないで、ほしいっ……♡君に触れられると、自分でやるより、ずっと気持ち良くて……みっともない声も出てしまうけど、それでも良ければ、もっとして……♡」
「みっともないなんて思わなくていいんだよ、エディ。たくさんあなたの声を聞かせてほしいな。いつも凛々しくてカッコいいあなたが、俺の手で乱れて、こんなに可愛い声を出してくれてるって思うと興奮するんだ」
「リアム……」
「どんなあなたも愛してるよ、エディ。まずは、俺の手でいっぱい気持ちよくなってね」
そっと頬を撫で、唇に触れるだけのキスをする。
先端から切なげに我慢汁を垂らしているペニスをあやすように上下に扱き、裏筋をしつこく重点的に責め立てた。
「あっ、あっ♡それ、しゅきっ……♡あ、んぁ♡んぅっ、うーっ♡」
カリと裏筋の境目を小刻みに優しく愛撫してやると、彼は愚図るように鼻を鳴らして、イヤイヤと首を横に振る。
「あーっ♡あっ、あぅ、ひ、あぁっ♡はぁっ、だめっ、りあむっ♡も、イっちゃっ……♡」
「ふふ、可愛い……いつでも好きなときにイっていいよ」
「あ、あぁっ♡あっ、あ~~~~~っ♡」
エドワードは両手で俺の肩に縋り、びくんっ♡と大きく体を震わせて絶頂を迎える。
彼のペニスの先端から、ぴゅっぴゅっ♡と白濁が飛び散った。それを手のひらで受け止めながら、射精が終わるまで竿をゆっくりと扱き続ける。
「あ、はっ……は、はぁっ……♡」
エドワードは全身を桃色に染めながら、絶頂の余韻に浸っている。
「上手にイけてえらかったね、エディ」
少し汗ばんだ額にキスすると、彼は俺の頬に手を添えて微笑んだ。首の後ろに腕が回され、抱き寄せられるままに唇を重ねる。
「……次は、君が、私のここで気持ちよくなる番だよ」
エドワードは蠱惑的な微笑みを浮かべながら俺の手を取り、自身の下腹部に持っていく。
「祝宴前の湯浴みで、おなかのなかも綺麗にしてきたんだ。たくさん愛して、リアム……」
恥じらうように目元を染めながら、快楽に蕩けた瞳で見上げてくる。俺は思わず、ごくりと喉を鳴らしてしまった。
これ全部、無意識でやってるから末恐ろしいんだよね。
初心なのに小悪魔な彼の愛らしさに内心で白旗をあげながら、俺は「もちろんだよ」と答えて、唇に触れるだけのキスをした。
彼がかすかに震える指先で俺のジャケットを脱がせてきたので、ふんわり微笑みながら優しく問いかける。
「だって、私だけ裸なのは恥ずかしいし、さみしくて……」
裸でシーツに寝転んでいるエドワードに対して、俺はまだ上着すら脱いでいない。
自分だけ素肌を晒しているのが切ないという彼のために、さっさとシャツを脱いでズボンにも手をかける。
瞬く間に一糸まとわぬ姿になった俺を見上げて、エドワードは切れ長の瞳をうっとりと細めた。
「ん……♡」
背中に腕が回され、ぎゅっと抱きしめられる。素肌で抱き合うのはとても心地よくて、心が深く満たされていくのを感じた。
俺は手のひらで彼のしっかりと引き締まった薄い腹を撫で、すでにゆるく勃ち上がっていたペニスに触れる。
「あっ、あっ……♡や、ん、んっ♡はっ、それ、きもちぃ……♡う、りあむっ……♡」
骨張った分厚い男の手のひらで、まだ育ち切っていないペニスをゆっくりと扱いた。とぷとぷ♡と亀頭からあふれ出した我慢汁を塗り込むように、先端付近をくるくると親指でなぞる。
エドワードは俺の手首を力なく掴みながら、直接的な刺激に腰を反らせて身悶えていた。唇の隙間から零れる吐息は甘く、隠しきれない熱を孕んでいる。
