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闇落ち少女のテロリズム
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やあやあ!私はアンノン、18歳の女の子だよ!好きなことは戦争!嫌いなことは平和!叶えたい望みはカッコイイヴィランになる事!国際テロ組織【フクロウ】所属のどこにでもいるごく普通のテロリストだよ!
え?テロリストはそんなどこにでも居ないって?hahaha今を変えたいと強く願う心があればそう!君もテロリストなのさ。あとは踏み出すだけだね!
とまあ挨拶はこのくらいで、私が何故テロリストなんかになってしまったのか。そこから先ずお話ししましょう。
まあテロリストと言っても、少し前まで騎士学校に通っていた少女なんですけどね。
ただの転生者、それが私。アンノンと名乗る前、騎士の家系に産まれたごく普通の少女。
カッコイイものが好きで騎士を目指したのも、そんな理由。
ほら、女騎士ってロマンあるじゃん?
女性故に両親から期待されず、不貞腐れていたところで師匠に「騎士にならないか」的な事を言われ、即OK。
それから私に剣の才能があると知ると、両親は手のひらを返し、騎士になる為の道、騎士学校に入学させた。
ただ、騎士学校での生活はすっごい退屈でね。
授業は楽だけど、休みの日以外校外に出るの禁止、朝から晩まで剣を振らされたり走らされたりする毎日。
正直辞めたい。
まあこのまま行けば真っ当に騎士になれると思うよ?だけどさ、騎士になってどうすんのさって話し。
正直先がないって言うか、このまま女の子らしい事しないなんて勿体無いじゃん!
毎日汗まみれ砂まみれ、髪はちゃんと洗えないし、睡眠もちゃんと出来ない。こんなん思いまでして「なんで騎士なんて目指してんだろ」っと思う訳ですよ皆さん!
んでまあその頃、周りにめっちゃくちゃ期待されてたんすわ。「期待の新星現る!」みたいに。
だから辞めるに辞められず悩んでいたら、ちょうど「剣聖」騎士の中の騎士みたいなのを決める大会がありまして、ぽんっと参加したのよ。ストレス解消になるかなって軽い感じで。
そしたらね、あれよあれよと勝ち進んで気付けば決勝、勝ち取って先代の剣聖と勝負する事になりまして。
はい
勝っちゃいました
「騎士辞める」なんて冗談でも言えなくなりました。
何だよ・・・そんな目で見んなよ・・・仕方ないじゃん勝っちゃったんだから。
周りの視線が辛い。期待が重い。引きこもりたい。
そんな事を思いながら実家に帰る途中、めちゃ美人の女の人に会ったのよ。でこんな感じに質問されてん。
ーー選べーー
A.安寧慣れど己を腐らせる道
B.波乱慣れど己を昇華させる道
B!B!B!
ほぼ直感でB選んでました。占い師?ポイ恰好でなんか危ない言動の美人さん。
正直「あっやべえ人だ」って思ったけど、物は試しってことでまあいっかってノリでOKしたんだ。そしたらびっくり、その人目の前でいきなり歪んだと思ったら消えたんだ。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・・マジウケるんっスけど。
っ怖、戸締りしとこ。
したらね実家のね私の部屋にね、手紙が置いてあってん。でさ、手紙に書いてあった住所に行ったんよ。そったらね、おっかねぇお兄さんとお姉さんに囲まれてね、気づいたらテログループの仲間入りよね。
Hahahaha草も生えない。
でも私、これもこれでいいかなと思ってるの。
周りの期待とか騎士学校に入ってからは重圧しか感じなくなってて気が滅入ったし、剣聖になっても疲れる一方だったし、転職するにはちょうどいいかなーって。
まあ超適当なのは否定しないし転職先がテロリストなのは自分でもどうかと思うけどね。
しかしこの職場、給料ちゃんと出るし、仕事がない日はなにやっても自由だし、その仕事も月1回指令が下るだけだからすげえ楽だし、指令無くても部下動かせるしで、正直こんなに貰って良いのかなって感じ。
まあ結構良い職場なんだ・・・テロ組織ってところに目をつぶれば。
っで。スカウトされたその日そのまま、私のデビュー戦も兼ねて帝都でテロ起こしたよ。
私の死体をでっち上げて「剣聖殺害!犯人は【フクロウ】のアンノンと自称」ってな感じで。目撃者として私の弟を呼んだら、すんごい顔したよ!あんな絶望に満ちた顔初めて見た!
