魔法剣士の禁呪魔法

理事長登場

樹はクロード達に用意してもらった。馬車で魔法学園のある、王都へ向かっている
屋敷のあった場所から王都までは、大体、１週間近くかかるのだ
その間、樹達はそれぞれ魔法の練習をしていた。
そうしている間に王都に着いた


「通行証をお持ちでしょうか？」と、門番らしき男が言ってきた。
「必要なんですか？」と樹は困った様な顔をすると、
門番は、「いえ、ただ少し通行料をいただくだけです」と、優しい声で言った。


が、内心樹は焦っていた。何故なら、今の自分はギルを所持していないからである。
樹は恐る恐る門番に「ちなみにどれぐらい何ですか？」と聴くと門番は「そんなに心配しなくてもいいお1人2500ギルですから」
その言葉に樹はやはり絶句した。
その顔を見て、シエルはクスッと笑いながら、「分割では無く一緒でお願いします」その言葉に樹は申し訳なさそうな顔をしていた


すると、門番が「もしかしてお2人は魔法学園に行かれるのですか？」突然の事に樹達は戸惑ったがとりあえず返事はした。
「そうでしたか、実は私の娘も入学試験を受けるのですが、貴族が多くて、心配だったのですが、君達見たいな人が居るなら安心しました。」そう言い門番は行ってしまった


その後、樹はシエルにお礼を言った「シエルありがとう、お金出してくれて」そう言うとシエルは「いいよ気にしないでそれに家族何だから助けるのは当然だよ」と、笑いながら言ったシエルに樹は一瞬ドキッとしたがそのまま会話を続けた。
「そんな訳には行かないよ、何とかして返すよ」樹がそう言うとシエルは「フフッ、期待せずに待っとくわ」
そう言いながら2人で話していると、不意に声をかけられた「君達が、クロードの子供達かい？」と茶髪の男の人が話しかけてきた。


樹達は一瞬警戒したがその男がクロードの名を出したのでとりあえず話を聞いた。
「そうですが、貴方は誰ですか？」樹は警戒しながら、聴いた。
すると、男は笑いながら「おっと、失礼した、私は魔法学園理事長の、クロス カルトだ、クロードの友人だ」
王都に来て、2人目の話し相手が、魔法学園の理事長だった