「可愛い。気持ちいいね」
「あっ……♡」
耳元に低く柔らかな声で囁けば、ぴくっと小さく裸の肩が跳ねた。エドワードは耳が弱いらしく、可愛い反応を見せてくれる。
少し意地悪したくなって、俺は彼の耳に艶っぽい吐息を吹き込んだ。舌を伸ばし、ぬろぬろ…♡と耳を優しく舐めてやると、彼は「んにゃっ♡」と猫のような声を出して目を丸くする。
それを見ていたら興奮してしまって、ゆるやかに扱いていた彼のペニスをごしごし♡と少し強めに刺激しながら、しつこく耳を責めた。
「ひゃっ♡や、あっ、あぅっ……♡耳、舐めるのだめっ……♡ん、あん、りあむっ♡あ、うぅっ、きちゃう♡なんか、きちゃうからっ♡ごしごし、しないれっ……♡」
「ふふ。こんなに蕩けて、すごく気持ち良さそうな顔してるのに、ほんとに全部やめちゃっていいの……?」
ちゅっ、と耳たぶにキスをして、激しく動かしていた手を止める。耳元で意地悪に微笑み、思わせぶりな手つきでゆっくりとペニスを撫で上げる。
優しい瞳で俺にじっと見つめられ、エドワードは恥じらいに目元を赤く染めながらおずおずと口を開いた。
「や、やめないで、ほしいっ……♡君に触れられると、自分でやるより、ずっと気持ち良くて……みっともない声も出てしまうけど、それでも良ければ、もっとして……♡」
「みっともないなんて思わなくていいんだよ、エディ。たくさんあなたの声を聞かせてほしいな。いつも凛々しくてカッコいいあなたが、俺の手で乱れて、こんなに可愛い声を出してくれてるって思うと興奮するんだ」
「リアム……」
「どんなあなたも愛してるよ、エディ。まずは、俺の手でいっぱい気持ちよくなってね」
そっと頬を撫で、唇に触れるだけのキスをする。
先端から切なげに我慢汁を垂らしているペニスをあやすように上下に扱き、裏筋をしつこく重点的に責め立てた。
「あっ、あっ♡それ、しゅきっ……♡あ、んぁ♡んぅっ、うーっ♡」
カリと裏筋の境目を小刻みに優しく愛撫してやると、彼は愚図るように鼻を鳴らして、イヤイヤと首を横に振る。
「あーっ♡あっ、あぅ、ひ、あぁっ♡はぁっ、だめっ、りあむっ♡も、イっちゃっ……♡」
「ふふ、可愛い……いつでも好きなときにイっていいよ」
「あ、あぁっ♡あっ、あ~~~~~っ♡」
エドワードは両手で俺の肩に縋り、びくんっ♡と大きく体を震わせて絶頂を迎える。
彼のペニスの先端から、ぴゅっぴゅっ♡と白濁が飛び散った。それを手のひらで受け止めながら、射精が終わるまで竿をゆっくりと扱き続ける。
「あ、はっ……は、はぁっ……♡」
エドワードは全身を桃色に染めながら、絶頂の余韻に浸っている。
「上手にイけてえらかったね、エディ」
少し汗ばんだ額にキスすると、彼は俺の頬に手を添えて微笑んだ。首の後ろに腕が回され、抱き寄せられるままに唇を重ねる。
「……次は、君が、私のここで気持ちよくなる番だよ」
エドワードは蠱惑的な微笑みを浮かべながら俺の手を取り、自身の下腹部に持っていく。
「祝宴前の湯浴みで、おなかのなかも綺麗にしてきたんだ。たくさん愛して、リアム……」
恥じらうように目元を染めながら、快楽に蕩けた瞳で見上げてくる。俺は思わず、ごくりと喉を鳴らしてしまった。
これ全部、無意識でやってるから末恐ろしいんだよね。
初心なのに小悪魔な彼の愛らしさに内心で白旗をあげながら、俺は「もちろんだよ」と答えて、唇に触れるだけのキスをした。
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