悪いことしたなぁ。でもま、弟が死体確認して私だって断定したならみんな信じるよねって!
以上が私、アンノンの経歴?みたいなものです。
え?テロリストはそんなどこにでも居ないって?hahaha今を変えたいと強く願う心があればそう!君もテロリストなのさ。あとは踏み出すだけだね!
とまあ挨拶はこのくらいで、私が何故テロリストなんかになってしまったのか。そこから先ずお話ししましょう。
まあテロリストと言っても、少し前まで騎士学校に通っていた少女なんですけどね。
ただの転生者、それが私。アンノンと名乗る前、騎士の家系に産まれたごく普通の少女。
カッコイイものが好きで騎士を目指したのも、そんな理由。
ほら、女騎士ってロマンあるじゃん?
女性故に両親から期待されず、不貞腐れていたところで師匠に「騎士にならないか」的な事を言われ、即OK。
それから私に剣の才能があると知ると、両親は手のひらを返し、騎士になる為の道、騎士学校に入学させた。
ただ、騎士学校での生活はすっごい退屈でね。
授業は楽だけど、休みの日以外校外に出るの禁止、朝から晩まで剣を振らされたり走らされたりする毎日。
正直辞めたい。
まあこのまま行けば真っ当に騎士になれると思うよ?だけどさ、騎士になってどうすんのさって話し。
正直先がないって言うか、このまま女の子らしい事しないなんて勿体無いじゃん!
毎日汗まみれ砂まみれ、髪はちゃんと洗えないし、睡眠もちゃんと出来ない。こんなん思いまでして「なんで騎士なんて目指してんだろ」っと思う訳ですよ皆さん!
んでまあその頃、周りにめっちゃくちゃ期待されてたんすわ。「期待の新星現る!」みたいに。
だから辞めるに辞められず悩んでいたら、ちょうど「剣聖」騎士の中の騎士みたいなのを決める大会がありまして、ぽんっと参加したのよ。ストレス解消になるかなって軽い感じで。
そしたらね、あれよあれよと勝ち進んで気付けば決勝、勝ち取って先代の剣聖と勝負する事になりまして。
はい
勝っちゃいました
「騎士辞める」なんて冗談でも言えなくなりました。
何だよ・・・そんな目で見んなよ・・・仕方ないじゃん勝っちゃったんだから。
周りの視線が辛い。期待が重い。引きこもりたい。
そんな事を思いながら実家に帰る途中、めちゃ美人の女の人に会ったのよ。でこんな感じに質問されてん。
ーー選べーー
A.安寧慣れど己を腐らせる道
B.波乱慣れど己を昇華させる道
B!B!B!
ほぼ直感でB選んでました。占い師?ポイ恰好でなんか危ない言動の美人さん。
正直「あっやべえ人だ」って思ったけど、物は試しってことでまあいっかってノリでOKしたんだ。そしたらびっくり、その人目の前でいきなり歪んだと思ったら消えたんだ。
アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・・・マジウケるんっスけど。
っ怖、戸締りしとこ。
したらね実家のね私の部屋にね、手紙が置いてあってん。でさ、手紙に書いてあった住所に行ったんよ。そったらね、おっかねぇお兄さんとお姉さんに囲まれてね、気づいたらテログループの仲間入りよね。
Hahahaha草も生えない。
でも私、これもこれでいいかなと思ってるの。
周りの期待とか騎士学校に入ってからは重圧しか感じなくなってて気が滅入ったし、剣聖になっても疲れる一方だったし、転職するにはちょうどいいかなーって。
まあ超適当なのは否定しないし転職先がテロリストなのは自分でもどうかと思うけどね。
しかしこの職場、給料ちゃんと出るし、仕事がない日はなにやっても自由だし、その仕事も月1回指令が下るだけだからすげえ楽だし、指令無くても部下動かせるしで、正直こんなに貰って良いのかなって感じ。
まあ結構良い職場なんだ・・・テロ組織ってところに目をつぶれば。
っで。スカウトされたその日そのまま、私のデビュー戦も兼ねて帝都でテロ起こしたよ。
私の死体をでっち上げて「剣聖殺害!犯人は【フクロウ】のアンノンと自称」ってな感じで。目撃者として私の弟を呼んだら、すんごい顔したよ!あんな絶望に満ちた顔初めて見た!
悪いことしたなぁ。でもま、弟が死体確認して私だって断定したならみんな信じるよねって!
以上が私、アンノンの経歴?みたいなものです。
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